恋愛戦略のヒントvol.1〜秘書という仕事から〜
学生時代までは、勉強量すなわち「努力」のみで、結果を出すことが比較的容易でした。
いわゆる試験前にヤマを張るなど、戦略重視のタイプの人は「要領が良い」「努力を知らない」と、時に疎まれる事もあるでしょう。
しかし、勉強ではなく仕事はもちろんのこと、特に恋愛においては、そうはいかなくなってきます。
「どうして上手くいかないの!?」
「こんなに努力してるのに、全然結果が出ない!」
と嘆く人は少なくない印象です。
かく言う私も、全く同じような事を考えていました。
「良い恋愛をするには、正しい戦略が必要」
というのは、最早疑いようのない事実であるようです。
では、
「恋愛において努力は無意味なのか?」
と言えば、決してそんな事はない、と私自身は考えています。
ただし、恋愛におけるそれでは、
従来の
努力>(戦略)←あるに越したことはないが、なくても充分通用する
型の思考から、
戦略→努力→(修正)…←戦略段階で、努力の方向性を定める
型への切り替えが強く求められるという事になります。
そんな恋愛戦略を立てるために、最も有効かつ無駄が少ない手段として博士理論を学ぶ事が推奨されている訳ですが、この理論解釈のヒントになると考えたのが、現在私が就いているこの「秘書」という仕事です。
これから数回にわたり、私自身が秘書の仕事を通して気付いた事、恋愛への応用につながるその功罪を、紹介できればと考えています。
皆様の日常生活におきまして、何かしらのヒントに繋がれば幸いです。
初回となります今回は、
「秘書職のイメージとその実態」
についてです。
最初に結論を申し上げる事になりますが、秘書の仕事で恋愛を考える時、
「教訓的要素が約2割、反面教師的要素が約8割」
というところがポイント。
教訓にすべきところ、反面教師とすべきところ、どちらのパターンも押さえておくことで、必要な事がきっと見えて来るはずです。
※参考までに、私は現在、某専門職の現役従事者及び経営者A氏(60代男性)の秘書を務めています。
大手企業等によくある、いわゆる秘書課所属ではなく、ベテラン秘書(50代女性)の部下として、2人でA氏を支えている格好です。
(これから挙げる項目は、あくまで私自身の経験に基づくものですので、現在秘書をなさっている全ての方が一様に抱くイメージとは限らない事を、あらかじめご了承願います)
①秘書=相手に尽くしまくる仕事?
→全くもってその通りです。
この部分こそ、当レポの要となってくるところです。恋愛において役立つところとそうでないところとが複雑に絡み合っていると言えます。
理論で推奨されている「居心地の良さ」を実に機械的、合理的に学べる一方、相手に(一方的)に尽くすことへの危険性を同時に学ぶことが出来るのです。
次回以降で重点的に解説します。
②秘書=会社の窮地を救う策士?
→必ずしもそうとは限りません。
窮地に陥った事業が、秘書の機転や作戦で見事に立ち直る…映画やドラマなどのフィクションでは意外によくある話です。
しかし、やはりそこは現実。そんな場面はそうそうお目にかかるものではありません。
むしろ先回りを狙うより、言われた事を100%に限りなく近い精度で確実にこなした方が100倍有用です。
そういったストレートなビジネススキルを身に付ける事が出来ますが、これらは実は恋愛に活かすことも可能なのです。
③秘書=愛人?
→全くもってあり得ません。オススメも出来ません。
こちらも映画やドラマなどにありがちなイメージですが、実態を知る者としては、絶対にオススメすることは出来ません。
どんなに近しい間柄でも「あくまで、仕事相手」というスタンスを貫く姿勢が必要です。
次回より、主にこの3つの視点から、
◎居心地の良さとは何か
◎相手に尽くしすぎることの危険性
◎ビジネススキルを恋愛に活かす方法
◎身の丈に合った恋愛の重要性
◎不倫がオススメできない理由
を詳しく解説していこうと思います。