男が本当に考えている事を知る方法 vol.4

更新日 2019-06-21 09:26 公開日 2015-02-13 19:31

【イントロ】

あまりに恋人の言葉に傷つけられる女性が多いので、今回はその話をする。

相手をコントロールしたいという欲を持った男性は、強く相手を傷つけるメッセージを送る。
これを鵜呑みにして、傷つく女性が本当に多いが、言葉そのものの意味などほとんどない。
彼らは、あなたを思い通りにする事こそが目的なのだ。

親子関係でこのような事が起きやすいので、以下に例を示す。

コントロールしたいのは相手を愛しているから？

親子関係の例

娘に「毎日お前は遅く帰ってくる。お前の事をお父さんは心配しているんだよ。なのにお前は親の気も知らないで…親不孝者」
とか、「あなたは洗濯物を干すのも満足に出来ないの人なの？」
とか「○○は、まだ結婚しないのか。このままだと一生独身の寂しい人生を送るだろうね」
とか、もう数え上げたらきりがない。
これらの言葉を鵜呑みにすると、傷つき翻弄され、両親にコントロールされてしまう。

あなたは時に両親を嫌い、時に自分を思ってくれている両親を愛する。
そして両親を嫌っている時は自分を愛し、両親を愛している時は自分を責めるという不安定な状態に陥る。
相手を不安定に操作する両親にあなたは、徐々にコントロールされていく。
と同時に強いストレスを感じ続ける。

実は両親は、（自分の為に）あなたを思い通りにコントロールしたいに過ぎない（両親はそれに気付いていないが）。
そしてあなたは、（気付いていないが）両親に愛されたいだけに過ぎないのだ。
この両者の思いが合致した場合が、今回述べる不幸のはじまりである。

実は、相手を傷つけコントロールする言葉は、相手を愛しているが故に起きる。
愛がこのような形であらわれる事がままある。
愛するという事は、相手を所有したい、相手を自分の思い通りにコントロールしたいという欲という形をとって表れる場合がある。
このような形の愛をあなたが受け入れた場合、それはお互いにとって不幸を生む。

恋人でも起こりうる歪んだ愛の形

恋人でもこのような関係が築かれる場合がある。
「友達が来てるのに、よくそういう冷たい態度が取れるね。おまえ、俺に恥を掻かせたいわけ？」
「セクハラにあうなんて、おまえに隙があるんだろ？お前がいつもはっきりした態度を取らないから悪いんだよ！」
「お前何かあると直ぐ黙るよね。無視って人を一番傷つけるって分かってる？」
「もっと化粧とかして、女らしくなれよ。お前どんどんブスになってくな」
台詞はもっともらしい。
本当に相手を思って、同様の内容を言う場合も有る。
でも、その特徴は常に彼の言葉にあなたが傷つくという事だ。
理詰め理詰めで女性を追い込む男性もいる。
なかには（相手を思って）暴力を振るう男性もいる。

あなたは彼を愛しているから、彼が自分の事をいつも思ってくれていると信じているから、強いストレスを感じながらも、彼の言葉を受け入れている。
単に自分が悪いと思ってしまう女性も多い。

女性は好きな男性に愛されたいという欲が強いため、この罠にかかりやすい。
そこに、支配する側と支配される側の関係が生まれる。
（子供の頃両親の愛を得るため自分が採用した戦略がここに表れる）

たちが悪い事に、そのメッセージの送り主は自分が正しいと完全に信じていて、
あなたの事を真剣に思っていると確信している人がほとんどだ。
だから言葉を巧みに使い、あなたを傷つけコントロールしようとする。

本当はその男性は、恋人を自分の思い通りにしたいだけなのだ。
愛の形が歪んでしまっている。
実際には、その男性自身の事しか考えていない。