博士の手のひらの上で

博士はどこかで、

「自分より駆け引きの上手い人はいないと思っている」

といったようなことを書いていらっしゃいました。

人の心をわざと動かそうとする時、

自分の感情は無きものにして行動しないといけない。

それが完璧にできる人は少ないと思うし、

私から見たら、

それが完璧にできる人は魅力的でないと思う。

人の心は、

また別の人の心に触れて変化したり、

お互いに相互作用して、

そういうことに、

人間関係の価値を感じる。

自分のために誰かの心を動かそうなんて、

なんてエゴなの。

そうは思うけれど、

猫は、欲しいものをもらうためにスリスリしてくるし、

子供は、ワガママを通すために泣きわめいたりする。

そんな姿を見ていると、

欲のために人を動かそうとすることも、

動物として自然なことでもあるのだろうと思うけど。

自分の感情を無視して、人を動かすために意図的に行うのが駆け引き。

駆け引きする人を、

ズルイと感じる。

たぶん自分も、

やっている時があるのだろうけど。

こういう時には、こうした方が良い、と考えて行動する時なんかは。

大人になると、

感情をコントロールすることを学ぶ。

(たまに、学んでいない大人もいるけど…。)

悪く言えば、計算高くなっていく。

でも感情むき出しの人よりは、付き合いやすい。

egoisticな感情は、

相手を疲れさせる。

子供なら許せるんだけど。

大人には、ある程度は感情をコントロールしてほしい。

賢い妻が、上手に夫をコントロールする時、

あるいは賢い夫が、上手に妻をコントロールする時、

見つめているのは、決して自分だけの幸せではなくて、夫婦の幸せ。

夫や妻を愛せなくなったら、

愛せなくなった方も、

愛されなくなった方も辛いし、

そうならないように、

どうしたらずっと仲良くやっていけるのか。

感情を際限なくぶつけ合って壊れてしまうよりは、

多少計算してでも、

仲良くやっていける方が、たぶんいい。

恋ユニに恋してしばらくして、

深い意味もなく距離ができていたけど、

あることをきっかけに、

近頃、戻ってきています。

博士の手のひらの上で、

私は踊っているんだなぁと思います。

たぶん同じ経験をされた方が、

たくさんいるんじゃないでしょうか。

こんな記事を書いていることもまた(*´-`)

<div>また、博士はどこかで、

「自分は、賢い人が好きな女性にモテる」
といったようなことを書いていらっしゃいました。

<div>手のひらで踊っている私は、

その知性に魅せられているのかな。

ズルイと笑いながら。

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