親がしんどいのを誤魔化す手段はありますか?コメント No.37491

No.374912014-05-15 04:41

14

人生を自分らしく楽しく生きていく為に、絶対的に必要なことは、
< 自分自身にどれくらいの人間力があるか >ということです。

私が思う「人間力」とは、どんな出来事や人間に出会っても、
自分の中にある固定観念から脱出して、
そのモノや人の「本質を見抜ける力があるか」ということです。

――――――

「人間力」=「本質を見極める力」です。

――――――

人間力がない人ほど、心の傷や、今までの経験から来る思い込み等に呑み込まれるので
「次の一手」「的確な判断・行動」が浮かばず、苦悩します。

逆に言えば、貴女に本質を見極める力がつけばつくほど、
親がそのままの性格でいても、貴女はどんどん幸せになっていきます。
何故なら、< 人間力のある人は、人間力のある人を惹きつける >からです。

「類は友を呼ぶ」で、人間力のある人は貴女の苦悩を察知できるし、
「クセのある人」とも上手に対応できるので、距離の取り方もとても上手です。

まさに「相手の人間レベルに合わせて的確な距離を取れる達人」が
人間力のある人なので、肉親のレベルがどうであれ、その人の人格だけは進化するし、
パートナーの家族に難のある人がいても、泥沼になる前に対応できる精神力があります。

じゃあ、どうやって人間力を上げればいいのか。

それは、自分の中に気付かぬうちに染み付いている固定観念、思い込みをひとつひとつ、
内観し、分析し、「本質だけを見る思考」に書き換えることが大事です。

例えば、両親、義理の親、彼氏、旦那、子供、友人、職場の上司、部下、同僚。
これらはみんな、「私から見た、彼らの立場、役割」みたいなものですよね。
だから、彼らの「本質」ではありません。

では、彼らの「本質」とは?

――――――

< みんな同じ、独りの人間 >という部分が、私達の本質です。

――――――

当たり前ですが、本来、私たちは独立した人間です。
その証拠に、自分がしてきた経験は、その時の気持ちは、自分にしか分かりません。

だからこそ、「親のくせに」とか「彼氏なのに」「子供のくせに」「上司なのに」という
色眼鏡を外し、「親ならばこうすべきだ」「上司ならばこうあるべき」等という
自分特有の「思い込み」をやめて、< 等身大の独りの人間として >相手を見るのです。

そこには何が見えるでしょう?

今回なら、貴女の目の前には「過干渉な年上女性」がいますね。
さらに言うと「過干渉を自覚していない、年上女性」でもありますね。

大事なのは、次。

そこで貴女が、自分の「人間力」を駆使して考えるのです。
< 何故、この女性は過干渉になり、それを自覚できない人格になったのだろう? >と。

自分が負った傷を横に置き、
「人は何を経験したら過干渉になるのか」を研究、分析するのです。
これが、本質を見極める内面の作業です。

その女性は、50年なら50年間、色んな経験をしているのです。
何かがなければ、人は過干渉にはなりません。
どんな心の傷を負えば、過干渉になるのか。それを直視することから逃げるのか。
どういう寂しい経験をし、どういう弱さがあるから、そこに留まっているのか。

そういう視点、切り口で、自分の想像力、経験値、知識を総動員させ、
「困った母親」ではなく、「過干渉の女性心理」を理解する努力をして、
< 誰とでもうまく付き合える自分を、自分で育てて行く >のです。
「親がしんどいのを誤魔化す手段を探す」より、よっぽど、貴女の為になります。

「公私混同」せず、独りの女性の人生を、彼女の闇を「理解する」のです。
「許す・許さない」の視点だと自分の感情が入り込み、公私混同になるので、
そういう観点で彼女を裁かない方が、自分の為です。

独りの人間として、「等身大の彼女」を見ていく。

(ああいう経験をしたら、そりゃあ過干渉にもなるわな~)と理解を示し、
(だからって、私を傷付けていいってことはないよな~。あれはヒドイ)と軽蔑もする。
(いつまでも過干渉のままオバさんになる女性はイタイし、尊敬できないな)と思い、
(でも、親としては育ててもらったもんな~)と感謝もする。

――――――

(母と付き合うのがしんどい・・・)という自分の感情に溺れるのではなく、

人として、彼女の○○は理解できる(=うんうん、辛かったね・・・)
○○は軽蔑する(=許せんッ!ムカつく!)
○○は尊敬できない(=あんなオバさんにはなりたくない。気を付けよう)
○○は感謝してる(=楽しかった!嬉しかった!イイ思い出をありがとう!)

これをキッチリ、貴女が把握し、どの感情も認めて、充分に「堪能」できれば
貴女は彼女から卒業できます。彼女の好きな部分とだけ、付き合えるようになります。

――――――

クセのある女性とうまく距離を取って、感情を乱されないようになったら、
世の中の男性はもっとクセがなく優しい人が多いので、恋愛だってうまく行きます。

つまり、「苦手な身内を隠そうとする、身内の私」のままでいては
貴女はずっと苦しいままですよ、ってことです。

そうではなく、苦手な身内を見事に攻略している貴女が、いずれ身内になる部外者の彼氏に
予め、「身内の攻略方法」を伝授し、彼氏に協力してもらうのです。ドン引きせず、逃げず、
理解を示し、協力できる男、伝授した方法で実践できるレベルの男がいたら、
その人が紛れもなく、貴女の運命の人です。貴女の人間力が引き寄せた、素晴らしい人です。

「クセのある身内」は、言わば「リトマス試験紙」なのです。

貴女の人間力を試される、リトマス試験紙。
貴女が母親を攻略できたら、今度は、成長した素晴らしい貴女に
ふさわしい男かどうかを見極める、リトマス試験紙です。

例えば、「誰からも嫌われている上司」がいて、
みんなで上司への嫌悪感を共有し、愚痴を言ってるとする。
その中で一人、媚びてもいないのにその上司から好かれている稀有な男性がいたら、
貴女はどう思います?(すげー人間力!魅力的!群を抜いてる!)って思いません?

それが、人間力の本質です。
それが、「コミュニケーション能力が高い」ということです。

口がうまいとか、女性のエスコートがうまいとか、
マメだとか、サプライズ好きとか、そんな薄っぺらいのは本質じゃないです。

身内にそういう「エベレスト」みたいなクセのある人がいる貴女は、ある意味ラッキーです。
結婚前に「一流登山家」になれるのだから、プロになってから相方を見つけた方が
結婚後は素晴らしい生活を送れるでしょう。

まぁ、大抵の男は登山途中に死ぬと思うけど(笑)
いつかきっと、貴女と同じ「一流登山家」が現れると思いますよ。

苦難も試練も、自分の人間力を駆使して「楽しむ知恵」「成長の切り口」を持つことです。
すべては「幸せになる為の踏み台」です。ガッツリ踏み込んで飛躍していきましょう!

月岡奈津子さんに非公開で恋愛相談する

※「親がしんどいのを誤魔化す手段はありますか?」の全コメント

▲ ページTop

コメント元の相談に戻る

注目度急上昇の相談・トピック

会員登録
閉じる
必須です 3文字以上必要です 16文字以内にしてください 半角英数字のみです 既に登録済みです
OK!
必須です 6文字以上必要です 16文字以内にしてください 半角英数字のみです
OK!
必須です 3文字以上必要です 16文字以内にしてください
OK!
必須です 正しいメールアドレスを入力してください 既に登録されています
OK!
 /  / 
「利用規約に同意する」にチェックがありません
OK!
簡単ログイン -外部サービスでログインもできます-
Facebook Twitter Google+ LINE
簡単ログイン -外部サービスでログインする-
Facebook Twitter Google+ LINE