彼との今後・結婚についてコメント No.45425

No.454252014-11-29 12:27

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■貴女の人生計画について。

>私は結婚をあきらめたくはありません。
>私の人生で結婚せずに、好きな人と過ごすなんて考えられないのです。
>子供も絶対ほしいです。

例えば、貴女は今の彼と30歳で結婚し、32歳で男の子を産むとします。

>正直、今現在私にはあまり興味のない内容
>しかし、私は出来れば定年まで働いていたいので、
>それからであればその様な勉強もいいかなと思います。

貴女は、60代に入ってから、お金や仕事の美学、哲学を学び、
税金や経理関係の知識を身に付け、彼の為に指導できるようになる、ということですね。

27歳の今は「興味がない」けど、彼と結婚はする。
で、60歳になったら「興味が出るかも」と予想していて、そこから勉強を始める。

例えば、60歳で勉強を始めたとして、彼はその時、63歳ですね。
勉強を始めても、すぐに知識が増える訳ではないし、
彼に指導や助言ができる訳じゃないですよね。ある程度の時間はかかりますよね。

60歳と言うと、記憶力や好奇心、学習意欲がだいぶ衰えていますが、
27歳の今、興味がない分野を、60歳で「63歳の旦那の為に勉強するぞ!」と
貴女は「思えるかも」的に書いていますが、本当にそうなりますかね?

貴女が60歳の時、32歳で産んだ息子は28歳ですね。
息子は既に結婚して、3歳くらいの孫がいるかもしれませんね。
息子や孫に会う時間とは別に「お金の勉強をする時間」を貴女は確保すると思いますか?
「勉強する暇があるなら、孫に会いたい」となりませんかね?

>なので、50歳くらいから始めたいという彼の人生設計にも
>ある程度合わせていけるような気がしていました。

貴女が47歳の時に彼は独立しますが、貴女がお金の勉強を始めるのは
彼が独立してから13年後ですね。彼に助言できるのは、15年後でしょうか。

私の推測では、50歳の彼は軌道に乗るまで、経営が大変で四苦八苦します。
その時、47歳の貴女は彼の人生計画を達成させる為に、彼の希望どおり、
正社員で働いています。彼の店が人件費を抑えないとやっていけない状況ならば、
身内が借り出されますので、貴女は会社が休みの日に店を手伝うことになるでしょう。

47歳の貴女には、15歳の息子がいます。食べ盛りなので食費がかかります。
サッカーをやっているのでユニホーム代もかかるし、合宿費用も必要だし、
泥だらけで帰って来るので洗濯も大変です。高校進学の為に塾にも通っているので
送り迎えもしています。教育費がどんどんかさみます。修学旅行もあります。

70代後半の両親や、義理の両親は足腰が弱ってきて「家事もおっくうだ」と言い始めます。
入院したらその世話に追われたり、介護が始まれば実家に通ったり、経済的な援助をしたり、
施設を探したり、親の代わりに手続きを済ませたり、いろんな仕事が回って来ます。

47歳の貴女は、自分の仕事、子育て、親の介護、家計のやりくり、
さらに、休みの日には旦那の店の手伝い・・・と必死に生きています。

50歳の旦那は、開店したばかりの店にかかりっきりで、売上も全然、良くありません。
貴女はその13年後からお金や経理の勉強を始めるので、どうやって売上を上げたらいいか、
さっぱり分かりません。だから旦那に助言もできません。旦那に心の余裕はありません。

毎日、家庭に入ってくるお金は減るばかりなのに、旦那は店を続けます。家にいません。
子供や親にお金が必要な場面ばかりがやって来るのに、
自分の固定給以外の収入は当てがありません。家計が苦しいのに、旦那が
「今月、アルバイトに給料が払えない。貯金から出してくれ」と言い出したりします。

・・・という人生になる可能性もゼロではありませんが、
もし、そうなった時、貴女はどうやって乗り切るつもりですか?

これが、私が前回コメントした「苦難や試練にどこまで耐えられるか」の部分です。

>「不安定な収入の彼」と結婚するという事に私自身の覚悟はまだまだだと思いました。
>またその逆にあきらめきれない気持ちもまだ存在しています。

47歳頃になれば、もう、だいたい各自の人生は確定されて来るので、
この状況に直面してから「諦めた」となれば、離婚という方向に進むと思います。

この不況の中で「自営業の妻」として生き抜くのは、相当の覚悟が必要だと思います。
子供が欲しいのなら尚更です。子供に欲しいものを買ってあげられない辛さ、
親としてのふがいなさ、情けなさは、想像を絶すると思ってた方がいいと思います。

「安定したい人」に完全に当てはまる貴女は、人生の後半、
47歳から彼と共に「不安定な人生」に突入する訳ですが、彼の事業が失敗すれば
自分たちの老後資金もすっかりなくなる可能性もあります。

60代後半から、貴女の年金だけで夫婦が暮らしたとしても、余裕は全くありません。
30代の息子夫婦や孫に何か買ってあげたいと思っても、それができない。
逆に、息子夫婦から生活費を援助してもらい、迷惑をかけているかもしれない。

これは自営業だけでなく、リストラされた会社員の家庭でも言えることです。
給与が減ってマンションのローンが払えなくて家を追い出される人もいますよね。

私がマイナスの未来を予想して書く理由は、貴女や彼を脅している訳ではありません。
「私はどこまで、この人との苦難や試練を耐えられる覚悟があるのか」を
貴女に理性と客観性で判断して欲しいのです。恋愛感情で判断すると選択を間違います。

仮に、貴女がいくら「居心地の良い女性」になったって、
それによって、実質的なお金が入ってくることはありません。
料理や掃除を頑張っても、女を捨てずに男を褒めても、お金は1円も入って来ません。

自力でお金を稼ぎたいなら、本人にビジネスセンスがないと無理なんです。
本人にセンスがないなら、パートナーが「コンサルタント」でなければ無理です。

自営業というのは、成功したら豊かなものを大きく手に入れられますが、
失敗したら根こそぎ資産を奪われてドン底まで落ちる、
ギャンブルみたいな仕事だと言いたいのです。

株を知らない人が安易に株に手を出して大損するのと同じように、経営者として、
ちゃんと準備して、戦略を練って、知識や実績や、綿密な計画が立てられない人は、
「人生を台無しにする危険な火遊び」はしない方がいいよ、
才覚がないなら、大きく出ないで正社員として地道に、手堅い人生を歩んだ方が、
結婚も、子育ても、老後も安泰だよ、と言いたいのです。

――――――

30歳の彼は「独立は今じゃない。50歳だ」と言う。
27歳の貴女も「お金の勉強は今じゃない。60歳だ」と言う。

貴女も、彼も「今じゃない、今じゃない」って言ってる。
と言うことは、それって【 本当にしたいことじゃない 】んです。
本気で好きでやりたいことなら、もう既にやっています。

貴女も、彼も「今じゃない、今じゃない」と言う。

私は、そういう相手には
「50、60で始めても遅いから、やらない方がいいよ」とアドバイスします。
そうアドバイスするし、実際に彼は50歳になっても独立しないと思います。

――――――

要は、自営業って「素人は手を出さない方がいい世界」なんです。
若い時から、仕事観に「独特のプロ意識」がある人しか、成功できない世界です。
天国と地獄がハッキリしています。

誰も頼れない、完全な一匹狼なので、自己分析や理性、客観性、
ある程度は先を見抜く力を持っていないと、負け戦です。
「開店 = 飛び出す瞬間、もしくは飛び出す前」に、もう、勝負はついています。

>私には無理!と思うのか、腹を決めてやっていこう!と思うのかは
>もう少しだけじっくり考えなければいけないと思いました。

その通りだと思います。

彼といろいろ話をしてみてください。ガツガツ聞くと心を閉ざしてしまうので、慎重に。
結婚は「誰とするのか」で大きく人生は変わりますので、
自分の人生を賭けていい男なのか、自分の判断で、自分で決断してください。

彼を好きだから、頑張りたい気持ちは私なりに理解しているつもりです。
でも、「結婚は生活」ですから、お金のことは一生、ついて回ります。
貴女が耐えられる範囲内の「お金の苦労」を選んだ方が良いと、私は思います。
結婚は長期戦なので、無理は禁物ですよ。

貴女は知的さもあるし、賢い人だと思うので、
ちゃんと、自分らしい幸せな人生を選択できると思います。

応援しています。

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