バツ2 ってどうなんでしょうコメント No.39166

No.391662014-06-16 00:18

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やっぱり貴女は思慮深く、頭の良い方ですね。

>数ヶ月前に婚約していた彼とうまくいかなくなり、
>このサイトを見つけ、イッキにいろんな情報を詰め込んでしまったので
>ちゃんと自分なりに咀嚼しなおす必要があるかもしれません。

辛い出来事があったのに、知識を増やして成長しようという姿勢は
本当に素晴らしいと思います。誰でもできることではありません。
人として、素直に尊敬します。

これは私の経験から来る個人的な意見なのですが。

恋愛は、人間関係の1つのカタチに過ぎません。
恋愛関係を特別視し過ぎると、人間関係の本質を見失います。

巷に溢れる恋愛本は、上辺のテクニックばかりを書いているものも多く、
40代、50代、60代の「おしどり夫婦」が読んだら(中身がない)と感じる本が多いです。
結局、実績を積んだ人から見ると「良い夫婦」の着眼点がズレまくってるらしいです。
(※もちろん、恋愛本でも良書はあります)

若い頃、私が彼らに言われたのは「薄っぺらい恋愛本を読むくらいなら、
名経営者と言われる素晴らしい人たちの本を読んだ方がいい。
そこには経営哲学があり、根底には【 人の道を説く 】【 男の美学 】がある。
これからは、男も女も生き様に美学や哲学がないと生き残れない」ということでした。

それとは別に、私の身内を見渡してみると、私の両親も彼氏の両親も
「おしどり夫婦」で40年以上、仲良く連れ添っています。どこに行くのも一緒です。
私と彼も事実婚で7年以上、おしどり夫婦です。

貴女は身近におしどり夫婦がいないとのことなので、私の経験談を書かせて下さい。

両家は、私達に何か特別な人生訓を言う訳ではありませんが、
先日、6人で集まって「父の日」の食事会をしたとき、気付いたことがありました。

――――――

■1.私の両親=「鬼嫁・肝っ玉母ちゃん夫婦」だけど仲良し。
彼の両親=「亭主関白っぽい夫婦」だけど仲良し。

■2.どちらも、気が強い方=エネルギーの強い方=(鬼嫁の実母・亭主関白の義父)が
自分のパートナーに対して、決して感謝を忘れない。
時々ワガママで好き勝手なことを言うけど、結局、基本的には謙虚。
だから、彼らに「振り回される側」も大きな包容力で相手を許し、ついて行ってる。

■3.鬼嫁の実母は主導権を握っているが、おとなしく真面目で誠実な父を絶対に立てる。
「お父さんを幸せにしたい、楽をさせてあげたい」と健気なことを言いつつ、
実父の前をガンガン歩き、イキイキと仕事をする。父へのダメ出しも平気で言う。
父が私の彼氏に伝えた言葉は「負けるが勝ち」。

■4.義父は、おしゃべりで天真爛漫の義母に「お前は余計なことを言うんじゃない」と
時々、エラソーにするが、私や彼氏と飲むと義母のことを「コイツは本当に性格がいい。
コイツは誰からも好かれる。本当にコイツはすごいんだぞ」と、自分の自己中は省みず、
義母を絶賛する。自分の手柄のように何故か威張る。義母は黙ってニコニコしてる。

■5.夫婦のカタチは色々あれど、少なくとも両家それぞれが40年以上も仲が良いのは、
各自が全員、「人としての謙虚さ」「相手に対する感謝」「相手を尊重する優しさ」が
あるからだと思う。4人とも70歳前後で、本は全く読まない無知な人たちだけど、
【 分相応 】とか【 足るを知る者は富む 】を無意識に体現している感じ。

■6.主導権を握ってしまうエネルギーの強い方が、
自力で自分の傲慢さを戒めることができる。

たぶん、鬼嫁の実母も亭主関白の義父も
(相方がいないと自分はダメだ)という弱さを自覚しつつ、
傍若無人に振舞って自由にイキイキ生活してるフシがある。

――――――

食事中、年老いた4人は口々に「みんなで集まって、健康で美味しいものを
食べられるなんて、本当に有難いことだよね~!」と言い合っていました。
振り返ってみれば、やはり普段から「ありがとう」をよく言う、4人です。

私と彼氏は交際当初、すでに「恋愛感情が冷めた後のこと」を話し合っていました。
「恋愛感情は3年で消えるらしいが、その後も仲良く付き合うためには何が必要か?」
というテーマで話し合った際、「最後に残るのは感謝ではないか」と2人で結論づけました。

なので7年経った今も、交際時に決めたルールどおり「今日もありがとう」と
お互いに言って寝ます。これは「トイレのフタは閉めた方が金が貯まるらしい。
じゃあ、閉めよう」というルールと共に継続している、数少ない「我が家の約束」です。
これ以外はもう、「無法地帯」でダメダメな中年カップルです。

人が2人以上、集まると、どうしてもエネルギーの強い方が主導権を握ります。
それが自分である場合、自分が作り上げた空気、世界観が「夫婦のスタイル」となり、
基本、自分だけを律すればよいので、ある意味で楽です。

私は実母と同じ「鬼嫁」で、彼は楽天家でいつも穏やかな、だらしないお調子者なので
(エネルギーの強い私が傲慢になって感謝がなくなれば、この関係は即、終わりだな)と
確信しています。何が怖いって、自分が「愛されて当たり前」と思い込むのが怖いです。

所詮、私達も両家も未熟者同士、レベルが合った「割れ鍋に綴じ蓋」です。
だからこそ、背伸びする必要がなく、等身大で愛せたし、愛されたのではないかと思います。

貴女も、ご自分がどんなキャラなのかを分析し、
自然体で相思相愛になれるパートナーが見つかりますように。
応援しています。

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