恋に効く映画Vol.2『マリアンヌ』〜「吊り橋効果」で恋に落ちた男女の愛は成就する?

恋に効く映画Vol.2『マリアンヌ』〜「吊り橋効果」で恋に落ちた男女の愛は成就する? (c)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

恋に効く映画・第2弾!

映画ライター・山縣みどりさんおすすめの「恋に効く映画」第2弾は、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールの豪華共演が話題の『マリアンヌ』。

時代に翻弄され、究極の愛を試される男女を描いたラブストーリーです。

実は、この映画から「吊り橋効果」を恋愛に応用する方法が学べるのだとか!?
会社における「吊り橋効果」の演出法や、さらに二人の関係を発展させるための秘策とは…?

話題の映画からさっそく、恋愛の極意を学びましょう!
(恋愛ユニバーシティ編集部)

恋に効く映画Vol.2『マリアンヌ』

恋に効く映画Vol.2『マリアンヌ』〜「吊り橋効果」で恋に落ちた男女の愛は成就する?

『マリアンヌ』
2017年2月10日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズ 他 全国公開中
(c)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
配給:東和ピクチャーズ

<映画あらすじ>
1942年のカサブランカ、マックス(ブラッド・ピット)はイギリス軍の特殊作戦執行部からドイツ大使暗殺のミッションを命じられる。そのためには同地に住むフランス人レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と夫婦を演じ、大使館で行われるパーティーの招待状を手に入れなければならない。優秀なエージェントで“仕事仲間と決して恋に落ちないこと”という信条を持つマックスだったが、勇敢で機転がきくマリアンヌと共に死を覚悟していた任務を終えた後、「一緒にロンドンに行こう。結婚して欲しい」と思わず口にしてしまう。戦火のロンドンでささやかな結婚式を挙げ、愛らしい娘アナが生まれたマックスは幸せを噛み締めていたが、上司から妻マリアンヌに二重スパイ疑惑があると告げられる。


恋に効く映画Vol.2『マリアンヌ』〜「吊り橋効果」で恋に落ちた男女の愛は成就する? (c)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

「吊り橋効果」は日常に応用できる!?

マックスとマリアンヌが出会って、結婚を決めるまでは長く見積もっても1週間。ものすごい早業ですが、これはまさに「吊り橋効果」がなせる技でしょう。不安や恐怖を感じる状況で出会った男女は恋に落ちやすいというセオリーですが、日常生活にも応用できそう。
例えば会社の新プロジェクトのメンバーに抜擢されたとき。成功するかどうかはっきりとわからない仕事を進めて行くときに自信たっぷりな人がいたら? 「頼もしい」という気持ちが好感に変わるのは間違いありません。自信がなくても自信たっぷりを演出すれば、モテに繋がる可能性大。自己アピールが苦手な女性は受け身に回りましょう。つまりバカと思われない程度にちょいちょい失敗し、プロジェクト内の男性をハラハラさせるわけ。「あの子、ちょっと目が離せないかも」と思われたらこっちのもの。ただしターゲット捕獲後はドジっ子卒業しないと、ただのうざい女になるので要注意。大学のゼミや研究チームなどでも応用が効くでしょう。


恋に効く映画Vol.2『マリアンヌ』〜「吊り橋効果」で恋に落ちた男女の愛は成就する? (c)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

さらに恋愛を発展させるためには…?

この「吊り橋効果」はしかし、出会った男女に恋心を芽生えさせるだけ。マックスとマリアンヌの場合は戦時下という事情もあって即結婚となりましたが、平和な日本に生きる私たちが恋をさらに進展させるには共通の趣味や会話術、価値観の共有などが必要です。でも、ここでも映画の二人に学べることはあります。それは決して嘘をつかないこと。相手を傷つけたくないときに思いやりの嘘をつくことはままあります。でも愛する人を守るための嘘が肥大化し、戦局をも左右しかねないとなったら? 嘘をつかれた側は深く傷つくし、信頼をも失うでしょう。SNS時代の今、嘘は簡単にバレると肝に命じておいてください。


恋に効く映画Vol.2『マリアンヌ』〜「吊り橋効果」で恋に落ちた男女の愛は成就する? (c)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

映画のもう一つの見逃せないポイントとは?

余談ですが、戦時下のロマンティックな愛と裏切りの物語でもう一つ見逃せないのが、ヒロインが身につける素敵な衣装の数々。でも、ハリウッドの黄金期を彷彿させる美しさに夢中になりすぎてストーリーを忘れてしまわないでくださいね。

(山縣みどり/映画ライター)

山縣 みどり

山縣 みどり (映画ライター)

出版社で雑誌編集者として勤務したのち、フリーの編集者兼ライターに転身。「Brutus」や「ELLE」「GQ」「25ans」「anan」、映画サイト「シネマトゥディ」などで映画レビューをはじめ、役者や監督のインタビュー、セレブ・ゴシップの総括、翻訳など多岐に渡って執筆中。スター本のゴーストライターなど「好き」を仕事にしています。

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