なぜいつも“似たような人”を好きになるのか―自分自身を知れば、相手も見えてくる!―

恋愛はハイリスク・ハイリターンな賭けのようなもの。だから揺るぎない指針が必要であると、『なぜいつも“似たような人”を好きになるのか』(青春出版社)の著者である岡田尊司さんは言います。今回、現代人の心の問題に向かい合い、多くのベストセラーを生み出す精神科医である岡田さんの著書より、「恋愛という病」への処方箋3つをご紹介します。

1、性懲りもなく同じ失敗を繰り返すのはなぜ?

男運が悪いとか、女運が悪いと言って、嘆く人がいます。あるいは、なかなかいい人に縁がなくてとか、出会う機会がなくてと、こぼす人も少なくありません。また、好きになっても、いつも片思いばかりで恋愛が成就しないと、諦める人もいます。実は、こうしたケースには、共通する問題があります。運のせいばかりにしている人は同じようなタイプの相手ばかりを、性懲りもなく選んでいることが多いのです。本人は、相手が変わったのだから、今度こそ幸福が待っているのではないかと思い、新たな関係に入るのですが、相手が別人になったというだけで、相手の本質的な部分が同じであれば、また同じようなことが起きてしまいます。つまり、相手を見分ける目がなければ、同じような相手を選んでいても、自分では、新しいタイプの人を選んだ気になってしまうのです。

2、”パーソナリティの偏り”が同じ軌道を歩ませています

人は自由意志をもつ存在です。何事にも縛られずに、自由に考え、決断し、行動することができるはずです。しかし、現実は違います。感じ方や考え方も、決断や行動の仕方も、実は知らず知らず、意識しない何かに縛られているのです。本心とは違う選択をしてしまったり、一番望んでいることを、最初から諦めてしまったりすることが何と多いことか。またあんなに後悔したはずなのに、また同じような失敗をしてしまうということもしばしばです。人は、幸福な人生を願いながら生きているはずなのに、わざわざ幸福を遠ざけてしまうような生き方をしてしまう。そんなとき、「所詮、運命なのだ」と、諦めの言葉をつぶやきたくもなります。でも、本当にそうなのでしょうか。運命と見えたものは、実は自分自身のパーソナリティの偏りが生み出した、巨大な円なのです。まっすぐ進んでいくために必要なのは、確かな方位磁石と地図、つまり客観的な指針なのです。自分の偏りを認識し、それを修正する術を学んでいけばいいのです。

3、パーソナリティによって恋愛パターンは驚くほど違う

行動のスタイルが異なるように、求愛行動のやり方も、それぞれ異なります。相手に合わない行動スタイルでアプローチしようとしても相手は当惑するだけです。行動や認知の癖を知り、価値観や生き方のスタイルを理解したうえで、ふさわしい相手を選び、ふさわしい愛し方をすることは、充実した愛情生活や豊かな人生を手に入れるチャンスを増やすのです。

いかがでしたか?もっと詳しく知りたい方は、『なぜいつも“似たような人”を好きになるのか』(青春出版社)をチェック。ほかにも、「あなたと相手の恋愛の偏りがわかる9つのパーソナリティとは?」や、巻末には「パーソナリティ自己診断シート」、「愛着診断シート」が付いているため、自分自身の恋愛パターンを知ることができます。9つのパーソナリティについては、ぜひ実際に本を手に取って読んでみることをおすすめします。

 なぜいつも同じような人を好きになるのか

『なぜいつも“似たような人"を好きになるのか』
岡田尊司
青春出版社

(文=新田カオリ/ 恋愛ユニバーシティ)

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新田カオリ / 恋愛ユニバーシティ

新田カオリ / 恋愛ユニバーシティ (フリーランスライター/サプリメントマイスター)

化粧品、サプリメントの相談員をしつつライター活動を行う。趣味は映画鑑賞。好きな映画は「なにもこわいことはない」 https://note.mu/mikan15

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