アドラー心理学を知れば誰でも結婚できる!?アドラー流「恋愛の極意」って?

アドラー心理学を知れば誰でも結婚できる!?アドラー流「恋愛の極意」って?

「勇気さえあれば人は必ず変われる」アドラー心理学

結婚したいなら、相手からまずは「愛されなくちゃ!」そう誰もが思うものですよね。しかし、アドラー心理学によると、「愛される」ことばかりを追求してしまうと、幸せな結婚を手にすることができなくなってしまうのだとか。

アドラーとは、「フロイト、ユングと並ぶ三大心理学者の一人」のこと。このアドラーが提唱したアドラー心理学は、「勇気さえあれば人は必ず変われる」という思想から、「勇気の心理学」とも言われています。

2013年のベストセラー「嫌われる勇気」の著者であり、「アドラー研究の第一人者」である岸見一郎先生によると、「アドラーを学んだら誰とでも結婚できる」ようになるのだとか。
そんな気になるアドラー心理学の特集が女性ファッション誌with8月号(6月28日発売)に掲載されていました。特集の一部からご紹介します。

1.”愛されること”を求めすぎてしまう結果って?

好きな人ができたら、相手から「愛される」ことを願い、ファッションや美容に気を配ったりする人は多いことでしょう。しかし、アドラー心理学によると、「愛されることばかり考え、自分から愛さない人は幸せになれない」のだそう。
「愛されようとすることの問題点は、自分が期待する動きを他者がしてくれなくなることがあること」なのだと岸見先生はいいます。
彼の顔色をうかがいながら、タイプの女性になろうと必死になっても、相手から褒め言葉がなかったり、思ったような反応がなかった時はむなしさを感じてしまいますよね。このように、「”愛されたい”を目標にするとどんなに愛されても”もっともっと”となって」しまうのだとか。

愛されることばかりを求めていれば、結果的にいつか愛されなくなるという現実と向き合わなければいけなくなったり、いつまでも満たされない思いを抱えなくてはいけなくなるのですね。
では、どうすれば愛されることばかりにとらわれず、幸せを引き寄せられるようになるのでしょうか。

2.恋愛は花に水をやり続けるようなもの

恋愛というのは、花に水をやり続けるようなもの」だと岸見先生はいいます。そのため「咲くかどうか分からない花に水をやる、という決心が必要」なのだとか。
たしかに恋愛をしていても、その人と将来結婚できるかどうかは分かりませんね。でも、自分で「この人を愛そうと決心」して、相手を愛する努力を続けていれば、「人を愛することによって自己中心性から開放」され、その先の幸せを手に入れることができるというのです。幸せな結婚をしたいのなら、相手を愛する決心をすることが大事なのですね。

また、岸見先生によると、「”この人を愛そう”という決心がないと、簡単に相手を嫌いになって」しまうのだとか。

恋愛をしていれば、なんだか相手が急に嫌いに思えてきたり、頼りなく見えてくることがありますよね。これは、みずからの愛する決心が弱いため、相手のことを簡単に嫌いになってしまえるのだといいます。

もし自分が相手の気になる部分を見てしまった時に、すぐに相手を嫌いになってしまう傾向があるのなら、それは自分の「愛する気持ち」がまだ弱い証拠なのかもしれません。今は結婚につながる恋愛かどうかはわからないけれど、この人を愛する、と決心し、愛し続ける勇気を持つことが、幸せな結婚につながるのですね。

3.自分から「愛する」ことが怖いなら

幸せな結婚をするには「自分から愛する決心をする」のが大事だとはわかったけれど、実際にはそれでもお付き合いしている間に裏切られたり、別れてしまうこともあるでしょう。そんな恐れはどうすればいいのでしょうか。

岸見先生によれば、その恐れは当然のことだけれど、「自分から愛することができる人は、ギブ&テイクを前提にしていない。ただ愛するから、幸せになれる」のだそう。
もし、相手を愛そうと決心しても、裏切られるのが怖いと感じるのなら、小さくてもいいので「成功体験」を得ることがその恐れをはねのける原動力になるといいます。
たとえば、彼とお付き合いしている間に「”この人と一緒にいたら楽しい””この人となら自分がありのままでいられる”と感じるというような経験が一つでもあれば」、自分から愛する勇気を与えてくれるといいます。

彼とのお付き合いで、一つでも上記のような経験があるのなら、彼を信じて愛してみましょう。彼から愛されることだけを求めていれば、満たされない思いを抱えて相手が嫌いになる理由を探してしまうことにもつながってしまいます。見返りのない愛で彼を愛せれば、その先の幸せにもつながっているのですね。

いかがでしたでしょうか。「アドラーは”愛される技術”ではなく”愛する技術”の重要性を説き続けた心理学者」だったといいます。このほかにも、with8月号には”出会いがない”、”だめんずばかり好きになってしまう”などのお悩みを、アドラー心理学の観点から岸見先生が答えたり、休業中の小林麻耶さんが結婚するためのヒントをもらっていたり、と読み応えたっぷりの内容になっています。ぜひチェックしてみては。

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出典:「『幸せになる勇気』がないと、本物の恋は見つからないの?」 
with 8 月号 P.168~171

(知花きのこ/恋愛ユニバーシティ)

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