「失恋のトリセツ」〜“一人”になれれば、次の恋はうまくいく
つらい失恋を乗り越えるために
失恋直後は、「この心の痛みはきっと時間が解決してくれる」とわかっていても、その時間がとても長く感じるものですよね。
「もっといい男がいるよ」など、まわりからの無責任な慰めに余計に落ち込んだり、失恋ソングを聴き漁ったり、仕事や勉強・趣味に集中してみても、つらいものは辛いのは仕方がないこと。
それでも「失恋は思い出に、痛みは経験に変わり、『ひとり』に戻ることで成長できる」と、独自の恋愛観をつづったブログで月間600万PVをほこり、大人気恋愛アドバイザーとして活躍中のDJあおいさんは言います。
今回はDJあおいさんの書籍『だからね、「少し距離を置こう」は「もう別れたい」という、優しい嘘なんですよ。』(幻冬舎文庫)から、失恋時の心の痛みを浄化してくれる、前に進むための格言を3つご紹介します。
1. 別れはいつも突然で納得いかないもの
数年付き合った彼から、電話でフラレてしまった。突然のことで納得がいかないから、最後に一度だけ会いたいと連絡してもいい…?
もしあなたがそう悩んでいるのなら、彼に連絡するのはやめておきましょう。
これは特に振られたほうが陥りやすいことですが、“キレイな別れ方”にこだわりすぎると、そのこだわりが執着になってしまいます。
別れは、こちらの都合に合わせてやってくるものではありません。納得できる理由や、心の準備を待ってくれるものではないのです。
恋愛にキレイな別れ方なんて、のぞめないもの。
キレイな別れ方がキレイな思い出になるわけじゃなく、キレイな立ち直り方がその恋愛をキレイな思い出にしてくれるんですよ。
2.ひとりになれない人は、ふたりにもなれない
「この人が好きだ」と「この人に好きになってほしい」
この2つの違いは一体なんでしょうか?
前者はプラスの感情が元になっているので、安心感を与えてくれる言葉です。
一方、後者はマイナスな感情が元になっているので、不安感を感じてしまう言葉となります。
恋愛における不安などのネガティブな感情は、この“好きになってほしい”というマイナスな感情から生じてしまうもの。
会えない寂しさから彼にLINEを連投したり、困らせてしまったこともあるでしょう。
でもマイナスな感情は、プラスの感情のように穏やかなものではなく、身を引き裂くような強烈な感情となってしまいます。
ひとりになれない人は、ふたりにもなれません。
本当に人を好きになったときは、会えない寂しささえもどこか穏やかに受け入れられるもの。
“好きになってほしい”というマイナスな感情に引きずられないようにしましょう。
3.ちゃんと別れることができない人にちゃんと人を愛することはできない
「別れる」ということは、「ただの現実」です。別れたらおしまい、ただそれだけのことです。
もし、彼はまだ私を少しは好きかもしれない、相手の気持ちがわからない、納得できない、などもやもやとした感情に支配されてしまうなら、別れは自分の感情とはまったく関係のない、「ただの現実」だと受け入れましょう。
別れは後戻りできないもの。その覚悟ができれば、別れが「前に進むしかないもの」になります。
恋愛において最も重要なスキルは、実は「別れ方」。
別れから学んだものの中に「愛し方、愛され方」が含まれています。
同じ涙は二度流さないのが女ってもの。一度別れたらちゃんとひとりに戻ってみなさいな。
いかがでしたか。失恋の痛みの真っ只中にいると、つらさに負けそうになってしまうこともあるでしょう。『だからね、「少し距離を置こう」は「もう別れたい」という、優しい嘘なんですよ。』には、失恋を乗り越えるための厳しくも温かい言葉が散りばめられています。ぜひ読んでみては。
だからね、「少し距離を置こう」は「もう別れたい」という、優しい嘘なんですよ。
DJあおい (著)
恋愛ユニバーシティ編集部
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