結婚には体の相性も大事というのは本当か vol.2〜相手の本質を見抜く
相手の本質を見抜くために
婚活中は、男女ともにお互いに良い面ばかりを見せているものですよね。
そのため、「結婚したら、思っていた性格と違った」「価値観がまったく違うのに気づけなかった」「こんなに怒りっぽいモラハラ気質の人だと知らなかった」など、結婚してから後悔してしまう人も多くいます。
とはいえ、結婚前の軽い食事やデートだけでは、なかなか相手の本来の性格を見抜くことは難しいでしょう。
そんなときは、どうすれば相手の本質を見極められるのでしょうか?
2度の離婚、2度の婚活を経て、現在3回目の幸せな結婚生活を送られているご自身の経験から、婚活コラムニストとして活躍中の青山ちか先生は「セックスには相手の隠れた性格が出ます。そのため、相手の本質を見極める一つの方法になるでしょう。」といいます。
「結婚には体の相性も大事というのは本当か」シリーズ第2回目は、「セックスによって相手の本質を見抜く方法」についてくわしくお聞きしました。
第1回目:「結婚には体の相性も大事というのは本当か vol.1〜体の相性って何?」
セックスには本来の性格や隠れた要望が出る
婚活中に「この人とは結婚を前提にお付き合いしたい」と交際を始めたあとに、表立った性格を知るだけではなく、性交を重ねることで見えてくる相手の性格(本性)があります。
ぜひ、性交を通じてこの人と関係を継続したいか、結婚したいほど好きかどうか、身体で愛情を感じるのか、違和感が生じるのかを確認して、見抜いてみてください。
例えば、日ごろから寡黙な人は寡黙、おしゃべりな人はおしゃべり。一方的な人はセックスも一方的。奉仕してくれる人は日常生活においても荷物を持ってくれるなどの思いやりがある。というような傾向があります。
これは、日ごろ穏やかな人が車を運転してみたら本来の性格が出る、というものにも似ていると思います。ハンドルを握っても冷静で注意深いのか、それとも感情的で暴走しやすいのか、などです。
他にも、奉仕されるのが当たり前ではなく、男性のことも気持ちよくしてあげようという女性が相手ならば、結婚生活においても男性は自分のことを「自分は生活費を運んでくるだけのATM扱いのただの同居人かよ・・・」と思わないで済む関係になるでしょう。
女性自身も、俗にいう受け身専門のマグロ女子になっていませんか?行為中にきちんと楽しんで、反応していますか?
また、パートナーばかりが流れを主導する傾向があるのならば、のちのちDVの気配がないかどうかということもセックスを通じて感じ取ることができるかもしれません。言いたいことも言えず、プレイを強要されるなんてことはありませんか?
お互いに思いやりをもって楽しむことができるのか、というのは長期的な性生活においてとても重要です。
ただのデートよりも相手のことが見えてくる
こんな風に私はセックスから相手と自分の気持ちを感じ取っていました。
ですので、10回、100回お茶やご飯をするよりも相手のことが良くわかるという意味では「身体の相性が大事」ということに一理あると思います。
性生活は、結婚してからも重要なこと。セックスレスになってしまうと、お互いの密なコミュニケーションが薄れ、自然と気持ちも離れやすくなってしまいます。
お付き合いするようになったら身体の関係についてもすり合わせていく必要もあるでしょう。
セックスに、
・お互いにしてもらいたいことを言う
・相手と裸でいても、緊張しないでリラックスできる
・してもらったことが気持ちよかったら素直にそう言い合える
などといったコミュニケーションが円滑に行えるかどうかは、結婚生活そのものにもつながりそうです。
うまくいかなかった実例
例えば、私がうまくいかなかった例としては、
私は夜、早く寝たいので平日、休日問わず朝エッチのほうが幸せな気分になるのですが、それを相手に伝えたときに「そんな風に女からコントロールされるのは嫌だ」という人がいました。
私はそれを聞き、悲しい思いをしましたが、相手も自分が望むリズムではなく、嫌だったのでしょう。相手の人は夜更かしして、朝は寝たいだけ寝て、ゆっくり起きたい人だったのです。
このようなすれ違いからも、お互いに相手と一緒にいる心地よさが感じられず、円満さからかけ離れて破局してしまうことも。
私は今の夫とは性生活や会話の量など、お互いストレスがない良い関係性を築くことができています。
それは、予定の立て方や1日の過ごし方についても同じですので、一緒にいても窮屈でなく、とても心地良いです。
逆に離婚した2回の場合は、結婚前にその違和感があっても無視してしまい、その後も上手に性生活を築けなかったことも一因だと思っています。
性欲は衣食住のように生活に大切なものですので、そこで満足度が高まることは、結婚生活の満足度を高めることにも繋がります。
結婚してからも満足度を高めるために
また、決まったパートナーと定期的で充実した性生活を持つ人は、筋力や柔軟性を使うことによって身体のラインが保たれやすく、発汗作用で肌や髪の毛の艶なども良くなりますので、周りから見てより魅力的に映ります。
パートナーに抱かれる、一緒に眠るといった行為はオキシトシンなどのホルモン分泌も盛んにし、男女ともに健康にも心理面にもメリットがあります。
セックスレスや出産後に心が離れる産後クライシスからの離婚、不倫、浮気、妊活、不妊などの結婚生活上の課題・問題も、性生活の相性が良ければ回避できることが多くなります。
結婚は、こういった身体の相性などの本能の面※と、相手とうまく家庭を経営してけるかどうかの理性的な面※との両輪がうまく回ることが大切なのです。
※本能の面
お互いの身体が好きか、顔が好きか、匂いが好きか、一緒にいて心地よいか、食べ物の好みが合うかどうか、など
※理性的な面
家事・育児の分担はどうか、育ってきた環境はどうか、どちらがどれだけ家計を負担するのか、など
次のコラムでは、性欲の大切さについて書いていきます。
東京で婚活するならこんな風に ーサバイバル50の極意ー
1巻: マッチングアプリを使って自分の人生をデザインする!
青山 ちか (著)
青山 ちか (恋愛/婚活ライター)
東京都出身・在住。
2度の離婚、2度の婚活を経験し、現在3度目の正直の結婚生活を送っている。再々婚時は1年間、主にマッチングアプリを使って、アラフォー・子連れ再々婚という針の穴に糸を通すような確率の婚活を成功させた。実際に会った人数は20人以上。
その経験を活かし、女性1人1人のライフスタイルに合うパートナー探しを応援したく、Kindle著書『東京で婚活するならこんな風に1.2 ~サバイバル50の極意~』と、その英語版『KonKatsu Ⅰ・Ⅱ -Third time’s a charm』も出版。各種コラムも執筆。
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