運命に関して(運命は変えられるか?)

更新日 2019-06-07 14:11  公開日 2015-02-13 19:31

運命に関して僕が思う事を書きます。
特に恋愛に特化してここでは語ります。

【運命とは】

ある女性は完全に恋人に恋愛関係を支配されていた。
彼が怒ると、彼女は自分を責めた。
彼は他の女性と遊んで良いが、その女性が男友達と遊ぶと極度に怒る。
でも愛されたいために、その条件をのんだ。
彼の心は冷めていて、お前には俺がいないと駄目なんだと思っていた。
その女性の精神状態は鬱となり、毎日泣いていた。

僕は彼女の相談にのり、
数ヶ月の間助言をし続け、彼女は僕の言うとおりに行動した。
全ての彼のメールは僕に転送され、僕の書いた内容とタイミングで彼に返された。
そして彼の心は戻り、対等に付き合い、相思相愛になった。

しかし、その後放っておいて数ヶ月たつと彼女は
彼に以前の様な関係、つまり支配される関係を作っていた。
またそして鬱になり、毎日泣いている様な状況に戻っていた。

別の女性は、愛されるためにやはり彼に尽くした。
彼は彼女に興味を持たず、他の女性たちと浮気をしていた。
彼女は毎日泣き、僕に相談してきた。

僕は彼女の相談にのり、
彼が彼女しか見えなくなるくらいまで恋に落とした。

彼女は、そんな彼に興ざめし、
その男を振り、別の男性と付き合った。

数ヶ月たつと彼女は、新しい彼に愛される様に必死に行動した。
彼女から見ると、以前とは全く違う行動を取っている様だが
実は彼に愛されるために自分を変え、彼に依存しているという点で同じだった。
そして心に変調を来していた。
さらに驚くべき事にそれは彼女の母親と同じ性質であった。

彼女たちはそういう運命なのである。

ある女性は、いつも駄目男ばかりを選ぶ。
ある女性は、変な男にばかり惚れられる。
ある女性は、最初はうまく行くのに、付き合うと直ぐに飽きられる。

ある女性は、結婚適齢期を過ぎ、駄目男を選ばなくなった代わりに、誠実だが詰まらない男性と結婚し、やがて後悔する。
ある女性は、飽きられなくなった変わりに、自分を偽って恋愛を楽しめなくなる。

運命とはなんだろうか。

僕は運命を決めている1つの大きな原因を「因果律」と呼ぶ事にした(仏教などが呼ぶ因果律とは意味合いが異なる)。

それぞれの女性がそれぞれの因果律を持っている。
因果律がその人の運命を決める重要なキーとなっている。

因果律には例えば、見た目の美しさが関係しているだろう。

美しい女性は、多くの男性を無差別に惹き寄せる。
多くの男性を苦労なく手に入れられる代わりに
セクハラを受けたり、他の女性の嫉妬を受けたりするだろう。
努力しなくてもモテるので人間的につまらなくさせる原因となりうる。
美しい女性は「この人私の外見だけを好きなんじゃないか?」という不安に襲われやすいだろう。
実際に外見だけにしか興味のない男性も多く、それらの人に物として扱われたりする。
そのため、相手が自分を本当に好きなのか、愛情を確かめる行為をさせる様になる傾向がある。
その行為は時に、他の人たちに「嫌なやつ」と写る場合もある。
彼女たちは歳をとってくると、今までと勝手が違う事に気がつくだろう。
美しさへの執着が彼女を襲うかも知れない(美しさを失う事の不安)。
愛される事への執着が彼女を襲うかも知れない(愛されなくなる事の不安)。

1つの因果律の要素がここまでの運命を引き寄せる。

その人そのものを決めるあらゆる要素(例えば、お金、両親、性格、見た目、兄弟、知的さ、EQ、道徳心、常識、健康、運動能力など)が、固有に違い、そ
れがある一定の方程式を作り運命を決める重要なキーとなっている。
これが因果律である。

それはある面では変える事ができ、ある面では変える事が出来ない。
因果律が変われば運命が変わる。
因果律が変わるというのはつまり、それを構成する要素が変わるという事だ。
(例えば美容整形で美人になれば因果律は変わる、よって運命が変わる)

僕たち1人1人がもつ因果律が僕たちの運命の大部分を決めている。
僕はそう考えている。

重要な事はまず自分の持つ因果律を知る事である。
自分を知る事が運命を予測し、そして運命を変えるきっかけとなるだろう。

因果律において、もっとも運命を変える力を持っている要素の1つが
行動、行動によって生まれる性格、性格によって作られる人格と言えるだろう。

上記に書いた女性たちは、自分たちの人格によって、運命を引き寄せいていると僕は考えている。
支配する関係を支配される関係を作る女性は、僕が外から一時的にその関係を壊しても
放っておくと、その関係を作る因果律により、元の状態に戻してしまう。
駄目な男とばかり付き合うのは、駄目な男を選ぶ因果律、あるいはその男性に対するその女性の決まった行動が駄目な男を作っているとも言える。
直ぐに飽きられる女性は、そういう因果律を持っている。

逆に見ると、一時的にでも僕の言うとおりに動いて対等で相思相愛な関係を築く事が出来たという事は、
彼女はその行動を変えれば、運命を変えられるという事になるのである。

従って運命は変えられる!!

ただ‥ほとんどの人は自分の持つ因果律に気づかない。
原因を外に求めている限り(何故か人間は原因を外に求める様に作られている)、
その人は自分の因果律の作り出す運命に翻弄される。

そして薄々気がついている人でも、それがどれだけ自分の人生を決めているのか分かっていない。
自分には悪い所がある。くらいにしか考えていない。自分の因果律が、それによって友達を集め、特定の恋人を引き寄せ、今の職場を決め、心の安定性まで支
配してるのに‥。

更に、それら全てに気がついている人でも、変えるのは難しい。

【運命を決める要素 その1:依存】

今回は因果律を決める人格の1つの要素「依存」について語る(他の要素については機会があれば語るとする)。
殆ど全ての人間は何かに依存している。難しい話はおいておいて、
簡単な例で話を進める。

女性において
1.自分の生き方や考え方を完全に決めていて、そこから出ない事で安心を得ている人。
2.他人からどう思われるかを常に気にし、他人の言動で自分を変え、他人から愛されている時に安心を得る人。
の2つのタイプをよく目にする。
(女性は主にこの2つのタイプに分かれるといっても良いくらいだ)

これら2つのタイプは全てでは無いものの以下の様な共通点が見当たる。

1.のタイプの女性は
心が安定している。
恋は少ない。
自分の生き方を変えるくらいなら結婚をしないので独身が多いし、恋人がずっといない場合もよく有る。
自分の生き方によく合う人が見つかれば、すぐに何のこだわりも無く結婚できる。
恋人に振られるよりは振る。
仕事は割ところころ変える(仕事に自分を合わせる気がない)。

2,のタイプの女性は
心が不安定。
恋は多い。でも辛く悲しい思いをいつもしている。
結婚はある年令になると、手ごろな所で決めてしまうため出来やすい。
が幸せな結婚で無い場合も多い。
恋人を振るというより振られる。
相手に良い様に遊ばれ翻弄されやすい。
自分のために仕事を変える事は少ない。しかしストレスが多い。

恋愛で苦しむのは主に2のタイプ。
彼女たちの苦しみは以下の様なものだ。

相手に好かれるために何でもしてしまう。
男が冷たくなればなるほど、そういう女性は、愛されるために努力する。
相手に貢ぎ、相手が喜ぶ服を着る。
相手の都合の良い女にいつの間にかなっている。

その女性の行動に男は、その女性に対する興味を失う。
「こいつは俺の事を愛しているから、尽くしているのだろう」
「ここまで愛される俺って凄いな」
という事になり、あなたを強く愛するという事はない。
そして一方的な恋愛の形になる。
男はすることがなくなり、別の女性を捜し始める場合も多くある。
女性は、それらにより、時に地獄の苦しみを味わう。

2のタイプはそのような運命を引き寄せやすい因果律を持っている。

【因果律を変えるには】

このような人格に関連する因果律を変えるのは殆ど不可能と言って良い。
この手の要素を変えるのに唯一力を持つのは、
「極度の痛み」と「出会い」である。
基本的には普通の人々にとって、この2つだけが因果律を変える力を持つ。

今もしあなたが、恋愛に苦しんでいる(極度の痛みの中にいる)のなら
外に原因を求めず(彼がとんでもない男だからとか、自分には運がないとか、騙されたとか)
必死で自分の因果律を知る事だ。
何が自分を苦しめているのか?
自分の何処を変えればその運命から逃れられるのか知ろうとする事だ。

痛みは因果律を変えるほとんど唯一のチャンスなのである。

そして、因果律を変えてくれる何かと出会うべきだ。
つまり苦しみから救ってくれる人と出会う。
自分の苦しみから救ってくれる本を探す。
救ってくれそうなHPを調べる。
先人たちも同じような痛みを味わい、どうすればよいのかを必ずどこかに書き記している。
それを知る事だろう。

本にしろ、人にしろ良い出会いがあれば、その出会いによってあなたは、
因果律を変えるチャンスを得ると僕は考えている。

そうする事によって、例えば2のタイプの女性は

彼中心の生活を直ぐにやめる事が出来る。
自分の楽しみのために生きる事が出来る。
彼に好かれるための服を止め、彼のために毎日作っていたお弁当も自分が疲れているなら作る必要はない事に気がつく。
そしてその行動が今の彼や新しい男性を惹き付け、全く違った恋愛関係を築く。

運命が変わるのである。

このような人格における因果律の変化の事を特にパラダイムシフトと呼ぶ。
(パラダイムシフトを取り扱っている映画として「めぐり会う時間たち」があり、お勧めである)

【1のタイプの因果律は変わりにくい】

2のタイプは人生において多くの痛みを伴うチャンスに恵まれるため、
因果律を変えようとする者が多いし、また比較的変わりやすいだろう。

しかし1のタイプの女性は因果律を変える必要さえ感じていない。

彼女たちは恋人がいない事など全く気にしていない。
人生の最後まで独身でいるタイプは主に1の女性だ。

自分の生き方を変える事が彼女たちにとって一番の苦しみだ。
だから仕事でも恋人でも、自分を合わせるくらいなら関係を絶つ事を選ぶ。
つまり因果律を変えない事で安定を得ているのである。
だから彼女たちの運命は死ぬまである一定の範囲内に限定される事が多い。

彼女たちの世界が広がる事は一切ない。
色々な事をしても、何を始めても、その生き方のなかで一生を過ごす。
情報を集めたり本を読んだりするが、それは自分の知識を変えるものではなく
固めるための物として使われる。

映画の様な切なくそして甘い恋愛は1のタイプには殆ど無縁だといって良い。

つまり彼女たちは無意識のうちに楽しい事より、安心や安定を一番重要視して生きているのである。

彼女たちにも助言をしようと思えばあるが、彼女たちは助言すら必要としていないので
僕は何も言わない事にする。

彼女たちも希ではあるが「極度の痛み」と「出会い」によって因果律を変える。

【まとめ】
この一要素だけ見ても因果律を変えるのが難しい事が分かる。

整形手術で顔を変えれば、あなたの因果律は変わるだろう。
宝くじで何億も当たれば、あなたの因果律は変わる。
ただ良い方向に変わるとは限らない。
因果律は全ての要素が絡み合って出来ている。
その中で人格とは、一生を通じてあなたの運命を決めている最も大きな要素の1つなのだと僕は考えている。

そしてそれを変える事が出来るのは殆ど全ての場合「極度の痛み」と「出会い」だけである。

もしあなたが極度の痛みの中にいたら、相手や運命を呪わず、自分を責めず、ただ自分の因果律を見つめる事だ。
そしてそれを変えるための出会いを探す。
本当に良い出会いをした場合、全てが解けて解決する様な感覚に襲われるだろう。
嬉しくて泣き出すだろう。
出会いとはそういうものだ。

そして、それが唯一運命を変える手段となる。

【おまけ】
人はだから「痛み」と「出会い」によって生き方を変えた時、そこに運命的な物を感じる。
人はそう作られている。

僕は因果律の構成要素、人格がどの様にしてできるのかに関して或る程度理解している。
それに関しては、いつかチャンスがあれば語る事にする。
因果律は、もちろん恋愛だけでなく、人生の目的、人間関係、苦しみ、仕事、など様々なものを規定している。

ちなみに誰もが幸せを感じる、人格における究極の因果律とは、
ブッダやキリストなどが述べている倫理観だと僕は認識している。

そして、ブッダの言う悟りの境地や涅槃は実はその因果律の外に出てしまう事だと最近は思っている。
何故なら因果律の中の人格は、結局、欲を満たすために生まれた行動様式であり、
欲そのものを滅しきった悟りの境地に因果律は無意味となるからである。

そうなると心に究極の安定がもたらされるだろう。
それが解脱であると今僕は理解している。

今回は以上です。

貴方のがんばりを応援します!恋愛のプロに診てもらいましょう!

恋の悩みを相談してみませんか?

恋愛ユニバーシティでは、無料でお悩みを相談できる掲示板があります。「片思いを成就させたい!」「どうしても復縁したい!」「彼と結婚に至るには?」など、さまざまな恋愛のお悩みを受け付けています。
相談には、恋愛や男性心理を知る当サイトユーザーが回答し、解決方法をアドバイスします。

掲示板に相談を投稿する ( 無料 )

「悩みを公開したくない」「すぐに回答がほしい」という方は、「電話・メール恋愛相談」をご利用ください。実績のある恋愛カウンセラーや専門家が、あなたのお悩みに答えます。

電話相談ができる専門家を見る

初めての方へ
会員登録
閉じる
必須です 3文字以上必要です 16文字以内にしてください 半角英数字のみです 既に登録済みです
OK!
必須です 6文字以上必要です 16文字以内にしてください 半角英数字のみです
OK!
必須です 3文字以上必要です 16文字以内にしてください
OK!
必須です 正しいメールアドレスを入力してください 既に登録されています
OK!
 /  / 
「利用規約に同意する」にチェックがありません
OK!
簡単ログイン -外部サービスでログインもできます-
Facebook Twitter Google+ LINE
簡単ログイン -外部サービスでログインする-
Facebook Twitter Google+ LINE