傷つきたくないコメント No.16044

No.160442013-03-18 13:52

なるほど、興味深いご質問（お考え）なのでコメントさせて下さい。

まず、本当の自分を自分で知っていると言うことでしょうか？
本当の自分とはどの様なものですか？
具体的に正確に本当の自分とは・・と、他人に説明できますか？

できる人は、まずいないでしょう。

こういう経験はありませんか？
「私、弱いから・・、守って欲しいの・・。」
という女性がいる。
傍からみると、
『とんでもないことでございます。
　とてもお強いです。』

或は逆のケース。
「あの人、本当に強いよね、ひとりでも生きていけるよね。」
と言われている人が、本当は折れやすい人であったりします。

表面上の強さや明るさと、内面は一致しないことが多々あります。

或は、「俺って、基本、気イ遣いし～だからさ～。」
とか言っている人に限って、無神経だったり、全然、気が利かなかったり・・・。

検証として、貴方の周囲に居る人、誰でも良いので数名挙げてみて下さい。
そして、その人の特徴や性格など自分なりに分析して紙に書いて下さい。
次に、その本人は、自分のことをどう思っていると思うか書いて下さい。（これは、貴方がアイツは自分では自分のことこう思っていそう、という想像で書くことになります。）
或は、本人に「アナタの性格を言ってみて」と自分自身はどう感じているのかを聴いてみると良いでしょう。

そうすると、貴方が感じている事と、本人が思っていることが違うことが、ままあることが解るでしょう。
更に、他の人にも、自分が挙げた人の印象を聴いてみて下さい。
すると、違うことが出てくると思います。

これは、何を現わしているかと言うと、自己と他者から見たイメージは違うと言うことです。
例えば、人は自分の目（観察眼）を通して感じたイメージで
相手と付き合っています。
相手の性格は、貴方の感じているイメージであって、
貴方はそのイメージと付き合っているにすぎないことになります。
（解りますかね？）

例を出すと、こんな感じです。
A君は、自分の持ち味は優しさだと思っています。
女子１「A君て優しいよね。」
女子２「え～、優柔不断なだけじゃない？」
女子３「そうそう、物事ハッキリ言わないから、きつく感じないだけじゃない？」
女子１「でも、人を傷つけないことになるんだから、やっぱり優しいんだよ。」
女子２「いやいや、それは結果論でしょ。」

女子１は、A君が自分で思っている通り、A君を優しいと感じていますが
他の方々は、優柔不断、煮え切らない、言いたいことを伝えられない人、
と感じているようです。

本当の自分と言うのは存在しない、或は複数存在する、
と言う事だと思います。
（少し哲学的になりましたが・・・）

また、最近、あるTVで平野敬一郎が面白いことを話していました。
分人（自分の著書）ということを話していました。
なかなか興味深かったですし、頷ける所がありました。

相手によって、対応を変えて良いのです。
貴方様が思っていらっしゃる素の自分だけが自分ではないですし、
先程の例の様に、A君は女子１と付き合えばハッピーだし、
他の女子と付き合えば、自己肯定感が低くなってしまいます。

敢えてテクニックを挙げるとしたら、
自己肯定感が保たれる相手と付き合うことを基本とすれば
良いのではないでしょうか？