【3】魂レベルのパートナーと出会う為に【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
魂レベルのパートナーと出会う為の下準備です。
第3のステップをお伝えします。
※ 前回までの記事はコチラです。
【 序章 】「彼氏が欲しい」「結婚したい」だけではダメ!ただの恋人同士ではなく、魂レベルのパートナーシップを築きたい貴女へ。
【1】魂レベルのパートナーと出会う為に【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
【2】魂レベルのパートナーと出会う為に【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
■ステップ3.「良いダメ出し」ができるように自分を好きになっておく。
魂レベルのパートナーと出会う為に、独身の今から鍛えておきたい
第3のステップは【 良いダメ出しができるように自分を好きになっておく 】ということだ。
何十年も赤の他人と暮らしている人なら実体験として分かっていることだが、
惚れた男との価値観の違いや生活の質、「キレイ」とか「汚い」と思う各自の感性が
お互いに100%、ガッチリ一致するなんてことは絶対にない。
そのとき、(ストレスのない、快適な生活を送るための最低限を守って欲しい)と、
彼が貴女に思ったり、貴女が彼に思ったりする。
相手に改善を求めたり、要望を伝えたりしても、
結果的にそれは端的な言葉で言うと「ダメ出し」になる。
魂レベルのパートナーシップでは「ダメ出しは当然の交流」として、理性的に向き合っている。
例えば、学校や高級ホテル、ディズニーランドや居酒屋にだって、それぞれコンセプトがあり、
世界観が統一され、見えない規律があるから居心地の良い空気が保たれるのであって、
家庭にもそれは必要で大事だと考えている。
だから、2人で決めた世界観を壊しそうな言動があった場合、それに対するダメ出しは
「する、しない」とか「しちゃいけないもの」ではなく、
「基本的な生活をする上で、しなきゃ先に進まないもの」として認識している。
小さなストレスの段階で「理解ある男」「物分かりのイイ女」を演じて黙っていても、
結局、長い同居生活の中で相手はそれを繰り返すので、大きなストレスになって
こじれることを知っている。
同居生活が長くなった後に「それはやめて」と言われたって、言われた方は「寝耳に水」だし、
悪い習慣として身体に染み付いてしまったら、修正するのも本人にとっては大きなストレスになる。
自分のことを本当の意味で好きになっておかないと、良いダメ出しはできない。
多くの女性が惚れた男へのダメ出しを失敗し、嫌われたり、ケンカになったり、フラれたりするのは、
自分のことを本当の意味で好きではないので、それが影響し、良いダメ出しができないからだ。
当然のように相手に不快感だけを残し、口うるさい女だと判断される。
かと言って、いくら惚れた男だろうと完璧ではないのだから、
長く一緒に生活する上で貴女だけが黙って耐える必要はない。
「こういうことはやめて欲しい」という意見はしっかり言わないと
何十年もお互いが快適に仲良く楽しく暮らすことはできない。
ダメ出しは、長く楽しく快適に暮らす為に必要なこと。
大事なのは「良いダメ出し」をする為に、自分を好きになっておくこと。
それをまずはしっかり認識して欲しい。
■パートナーの悪癖やマナー違反。ダメ出ししないでどうする!
例えば、男と長く生活していると、いろんな場面に遭遇する。基本的なマナー違反から、
一緒に住む者として「繰り返されるとストレスになる言動」など、いろいろだ。
――――――
・食事中に「クチャクチャ」と音を立てて食べる。
・肘をついて食べる。犬食いをする。
・「ねぶり箸」「寄せ箸」「刺し箸」など、嫌い箸をやっている。
・作った料理に文句を言う。上から目線で味付けを変えられる。
・食後の洗い物を頼んでも雑。洗い残しが多い。
・洗濯カゴに脱いだものを入れない。
・洗濯するジーンズのポケットなどにゴミが入ったまま、カゴに入れる。
・臭い靴下を丸めたまま、伸ばしてくれない。
・自分の両親とは楽しく食事するのに、
私の両親との食事会では平気でつまらなそうな顔をする。
・食べたら食べっぱなし、脱いだら脱ぎっぱなしで平気。
・歯を磨かないで寝るので、口が臭い。
・風呂に入るのを面倒臭がって、汗臭い。
・掃除を頼んでもテキトー。部屋の隅っこにホコリが残ってる。
・運転中に遅い車がいたりすると舌打ちをする。
・お世話になった人に「先日はありがとうございました」とか、
「いつもうちの○○がお世話になっております」などと言う、大人の礼儀ができない。
・自分の気に入った人には気遣いを見せるが、気に食わない人には挨拶すらしない。
・お金にルーズ。
・気前が良すぎて貯金ができない。
・欲しいものがあると我慢できずに買ってしまう。
・生活費をケチる。出し渋る。
・付き合いが長くなるに連れ、だんだん「やってもらって当たり前感」が出てきた。
――――――
これらは、私の実体験や周りの人の経験や、相談者からの悩みだったりする。
あと、一人暮らしの男にありがちな行動だったりと、いろんな情報の寄せ集めだ。
だが、男と暮らしたことがある人ならいくつかは思い当たることがあると思う。
実際に惚れた男と暮らし始めれば「住んでみて初めて分かったこと」というのは当然、出てくる。
男からしてみたって「料理ができない女」「掃除ができない女」「だらしない女」など、
男だろうが女だろうが「住んで初めて分かる感覚の違い」というのに遭遇する。
惚れた男に嫌われたくない=文句を言ったら自分はフラれるかも。
そういう無意識の不安や恐怖を持っている女は、自分に自信がない。
本気で自分を好きだという誇りや、自分の人生経験や哲学に自負がない。
だからどうしても、惚れた男の価値観に物申すことを怖がる。
「惚れた男に物申す=殺伐とする、ケンカになる、嫌われる」という思考が直結している。
惚れた男と生活し始めたばかりの女性たちは、戸惑いながら私に言う。
「これさえなければ後は完璧なイイ男なんです」とか、
「これがどうしても気になって・・・」とか、「私が我慢するしかないんでしょうか・・・」と。
例えば、貴女のパートナーに
上記のようなマナー違反や悪癖があった場合、貴女はどう対処するだろうか。
「惚れた男へのダメ出しはしちゃいけない」という恋愛ルールは
一般社会でのマナーや常識の上では通用しない場面がある、ということに気付いて欲しい。
貴女が我慢しても、外で彼の言動は通用しない。
貴女が許しても、貴女の惚れた男は社会で確実に「非常識」「傲慢」
「食べ方が汚い」「不快」「無頓着」「臭い」と陰で嫌われる。
基本的なマナーを知らないってことは自分にだってある訳だから、それは互いに知識を増やし、
改善していけばいいだけのこと。指摘することが全部ダメ出しになるとビビッていたら、
「旦那さん、あんなことしてるのに奥さんは何やってるんだろうね」と外で言われ、
貴女は彼と共に「非常識夫婦」と判断される。
男も女も、プライベートで自分を律することが減れば怠惰になるし、無頓着になる。
気が緩めば、つい悪癖が出る。そのとき、誰がその人を注意するのか。
パートナーである貴女しかいないのだ。
■自分好きの「良いダメ出し」、自分嫌いの「悪いダメ出し」
同じダメ出しでも、自分を好きか、嫌いかで結果は正反対になる。
本当の意味で「自分が好きだ」と堂々と言える人は圧倒的に少ない。
多くの人は何かしら自分への嫌悪感を抱えたまま、人と付き合おうとする。
その為、自分嫌いの人が他人にダメ出しすると、
その「目的」は自分の闇を満たす為のもので、相手の為にならない言動が多い。
だから、ダメ出し=破局の流れに進む。
自分で自分のことを好きな人は、全てが「自己完結」しているので、他人に多くを求めない。
「自分が好き」→「自分の人生が上向く」→「自分が幸せになる」
→「自分の幸せを他人と分かち合う」という流れが各自の内面で起これば、
人はみんな、自力で自分を幸せにできることを経験から既に知っている。
その為、惚れた男に対しても(彼が自分をもっと好きになる為に、
私はどんな言動をすればイイか)がハッキリ分かる。
過去の自分に向き合ったときと同じで、時に戒め、時に励まし、時に寄り添う。
その1つの手段として、必要な場面では「もっと自分を戒めなさい。自分を甘やかしてはダメ!」と
的確な判断の元、彼を導ける。表面的なそれは「ダメ出し」のように見えるが、
要は「愛のある、厳しい指導」でしかない。
ダメ出しは、相手に「貴方が思っている以上の幸せがあるんだよ」と気付かせる「指導」でなければ、
相手の心は感動しない。「鍛えた先にもっと幸せがあるのだから、自分を鍛えなさい」という
真意が込められた「愛のある叱咤激励」でなければ、ケンカの先にある感動にはたどり着かない。
自分の闇への不満を上乗せして「私はこういう恋愛がしたいの!」とか
「夫婦ならこうするべきでしょ!」みたいな正論を相手にぶつけても、
相手は感動しないし、不快に思うだけ。自分が抱える複雑な闇から
相手を自分の思うとおりにコントロールしようとしてもダメ。泥沼化するだけだ。
――――――
自分の闇を面倒みてもらおうとすることは依存であり、指導ではない。
指導でないものは、相手の反感を買うだけで誰の為にもならない。
自分が好きな人は「相手の為に」相手へダメ出しできるが、
自分が嫌いな人は「自分の為に」相手へダメ出ししてしまう。
ダメ出しの質が決定的に違う。
――――――
自分好きの女は、惚れた男に対してもハッキリ「ダメなものはダメ」と言える。
「お世話になっている人にはキチンとお礼が言える人間じゃなきゃダメでしょ!
お給料を頂いている会社にも、それが当然と思わず、しっかり感謝できる男になりなさい!
礼儀や感謝を忘れたら必ず落ちていく。最近、傲慢だよ、調子に乗ってるぞ、しっかりしろ!」
こんなに語尾が汚い訳じゃないけど、そんな論調で彼を厳しく叱る。
中途半端に甘やかさない。それは彼の為にならないと理解している。
叱られた男は、ムカつくけど「一理ある」ので言われた通り、素直に実践すると
周りから「最近、君は謙虚だし、一生懸命に仕事を頑張っているね」などと認められ、昇進したり
可愛がられたりする。(アイツの説教はうるさくてエラそうだけど、俺の人生が上向きになったのは
アイツのお陰だ)と身を持って実感する出来事が起こる。
だから、ダメ出ししてるのにどんどん愛される。
自分嫌いの女は、自分を満たしてもらう為に惚れた男を追い詰める。
「忙しいのは分かるけど、どうして電話一本もくれないの?」
「私達、本当に付き合ってるの?」「私は不安で仕方ないんだよ。私のこと、どう思っているの?」
「結婚のこと、どう考えているの?」「私は子供が欲しいから時間がないんだよ」
自分のことばっかり。自分の不安や不満ばっかり。
口調や言葉遣いをどんなに気を付けても、自己中な傲慢さがプンと臭うから、
面倒臭いし、うっとうしい。
【 彼の人生に何の貢献もしていない発言 】ばかりを続けていると、彼は足を引っ張られている、
水を差されているように感じる。(コイツといても楽しくない。人生が下降してる感じだ。
コイツがいない方が俺は楽)と思うようになる。だから、ダメ出しする度にどんどん嫌われる。
――――――
自分好きな人のダメ出しは「指導」だが、
自分嫌いの人のダメ出しは「八つ当たり」だ。
相手の人生を客観的に見極められる理性があるから、ダメ出しは指導になる。
相手の人生を客観的に見極められる理性がないから、ダメ出しは八つ当たりにしかならない。
自分好きな人のダメ出しは「発展」に繋がるが、
自分嫌いな人のダメ出しは「破局」に繋がる。
――――――
だから、とにもかくにも、まずは自分で自分を好きにならないと始まらない。
せっかく付き合えた彼氏とのご縁も、自分で「短命」にしてしまう。
「良いダメ出し」とは、彼の幸せに繋がっているダメ出しのことだ。
貴女が彼の人生を長期的に見据え、彼の人生が飛躍したり、もっと周りに愛される為に
「彼はどこを自分で律しないといけないのか」を的確に教えてあげられる女になろう。
その為に、自分嫌いを克服し、自分の闇を彼に背負ってもらおうなんて思わないことだ。
惚れた男の為なら、嫌われてでも「ダメなものはダメ」と言える覚悟を持つ。
覚悟を持って言えば、結果、嫌われない。
嫌われなければ、魂レベルのパートナーである可能性は高くなる。
惚れた男を、自分だけでなく世間的にも「好かれる人間」にする為なら、
彼の傲慢さや、人を不快にするようなマナー違反などは徹底的に再教育する。
彼の才能や魅力、謙虚さがイメージダウンするような要素は家庭内でしっかり排除しておく。
自分も相手も「親しき仲にも礼儀あり」を忘れたら、あっと言う間に世間で嫌われる。
こっちが毎日弁当を作っても「ありがとう」すら言わないならば、
「お礼も言わないなんて、人として失礼だよ」と、しっかり指導する。
掃除だって洗濯だって「やってもらって当然」という態度を感じたら、キッチリ注意する。
と同時に「自分は他人に指導できるほどの謙虚さや感謝を持っているか」を自分で戒める。
作った料理に感謝もせず、ドヤ顔で味付けを変えるような傲慢な男は、
外でも調子に乗って年下の部下などのプライドをへし折り、指導したつもりが嫌われていたりする。
私の友人、A子の彼氏はそのテのタイプの料理人だったので、社内での人望なんて微塵もなく、
料理上手のA子にもフラれ、自分の落ち度がさっぱり分からないまま、独りで憤慨していた。
家庭内でやっていることは、必ず、外でもやっている。
家庭内で漏れ始めたことは、必ず、外でも漏れている。
家庭で謙虚な人間は、外でも謙虚。
家庭で傲慢な人間は、外でも傲慢だ。
――――――
どんな切り口からでも、私はこの人を絶対に幸せにする。
私と一緒に住めば住むほど、彼の人生はどんどん楽しく飛躍していく。
(人生って、こんなに楽しいものなんだ!)と彼が思える毎日を、私が提供する。
その為に、私は人格を磨き、彼にも磨いてもらう。容赦しない、手は抜かない。
楽しく暮らし、人に恵まれ、仕事に恵まれ、お金に恵まれ、夢を叶える。
私と彼だったら、絶対にできる。その為の努力なら何だってする。
――――――
本当の意味で、惚れた男を支えようと思う女、惚れた男を立てようと思う女、
惚れた男の人生に役立つ人間になろうと真剣に覚悟を決めた女には気迫がある。緊張感がある。
自分を好きになることは、本当に、本当に大事なことだ。
簡単にできることではないので、ある意味、一生のテーマになる人もいるだろうが、
少しでも自分を本当の意味で好きになれるよう、独身の今から鍛えておいて欲しい。
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私の意見が絶対に正しい訳ではありません。
大事なのは、私も含め、誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、
貴女の心に響いた良い部分だけを、貴女が判断し、情報を取捨選択することなのです。
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■あとがき・次回テーマのご案内
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
私は人と会いすぎると、相手のいろんなエネルギーをもらい過ぎて疲れるので
独りの時間が必要な人間です。深い話ができて心を許せる相手と付き合う人間です。
交友関係は「狭く、深く」です。
私のパートナーは、いろんな人と会うことでエネルギーをもらい、自分の刺激に変えるタイプなので
イキイキとした清清しい顔をして、飲み会や会合から帰ってきます。
深い話ができない人とも楽しく時間を過ごせます。交友関係は「広く、浅く、深く」です。
もし私が過去の闇を抱えたまま、彼と付き合っていたら、
的外れな「悪いダメ出し」をたくさんしていただろうな~と思います。
外に出かけてばかりいる彼に不満を持ったり、交際費ばかりかかることに
自分の価値観で(疲れるだけなのに無駄な出費だ)と否定したり、
私とは違う趣味やエネルギー補給をするパートナーを穏やかな気持ちで認め、
尊重する余裕はなかったと思います。
私の寂しさは、彼の外出が多いこととは関係がないのに、
闇を抱えていると、彼の外出が闇を刺激するので(彼がもっと家に居てくれたら)と考えがち。
でも、内観と分析ができたお陰で、私はある程度、彼と付き合う前に自分を好きになっていた為、
出不精で読書好きの私と、外でパワーアップする彼の両方を尊重できるようになりました。
価値観の相違が起きたとき、「どちらが正しいか」で自分や相手を裁くと必ず失敗します。
そこに万人が納得する理屈はない場合が多いので、悪いダメ出しになりがちです。
価値観の相違が起きたとき、「どちらの選択がより人格者に近づけるか」
「本人が自分らしく幸せになれるか」という切り口で判断、分析した場合、
厳しい指摘であっても(自分の幸せの為に苦言を呈してくれている)と感じるので、
結果的に良いダメ出しになっていきます。
「人間は完璧ではない」と誰もが知っているはずなのに、
「自分の惚れた男だけは完璧」かのように、貴女が一切、ダメ出しをしなければ、
彼の未来はどうなるのか。周りからの彼の好感度はどうなって行くのか。
しっかり内観して想像力を働かせた方が良いと、私は思います。
――――――
次回のテーマは、
(4)魂レベルのパートナーと出会う為に
【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ です。
魂レベルのパートナーと出会う為の下準備です。
第4のステップをお伝えします。
※ 第4回は、< 2014年 11月21日(金)> にお届けする予定です。( 全4回 )
もし良かったら、読んでやって下さい。