二股をばらしたことで悩んでいます。コメント No.12073

No.120732012-11-24 12:46

さわこさん、初めまして。

ばらさないほうがよかったのでしょうか？という相談の回答にはなっていないかもしれませんが、相談文を拝見して思ったことをコメントさせていただきます。

さわこさんは「彼のために」「彼女のために」二股の事実をばらしたとおっしゃっていますが、それはあくまでさわこさんが、二股をばらす理由に付けた大義名分に過ぎません。
彼や彼女に関係なく、結局さわこさんが、ばらしたかったから、良いと思ったから、したかったからばらした。そうではないですか？

彼は確かに浮気をして、彼女と気まずくなったこと、自分が自由に動けなくなったことについて、全てさわこさんに原因があるように責めていて、自分の事しか考えていない、自分勝手な男性です。
浮気もこれが初めてではないようですし、不誠実でさわこさんがお付き合いする価値もないように思います。

ですが、彼の反応は彼にしてみれば、もっともだと思いますよ。
まず、さわこさんが二股をばらしたことによって、彼が得るメリットがありませんからね。
また、そこで自分の浮気という行動を反省する男性もいるでしょうが、彼はそういう男性ではではなかったということです。
さわこさんは、「自分(彼)が浮気をしたのがいけなかった」と彼に気づいて欲しかったのだと思いますが、それはさわこさんの価値観でしかありません。
彼はさわこさんではありません。別の人間ですから、別の考え方をします。それが正しい、正しくないは関係なくです。

さわこさんは、自分の考えが世間一般の常識であったり、基本的にはみんな自分と同じように感じたり、思ったりしていると、感じられてはいませんか？
頭では「みんな違うと分かっている」と思われるかもしれませんが、無意識にそう感じられていないかどうかです。
例えばさわこさんが、彼のためではなくても誰かに何かをしてあげて、思ったような反応や感謝をされなくて、がっかりすることが他にもありませんか？

でも実際のところそれは、さわこさんには物足りなかったけれど、その人にとっては、そう反応するのが普通だったというだけです。
さわこさんがしたことで、とても喜んでくれる人もいれば、少し嬉しい人、逆に大きなお世話だと感じる人、色々います。
さわこさん自身も、他の人がしてくれたことで、大きなお世話だ、と感じたことはありませんか。
でも、そのしてくれた人にとっては、「良い」と思ってしてくれていたりします。
もしそこで感謝を強要されても、嬉しくありませんよね。正しさを主張されても、むしろうっとおしいと思いませんか。
彼は今、そんな風に感じていると思いますよ。

こんな風に、他の人の価値観は、人によって色々なんです。
さわこさんはさわこさんの価値観を持っていていいのですが、それが当たり前だと考えるのは危険です。
今ご相談の彼の件も、「自分のしたことが正しくて、良かったこと」と思い、彼に見返りを求めているから苦しいのだと思います。
この先彼が、「自分の浮気がいけなかったんだ」といつ本当に反省するかは、彼次第です。
さわこさんが気を揉んでも、どうにもなりません。放っといてください。

さわこさんは、「人に期待しない」という事を学ばれるとよいと思います。
そのためには、自分の行動について「誰かのためにしてあげた」ではなく、「自分がしたかったからした」と考えると良いと思います。
博士のおすすめの本なら、「自分の小さな箱から脱出する方法」を読まれることをおすすめします。

彼のために～してあげた
誰かのために～してあげた

こういった考え方は、無意識に自分の中で他人に見返りを求めてしまいます。
さわこさんがこの先別の男性と出会っても、この他者性を認められなければ、自分だけ尽くしているように感じたり、物足りないと感じたり、不満が尽きないかもしれません。
「私がしたくてしているけれど、あなたが喜んでくれたらなお嬉しい」ぐらいの気持ちでやっていくとよいと思います。

せっかく博士理論をご存知なのですし、彼は過去として、これからの素敵な恋愛に役立てていってください。

ご参考になれば幸いです。