友達以上恋人未満とは？～告白しない彼の「本音」と「男性心理」

友達以上恋人未満ってそもそも何？

「友達以上恋人未満」とは、自分だけでなく相手も自分に好意がありそうな言動をとるのに、なぜか恋人になれず、ただデートだけを続けていたり、体の関係だけを持っていたりする、友達以上なのに恋人になれない、あいまいな関係をさします。

このような関係では「彼は私のこと本当はどう思っているの？」と悩む女性も多いでしょう。

たとえば手をつなぐ、ハグする、キスするけど付き合おうとしない、誕生日やクリスマス・バレンタインなど二人でイベントを楽しんでいるのに一向に関係が進展しない、または、体の関係はあるのに告白されない…そんな男性の本心がわからなくて苦しむわけです。

実は「友達以上恋人未満」の関係は、男性と女性とで恋愛に対する考えが全く違うことから生じている歪んだ関係なのです。

このような彼とどうすれば恋人として付き合えるようになるのでしょうか。

男性の本音・気持ちから「友達以上恋人未満」の関係の本質を知り、あなたの今の正確な立ち位置を分析していきましょう。

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1.　男女の勘違いから「友達以上恋人未満」の関係が生まれる。

あとすこしで彼女になれるはずなのに、なかなか関係が進まず、打つ手がない。

もしあなたが、告白されていないのに付き合っている、と信じている女性でなければ、このような曖昧な態度を続ける彼に、ついには「好きじゃないならそれでいいから、私を振り回さず、はっきりと言ってほしい」と思い始めるかもしれません。

では、この「友達以上恋人未満の存在」とは男性のどんな心理から生じる関係なのでしょう？

まず言っておくと、彼はあなたを「恋人にしたい」とは全く思っていません。完全に思っていないのです。では、友達でいたいのか？　これも違います。ほとんど全ての場合、あなたに友達としての価値も感じていません。

たとえ彼が、あなたを面白い人だとか、深い人だとか、唯一の友達だと言っていたとしても、本当は思っていません。そんな風にして女性を好きにさせているだけです（ごく稀に例外がありますが、あなたはその例外ではないでしょう）。

あなたが、「彼は私と恋人になりたいんだ」「彼にとって私はただの友達なのかな」と思ったとすると、それは両方ともあなたの勘違いです。

では「友達以上恋人未満」にする男性心理について見ていきましょう。

２．「友達以上恋人未満」にする男性心理とは

男性は女性に対して「恋人（候補）」「セフレ（候補）」「他人（ちやほや要員を含む）」の３つのカテゴリーしか持っていません。 ※ちやほや要員に関してはあとで説明します。

ほとんどの場合、このうちの「セフレ（候補）」「他人（ちやほや要員を含む）」が「友達以上恋人未満」という関係になります。

ではこの３つのカテゴリーを前提に、「友達以上恋人未満」で陥りやすい悩み別に、男性の本音を見ていきましょう。

１） 告白しないのに、彼からの誘いでデートをする

「二人はあたかも恋人なのに、なぜか彼が告白してこない」という状況なら、彼にとってあなたは「セフレ候補」の可能性が高いです。

彼にとっては、デートも、手を繋ぐことも、キスも、相手を好きにさせるための手段でしかありません。相手を好きにさせて、その女性が彼と体の関係を持ちたくて仕方がない状態に持っていこうとしているのです。

決して彼は「正式な恋人にする」ことは目指していません。もしそうなら、恋人にします。

この、デートをしているだけの段階で「私、あなたのこと好きになったみたい、正式に付き合いませんか」、「私たちってどういう関係？」と聞いてしまうとゲームオーバーとなってしまいます。

彼はがっかりするでしょう。「それを聞いたらおしまいだよ」「もう、セフレにはできないな」と思い、適当な嘘をついて、あなたを振るでしょう。というのも、女性と付き合わずに体の関係を持つには、二人の関係が曖昧なままであることが必須だからです。

二人の関係をはっきりさせようと彼に迫れば、たとえば、「友達にしか見えない」「妹のように思ってた」「過去のトラウマから恋愛ができない」「元カノが忘れられない」「付き合うことにこだわってない」とか「ポリアモリー」とか、いろんなことを言うでしょう。全て嘘です。そう思ってください。

また彼は、「君が僕を男性として見ていたなんて、気づかなかった」と言うかもしれませんが、彼は100パーセントあなたの気持ちに気づいていました。ただ気づいていたとは言えないのです。気づいていてあなたを振り回していたなら、それは罪深いことで、あなたに責められてしまうからです。

だから、このような友達以上恋人未満の距離にいる彼は、たいてい鈍くて女心に気づかないキャラクターを演じています。

もう一つ、稀なことですが、彼に告白する勇気がなくて、あなたを恋人のしたいのに言えない可能性もあります。ですがこの場合、あなたからデートに誘うとか、あなたから気まぐれにキスをしてみるなどをすれば、彼は告白します。それでも彼がなにもしないなら、それはセフレ候補なのです。

２）「彼にとって私は友達でしかないんだ…」と感じることが多い

たとえば、とても仲がいいけれど、二人ででかけているときに彼の好きな人の相談された、二人で一緒に寝ることになったのに、何もされなかった、などの場合「彼にとって私は友達でしかないんだ…」と感じますよね。

でも、繰り返しになりますが、男性にとっては「友達」というカテゴリーがないため、彼はあなたを「友達」だと思っていません。

もし、あなたがセフレ候補でないとすると、「他人」ということになります。

ただ、男性は、「他人」に一切の時間を割こうとはしません。ではなんなのでしょう？

このような立場の女性を「ちやほや要員」と呼びます。

「ちやほや要員」とは、男性が「自分がどの女性からも相手にされないわけではない、自分はモテるんだ」という自信を取り戻すためだけに必要な女性です。特定の女性である必要はなく、生理的に受け付けないごく一部の女性以外なら全て対象になります。

多くの男性にとって、モテない状態は死より辛いことです。どの女性からも相手にされていないというのは、生きる価値がないと言われているように感じるでしょう。そこで自分を好きになってくれる女性が必要となります。

これこそが、ちやほや要員で、今のあなたは「ちやほや要員」かもしれません。

もっと詳しく：なぜ毎日電話してくるの？など男の本当の好きを見極める方法（前編）

男性はこのようなちやほや要員に対しては、優しい言葉を投げかけたり、助けてくれたり、自分を好きでいさせるためにいろいろなことをしてくれますが、決してあなたを恋人にしたい、とは思っていません。それどころか体の関係も持ちたくありません。

あなたがちやほや要員である場合、あなたから距離を縮めたら彼は離れていくでしょう。

たとえば、あなたからデートに誘ったり、あなたからLINEを送ったりと、あなたが彼に好意を示したら、それで終わりです。彼にとって愛されていることが確認できれば、あなたの役割は果たしているのです。

次のようなことが彼に日常的におきています。彼が本命の女性をデートに誘います。そこで、断られたら、その寂しさからあなたに電話をしてくるでしょう。合コンで誰からも相手にされなかったら、あなたと映画を観に行こうとするかもしれません。あなたの優先順位はとても低いので、電話は夜中になりがちですし、デートの誘いはデートする前日になりがちです。

３）彼から優しくされるけれど、自分（女性）が近づくと離れていく

彼があなたにとても優しくて、「私のことを好きなんじゃないか？」と思ったので、あなたが「今度一緒に二人でどこか行きましょう」と言ったら急に離れてしまった。

彼が楽しい話をしてくれる、私だけにお土産をくれる、彼が仕事の相談に乗ってくれるので、あなたが積極的に何度かデートに誘ったら、上手に断られ続けた。

これは、前述のちやほや要員である可能性が高いです。つまりあなたは、「他人」のカテゴリーに入ります。

４）同性の友達みたいに、何もないけど一緒に気軽に遊びにいく

同性の友達と行くように、たまにごはんに行ったり、買い物に一緒にいったりする男友達がいるとします。

あなたは、その男友達に一切恋愛感情を持っていません。

ただ、彼と遊ぶと楽しいし、彼の深い話や面白い話に、価値観が合うなと感じたり、いい友達だなと思っているかもしれません。

この段階では、３つの可能性があります。「恋人（候補）」「セフレ（候補）」「他人（ちやほや要員を含む）」の３つです。

あなたが好意を示した段階で、彼のテンションが下がったなら、「他人（ちやほや要員）」です。

あなたが距離を近づけたら彼のテンションも高まり、あたかも恋人のようになる。でも彼が告白してこないなら、「セフレ（候補）」です。

この場合、前述した通り、あなたが告白をしたり、二人の関係が何なのかを問うたら振られます。ただ、彼に告白せず、彼と体の関係を持てば、彼のセフレになることはできるでしょう。

あなたが、アプローチを続け、好意を示し、体の関係は持たず、でも「この関係どう考えても恋人だよね」という状態になったとき、彼が告白してくることがあります。その場合彼は、あなたを恋人にしたかったということになります。

この文章を読んでいる女性は、あいまいな態度の彼に悩んでいる女性ばかりなので、ほとんどいないと思いますが、見た目のある程度良い、若い女性にありがちなのは、私には男友達がたくさんいるという誤解です。

男友達がたくさんいる（と信じている）女性の中に「私と彼は本当に何年も何もないし、純粋に友達としてすごく仲がいい」と反論したくなる人は多いことでしょう。

その反論に答えるなら、一部の男性は女性と体の関係を持つためならなんでもします。世の中で地位の高い人がセクハラをしてその地位を失ったり、電車で痴漢をして一生を台無しにするという事件を時々ニュースで見るでしょう。

一部の男性にとっての性欲は、それほどまでに強いのです。

何人もの体の関係を持っても良い女性に、何年も友達のふりをしてアプローチをし続ける男性はたくさんいます。あなたはそのうちの一人かもしれません。

また、何年もこのような一緒に飲みに行ったり、体の関係は持たないけど旅行に行くみたいな関係が続く場合、それらは最初の動機＝「恋人にしたい」「セフレにしたい」という下心が「昇華された」可能性もあるでしょう。

それは同性間の友情とは違いますが、もしかしたら最も友情に近い関係かもしれません。淡い下心を抱いたまま同性の友達のような関係を維持するということです。

告白する勇気が全くない男性もいます。「本当は恋人になって欲しいけど、振られるのが怖いから友達みたいな関係を続ける」ということを選択している男性です。

何年も女性の恋愛相談に親身にのってくれたり、いつも会えば優しいけれど、特に何もない、という男性は、「彼が私に恋愛感情を抱いているはずがない」と女性に思わせることが戦略の１つである場合もあります。一部の女性は男性の下心に強い拒否反応があり、下心もないのに優しくしてくれる男性に惹かれるので、その効果を期待しています。

女性がいろいろな恋愛に疲れて「もう結婚なんてできないよね…。」とこぼしたときに「じゃあ、俺と結婚する？」と彼から言われて結婚した、という事例もあります。彼にとって女性は最初から「恋人候補」であり、今は恋人になれないので、友達のような関係を続けていた、と言えるのです。

５）恋愛に奥手すぎると感じる男性の場合

ここまで書いて来たように、男性の中には、「とても奥手で告白がなかなかできない男性」もいます。恋愛経験がほとんどなかったり、性格的に告白などできない「恋愛に奥手」な男性です。

このような男性の場合、あなたが「恋人候補」の可能性もあるでしょう。ただ、この場合でも、あなたが彼にアプローチをして、されに「あなたが告白しても、私があなたを振ることはないよ」というメッセージを彼に出しても、彼が告白をしてこないなら、ちやほや要因かセフレ候補の可能性があります。

恋愛経験のない男性が自分に見合わないほど高い女性としか付き合えないということはよくあります。自分自身の価値を知らないから、誰もが憧れるような女性とだけ付き合いたいと考えてしまうのです。

ここまで「友達以上恋人未満」に関する男性心理を見てきましたが、では実際に彼があなたをどう思っているかの見極め方法を次で見ていきましょう。

CHECK! あなたはどの位置？「友達以上恋人未満」チェック

男性のどのカテゴリに自分があてはまっているか、を知るためには以下のチェックを実行してみましょう。

■「他人」「ちやほや要員」である場合

あなたから距離を縮めていくと彼から離れていくでしょう。

彼を放っておけば、彼から連絡がくるのだけど、あなたから連絡をする、あなたがデートに誘う、あなたが彼に好きだという気持ちをわからせる行動をする。そうなると彼は何もしなくなり、受け身になり、度々そのアプローチがあれば、距離を置くようになります。

その女性が自分を好きだとわかったら彼は興味を失うのです。

■「セフレ候補」である場合

あなたから距離を縮めていくと、彼からも近づいてきますが、決して告白はしないでしょう。

体の関係を持つ持たないに関わらず、二人が恋人のような関係なのに、彼が告白してこないなら「セフレ候補」です。

また、もし告白したとしても、決して付き合っていることを公にしようとしないなら、これもセフレ候補の可能性があります。

■「恋人候補」である場合

あなたから距離を縮めていくと、彼も近づいてきて彼から付き合って欲しいと告白をしてきます。奥手な男性の場合、「あなたからの告白を私は絶対に断りません」と彼に信じさせるような行動を心がけていれば、やはり勇気をもって告白してくるでしょう。

〜それでも彼と付き合いたいのなら

「友達以上恋人未満」の関係で、上記のチェックで「セフレ候補」「他人（ちやほや要員）」だった場合、現段階では「恋人」への昇格は難しいです。

それでも、彼と「本気で付き合いたい」と思っているのならまずは彼との距離を縮めてみましょう。

体の関係は持ちませんが、二人の距離を、自分からどんどん近づけていくのです。具体的には女性側から「LINEを頻繁に送る」「デートに誘う」これでテンションが高まるなら「手を繋ぐ」をしてみます。

ここで離れていく場合は、彼はあなたのことを今は「他人（ちやほや要員）」としか思っていないため、まずはあなたの価値（性的な魅力、居心地の良さ、など）を高めることに集中していきましょう。

距離が縮まっても、告白だけされず恋人のように過ごす状態が３〜６ヶ月くらい続くならあなたは「セフレ候補」に入っています。

もっと詳しく：長続きするカップルの秘訣！男を惹き付ける「4つの魅力」前編

もしあなたが「セフレ候補」に入っていたとしても「彼と絶対に付き合いたい」のなら、お勧めしませんが、一つの手段があります。

曖昧な関係が続き、手を繋いだり、キスをしたりしても、彼が告白してこない状態が半年くらい続いたなら、そのまま体の関係を持ってしまいます。

体の関係を持ったところで、あなたは彼にどんな関係か聞いてみます。

ごく稀に「付き合っているよ」と彼がいうことがあり、そうであるなら、交際を周りに公にしてもらいましょう。

そうでないなら、「そっか」と理解して、そのままセフレを続けます。

この間、彼があなたの誕生日に合コンしようが、彼の誕生日に音信不通にしようが、会っているときは居心地の良さを提供し、一切彼に対してダメ出しをしたり否定をしてはいけません。彼にとって本当に都合の良い女性になるのです。

これは奴隷のような関係で、相手にバカにされているような、理不尽な辛い思いをし続けるでしょうが、我慢します。

彼は、あなたを都合のいいセフレだと思っているので、その間に、彼の態度が大きくなったり、あなたをないがしろにしたりすることもあるでしょう。

そして、半年たったら「私やっぱり付き合いたい」と言ってみましょう。すると、彼は「いや、今更何言ってるの？」「やっぱり元カノが忘れられない、ごめん。」などと断ったりごまかしたりするかもしれません。

そうしたら、彼の前から姿を消します。（「沈黙」）

彼が連絡をして来ても無視をします。何度も連絡をして来たら「あいまいな関係に疲れた。私はきちんと付き合ってくれる男性を探す。私はあなたが好きだったけど、今はもう過去の存在です」という彼の心を強く揺さぶる言葉をLINEなどの文章で一度だけ伝えます。決して電話にはでません。

彼が本気で付き合いたいと言ったら、初めて会うことを検討します。（詳しくは『恋人の心を取り戻す方法』を参照してください。）

「人は価値を感じたものが急に去っていくと」テンションが高くなります。

あなたが都合の良い関係を続けていたことで、いつのまにか価値が高まり、その価値あるものが去っていったことで、気が狂うほど好きになることがよくあります。これで結婚に至った人もいます。

この方法は、友達だけど結婚した、セカンド（セフレ）だったのに彼女から略奪した、というパターンにもよく効く方法です。

ただし、この方法は、あなたがセフレでいる間に新しい恋人ができたら終わりです。また、女性が長期間とてもつらい思いをするので、この方法を実行できる女性はわずかです。ほとんどの女性が途中で彼を責めたり、辛すぎてやめてしまったりするのです。だからお勧めはできません。

「どうしても彼をあきらめられない」「何が何でも彼を手に入れたい」場合の最終手段としておきましょう。

これで、友達以上恋人未満にいる男性の本音と、その関係を進展させる方法がわかったと思います。

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