何がいけなかったのか?コメント No.86926

No.869262019-12-16 15:10

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はなこさんこんにちは。
非常に興味深く、回答のしがいがありそうなご相談だと感じたのでぜひコメントさせてください。

はなこさんはアロマンティックとのことですね。
私はアロマンティックがなにかはっきりわかっているわけではありませんが、なんとなくは理解できます。
できるだけ噛み砕いて説明してみますね。

はなこさんが理解されたほうが良いと思うことは、
1.恋愛は独占契約
2.事実ではなく希望を語る
です。
ひとつずつ故説明します。

1についてですが、世間一般では恋人というのは独占契約を結ぶことです。
「他の異性と恋愛関係にはなりません」という約束のようなものですね。
ですから、恋人になるということはある程度の独占欲を持っているという前提条件があります。
独占にも程度問題があるので激しい束縛は逆効果ですが、恋人同士においては通常、軽い独占はスイートなスパイスになるのです。

>「束縛したいことはない、女友達とも遊びに行って構わない」と返答したところ、難色を示されたため、結局女性と出かけなければならない時は教えてもらうことになりました。
私はアロマンティックではありませんが束縛欲はありません。
「大人なんだから自分の判断でなんでも好きにすれば?」と思います。
しかし、聞かれれば、リップサービスとして「私以外の女の人と2人でお出かけしちゃやだよ♡でも、どうしてもしなきゃいけないときは教えてくれるとうれしいな♡」くらいのことは言います。
そのほうが男性が喜ぶとわかっているからです。
独占しない男女関係はセフレとあまり変わりがないので、適度な束縛は甘い雰囲気を演出するためには必要だと思います。

恋愛の話がわかりにくければ、こんなたとえはいかがでしょう。
はなこさんが会社員だとして、社長に「3月末で退職させてください」と伝えたとします。
そのとき、

A「退職だね!了解!」
B「えっ、そうなんだ…。はなこさんがいなくなると会社としてはダメージが大きいけど、仕方ないね…。うん、わかった」

の、どちらがうれしいでしょう?という問いと似ています。
別にAだって悪いわけじゃないですよね。
普通の反応です。
でも、やっぱりちょっとくらいは惜しまれたいというか、「キミは我が社にとって必要な人材だったから残念だよ」という空気を出してほしいというか、そういう気持ちは理解していただけますか?
彼も同じ気持ちだったと思うのです。

>「私以外に好きな人ができたら早めに教えてほしい」
なんて言われたら、やっぱりあまりいい気はしないですよ。
恋人同士ですし、まだ付き合って日も浅いので、「私以外の人なんて見ちゃだめだからね♡」くらいのテンションでいてほしかったのだと思います。
彼は「あなたじゃなきゃダメなの感」がほしかったのだと思います。

そして2点目、「事実ではなく希望を語る」ですね。
>「自分が恋できない分、相手が私に愛想を尽かした時点ですぐ別れないと、お互い次の出会いも探せないじゃないか。」
これは正論だと思います。
まぎれもない事実です。
その通りです。
でも、仕事ではなくて恋愛なので、なんでもかんでも事実や正論だけを述べていればいいというものではないんですね。
恋愛に限らず、人間関係ってそういうめんどくさい部分がたくさんあるのです。
小学生の女の子が、「大人になってもずーっと親友でいようね☆約束だよ☆」みたいなことをよく言うじゃないですか?
あれって、大人になってもずっと親友でいることの是非を話し合っているのではなくて、それを言い合っている今の雰囲気を楽しんでいるんですよね。
「親友でいようね☆」「ね♡」というやり取りに安心感を覚えているんですよ。
現実的に考えれば大人になってもずーっと親友だなんてほぼありえないのですが、そこでどちらかが「いや、でも、大人になってからのことなんて誰にもわからないし、違う境遇になる可能性のほうが高いからそのときは親友でいられなくなるかもしれないよ?」なんて言ったら興醒めしてしまいます。

別のたとえを出しましょう。
大好きなおばあちゃんが末期癌で入院しているとして、余命1ヶ月と宣告されているとしましょう。
余命1ヶ月ということはおばあちゃん自身にも告知されています。
そして、そのおばあちゃんが「はなこちゃんと一緒にお花見に行きたいわ」と言ったとします。
そのとき、なんと答えるでしょう?
きっと「うん、絶対行こうね。楽しみにしてるよ」などと言うのではないでしょうか?
まかり間違っても、「そりゃあ私だって行きたい気持ちはあるよ。でも、おばあちゃんの余命は1ヶ月だから、桜が咲く頃まで生きていられる確率はあまり高くないけどね」などとは言わないと思います。
事実ではなく希望を語れというのは、そういうことなんですよね。
未来が不確かなこと、人の気持ちはうつろいやすいこと、「絶対」なんて絶対ありえないこと、そんなこと誰だってわかっているんです。
でも、だからこそ、希望だけを見ていたい場面ってたくさんあるのです。
恋人同士というのは、それの筆頭みたいなものですよ。
現実を直視せず、ふわふわと甘いことばかり言い合って、中身のない時間ばかり過ごして、それが恋人というものです。
「好きだよ♡」「私も♡」「前世でも私たちって恋人だったんだろうね♡」「来世でも絶対恋人になろうね♡」
なんて、非現実的でカラッポなことを言い合って楽しむのが恋人というものです。
それは確かにバカみたいですけど、もし相手がそのバカみたいな言葉で喜んでくれるなら言う価値もあるのではないでしょうかね。

さて、まとめます。

>①何故そうは言って欲しくなかったのか?
これはすでにご説明しましたね。
・独占欲を見せてもらえなくてなんだか悲しかった
・事実だとはわかっていても、もっと夢や希望のある言葉が聞きたかった
というのが彼の本音だと思います。

>②彼はどんな言葉や謝罪を望んでいたのか?
どんな言葉を望んでいたのかは前述しました。
謝罪については、これはどんな謝罪もNGだと思います。
むしろ、詳細に謝罪されればされるほど虚しくなるだけだと思うんですよね。
私の挙げた例でもう一度考えてみましょう。

A「そりゃあ私だって行きたい気持ちはあるよ。でも、おばあちゃんの余命は1ヶ月だから、桜が咲く頃まで生きていられる確率はあまり高くないけどね」
祖母「そんなふうに言われると悲しいわ…」
A「ごめんね。私は単純に事実を述べただけなんだけど、自分の余命を信じたくなくて少しでも明るい未来を思い描いていたいおばあちゃんからしたらひどい言い方だったよね。本当にごめんなさい。今後は事実を指摘するのではなくもっと夢のある発言をするよう心がけるね」

こんなことを言われて、おばあちゃんは喜ぶでしょうか?
きっと喜ばないと思います。
彼も別に謝罪など望んでいなくて、今後もう少し配慮をしてほしいという意味で言ったのだと思いますよ。
もし謝罪しなければ気が済まないのであれば、「深い意味があって言ったわけじゃないんだけど、冷たく聞こえたみたいね。ごめんなさい」くらいにしておくのが無難だと思います。

私はアロマンティックのことはよくわかりませんが、もしはなこさんが私のたとえ話について一つもピンと来ないのであれば、アロマンティックというより人の気持ちを想像することが全般的に苦手なのかもしれません。
その場合でも、小説などを読んで感情をデータとして蓄積することは可能ですから、あまり落ち込まないようにしてくださいね。
決して「クズ」などではありませんから。

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