彼との今後・結婚についてコメント No.45424

No.454242014-11-29 12:26

■彼の人生計画について。

＞彼曰く、今はサラリーマンとして働き、出店の為、お金を貯めるためらしいです。

将来の夢と全く違う仕事をしている上に、出店の為に貯金する目的なら、なおさら、
固定給がしっかり確保できる職業の方が、精神的にも時間的にも早く達成できると
思いますが、

＞今の安定しない収入が自営業を営む上でのリスクと共通する部分がある
＞不安定な中でやっていくための精神力などは養われるかもしれない

と言うことなので、私の個人的な見解をお伝えします。

想像してください。

例えば、彼は今、保険の営業をしていますが、彼の夢の仕事が「飲食業」だったとします。
飲食業も色々ですが、敢えて今と全く違う「夜のバー経営」だとしましょう。

貴女が言うように、共通するのは「不安定」だと思います。
しかし、それ以外は職種が違うので、共通する部分はほとんどありません。

客層で言うと、保険は「20代新婚夫婦」だとするなら、
「夜のバー」は「30代以上のカップル」かもしれない。

独立までに準備しておくものも、
今の「保険の知識」は必要なくなるので、他に色々ありますよね。

カクテルの作り方やお酒の知識、おつまみの知識、接客の知識と実績、
バー業界の動向、どれくらいの年代、経済力のお客様をターゲットにするか。
男性メインか、女性メインか。そのターゲットは出店する地域にどれくらいいるか。

出店を希望する場所の治安や雰囲気はどうか、他の店との差別化をどう図るか、
自分の店の売りをどうやって磨くか、などなど、バーじゃなくても保険と違う業種なら、
【　出店のお金を貯める以外にも、貯めないといけないこと　】は多いと思いませんか？

その業界に入って経験を積まないと分からないことも多いし、
独立して初めて分かることも多いし、今もどんどん時間は過ぎて行ってるし、
「貯金できました。さぁ、転職します」じゃあ、いろいろ遅いと思いませんか？

お金も貯めつつ、経験や実績も積む。
その業界で独立したい人は、ほとんどの人がそうしていますよね。
「寿司職人」しかり、「パン屋さん」しかり、「パティシェ」しかり。

彼がどんな業界で勝負したいのか分かりませんが、彼が保険の仕事をしている時間に、
ライバル達はどんどん業界で経験を積み、知識を増やし、お金も貯め、
事業計画を何度も書き直し、いろんな人に具体的な夢を語って
経営者たちからアドバイスをもらい、着々と準備を進めていますが、
その人たちと勝負して、彼は勝てると思いますか？

お客様は、彼らの店ではなく、貴女の彼の店に（行こう！行きたい！
そこでお金を使いたい）と、果たして思うでしょうか？
貴女がお客様なら、どっちのお店に行きたいですか？

＞彼が店を出店するのは今すぐでなく５０歳くらいからという事も言っていました。

彼は今、30歳ですね。では、あと20年後に出店ですね。
今後、20年間は「出店の為の貯金」で時間が過ぎる訳ですね。

30代、40代と言うのは、まさに働き盛りですね。まだまだ、やる気や体力、
精神的な柔軟性や、理不尽なお客様のクレームに対応する余裕もありますが、
そこでは勝負に出ず、貯金に励むのですね。

彼は、50歳で初めて店をオープンします。

お金を払って求人募集をかけても、良い人材が集まるとは限りません。
自分より年下の若い従業員を雇って、接客や礼儀などを指導しないといけません。
生意気な人間を雇っても、理不尽に解雇することはできません。憎いヤツに金を払います。

シフトを組んでも、みんな好き勝手に休みを希望して、
土日や年末年始など、お客さんがやって来る日に店番をやる人がおらず、
自分が長時間労働しないといけない日も出てくるでしょう。
そんな、初めて尽くしの50歳･･･体力、精神力はどれくらい残ってますかね？

彼は自分の店だから愛着もあるし、熱心だけど、
従業員は自分と同じ情熱で働いてくれることは、まず、ありません。

ふと「周りの50歳」を見渡すと、みんな人生の後半に入っていますので、
社歴が長く、そこそこの役職について高収入を得ている同級生がいたり、
20歳前後の息子や娘がいて、老後資金を貯めながら教育費を払っていたり、
親心で結婚資金を貯めていたり、悠々自適に旅行に行ったりしています。

でも、貴女の彼は開店したばかりの店に付きっきりで身動きが取れません。
最初から爆発的に売れることはないので、どんどん資金は減っていきます。
それでも、20年も貯金を続けて満を持して開店したのだから、頑張れるってことですね？

＞好きな事を仕事にしたいというのだけは物凄く伝わってはきます。

それを敢えて20年間、我慢してやらない理由は何ですか？
20年、我慢して、50歳からイキイキと働き始めると言うことですよね？
もっと早めに好きな業界に入ったとしても、独立は50歳なのですから。

私には「働き盛りの20年間を棒に振る」彼の人生計画がさっぱり分かりません。
「30代、40代で勝負しない理由」を教えてください。

何の理由があって「体力や気力が衰え始める50歳からの独立」なのですか？
20年かけないとお金が貯まらないからですか？
20年間は、結婚して子供を育てる計画ですか？それなら養育費や教育費に莫大なお金が
必要になりますが、それと同時進行で「独立資金」も貯められると判断した計画ですか？

一般的な人生計画の立て方と違う気がするので、普通に不思議です。１つの可能性として
上記の未来は予想できると思うのに、それに疑問を感じない貴女にも、不思議です。
もしかして、「非現実的な、漠然とした計画」ではないのですか？
私は、彼が具体的に将来を考えているとはとても思えませんでした。

＞貯金は多くはないようですが、貯蓄型の保険に入っていると聞いています。

貴女と私で「貯金の定義」も違うようですが、私が言っている貯金と言うのは、
【　自力で管理して手元に貯めている、自由に使える、まとまったお金　】のことです。

詳しくないけど、保険は払い続けないと解約になるのでは？
要は「天引き」とか「財形貯蓄」のような位置づけだと思うのですが。
保険は「契約したら、払わないといけないもの」という位置づけだと思うし、
会社の天引きや財形貯蓄は「会社が自分に代わって勝手に引いてくれるもの」ですよね。

自分で（このお金は使わないぞ！）とか、（これは来年の税金分として確保しておくぞ！）
という意志力で貯めるものではなく、会社や、保険の仕組みが主導となって
お金が動くので、本人の意志力とはあまり関係ないですよね。

私は（経営者になりたいと言うわりに、彼はお金を管理する意志力や能力がないのでは？）
と思ったので「貯金していないのでは？」と書きました。

30歳で、人並み以上に稼げた時期もある、実家暮らしの人間が、結婚資金でなくても、
まとまったお金を持っていないということは、彼のお財布をチェックしなくても、
「あればあるだけ使って来た」何よりの証拠だと思いますが、どうですか？

30歳で、彼のような仕事でない固定給の人でも、ちゃんと貯金している人はいますよ。
彼が「何に」お金を使って来たかが重要ですね。親の入院費とか、親の生活費とかなら
問題は彼以外にありますが、自分の快楽に無計画に使って来たなら問題ですね。

50歳で店を経営したい彼と結婚したいなら、事業計画とか、具体的な成功イメージとか、
お金に対する考え方とか、何故、そんなに貯金がないのか、とか、給与明細を見せられた
時にでも、責めるのではなく、少しずつ「素朴な疑問」として聞いてみては？

少なくとも、私が貴女の彼と付き合っていたら、
上記のように、彼のお金観や仕事観を判断するし、
（詰めが甘いんじゃないの？）と思う怪しい部分はキッチリ、説明してもらいます。

そうじゃないと、無計画で行き当たりばったりで、未来予想がしっかりできない人の
「妄想」に、自分の人生を賭けることは怖くてできません。

貴女が今度、時期を見て、タイミングを見極めて、彼にそれとなく
彼自身の人生について、将来について質問すれば、彼が「お金観」や「仕事観」的に
どのレベルにいるか、貴女もだんだん分かって来るのではないかと思います。

彼の夢に「世の中に伝えたいメッセージ」があるといいですね。