【図解 恋愛】ピラミッド理論 その9 ピラミッドのメンテナンス - 再配置のメカニズム
再配置の原理
前回(【図解 恋愛】ピラミッド理論 その8 ピラミッドのメンテナンス - 存在確認と配置換え)にて、ピラミッド内の配置の再評価、そして再配置されるタイミングについて説明した。再配置されるには簡単に言えばそれ相応の価値を持てばいい。例えば「付き合いたい距離」に再配置されるには、「付き合いたい距離」に必要な価値を持つ必要があるということである。
図1.再配置に必要な価値
体の関係が無い場合の再評価と再配置
ところが実際の再配置はそう単純ではない。それは再評価に必要とされる価値が複数の要素からなっていることに由来する。再評価での価値はおおきく「性的魅力」と「パートナーとしての魅力」に分かられる。これらのうち「性的魅力」の役割が非常に重要となる。ただし体の関係が無い場合である。
図2.体の関係が無い場合の判断価値
実は再評価のトリガーとなる価値は「性的魅力」のみによる。友人としてしか思っていなかった女性、妹のような存在であった女性に突然「意外とかわいいな」とか「最近綺麗になったな」などと感じる、これこそまさに「性的魅力」による再評価のトリガーなのである。
したがって「性的魅力」による価値がある一定以上無い限り、再配置さされることは無い。いくら全体の価値が高くても「性的魅力」の価値が低ければそれは単に「人間としては好きだが、女性としては観られていない」存在となってしまう。
図3.再配置のメカニズム
したがって、居心地良い状態を作ることにより「パートナーとしての魅力」を上げる一方、必ず「性的魅力」を上げる努力をしなければならない。
体の関係が有る場合の再評価と再配置
ところが体の関係がある場合は事情が異なる。体の関係がある場合は多くの場合男性にたって目的を果たした「手に入った距離にいるため」、「性的魅力」は判断の際に考慮されることは無いのである。実際には「性的魅力」が十分にあったとしても、判断の際には考慮されない、といった方が適切かもしれない。図4.体の関係が有る場合の判断価値
したがってこの場合再配置をしようとするトリガーが働かない。いくら美しく、体の相性が良くても、このトリガーが働かないため、後からいくら「パートナーとしての魅力」をあげても、セフレは彼女にはなれないのだ。
実際男性は体の関係をもった女性をコストがかかる彼女にするのを相当躊躇うし、恒常的に体の関係にあるセフレに対して「性的魅力」は当たり前のものとして考え、改めて付き合うべき対象であるかなどと考えることも無い。
では一旦セフレになった女性やそれ相当の女性は彼女になれるチャンスは無いのであろうか。
方法はひとつ。ピラミッドの外に出ることである。ピラミッドの外に出れば、ピラミッドの中に戻すため再評価をすることになる。そのとき「性的魅力」もまた判断価値の対象となるのだ。十分に「パートナーとしての価値」を感じさせ、ピラミッドの外に出るのだ。
これがフリー作戦の原理である。
図5.フリー作戦
フリー作戦を行うことで男性は再び「性的魅力」を再評価しようとするし、たとえそのときに再配置までいかなくても、三カ月ごとに再評価->再配置のチャンスが巡ってくることになる。
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- 風の旅人さん
こんばんは。
理論、とても分かりやすく納得してます。
質問ですが、よろしいでしょうか。
ピラミッドの外に出て、再評価されるには、性的魅力が要との事ですが、彼と会わないと、再評価はしてもらえないと言う事でしょうか?
中々会う機会もなく、好きバレしてるので、警戒されるのもあって電話かメールで接触するのですが、現在はピラミッドの外なのです。とにかく視覚的な接触がないと再評価は難しいですか?
ももこ更新:2017-02-13 02:41