彼の「居場所」を考えよう①―居心地良さ再考のヒント【導入編】―

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はじめに(執筆に当たって)


皆さま、毎度お世話になっております。
Mammieです。

前回から約10ヶ月ぶりに、レポートを執筆させていただくことになりました。
今回は、恋ユニ内の日記「彼の居場所は、どこ?」をレポートとして再編集&続きを連載するという、こちらでもあまり例のない?私としても史上初の試みです。
先の日記を上げた際
「この内容を是非、レポート化してほしい」
というありがたいご要望をいただき、今回の執筆を決断しました。

続きがあるというのももちろんなのですが、実は今回の日記は今までになく字数制限に阻まれ、泣く泣く記載をカットせざるを得なかった事項がいくつもございます。

そこで、内容を再構成&検討し、レポートとして執筆するものです。
現時点では、全3回程度を予定しております。
それでは、本編に移ります。

居心地の良さは、恋ユニ生永遠のテーマである

居心地の良さ。
それは、我らがぐっどうぃる博士が考え出した、男性が女性に求める上で重要なポイントとされるもの。

一昨年(2015年)、初めて企画•開催された恋ユニの学園祭においても一大テーマとして取り上げ、それぞれが学びを深めました。
が、それでもやっぱり完璧な理解、そして実践は「難しい」というのが私の正直な感想です。

「知っている」だけでは十分と言えず、やはりきちんと実践して、自分なりの成果を上げていかなければなりません。

そして、勉強したからそこで終わり!ではなく、常日頃からアンテナを張り、アップデート、進化、発達を遂げ続けていかなければならない要素でもあります。

まさに、私たち恋ユニ生にとって
「居心地の良さ」とは、
永遠のテーマであり、タスクなのです。

例えば、どんなに居心地の良いとされるお気に入りの家でも、一度建ったらそれで終わりではなく、外観も、内装も、こまめなメンテナンスが必要だったりすることからも、それは明らかでしょう。

今回の内容は、そんな「居心地の良さ」を少し別の視点から、ふと考えてみたのが、きっかけになりました。

何故、【居心地の良さ】という用語が採用されたの?

私自身、普段から何気ない「用語」や「言葉」について、その意図をやたらと深く考えてしまう癖があるのですが、今回も、そういった疑問が引き金になっています。

こちらで言われる
「居心地の良さ」というのは、
いわゆる博士理論の博士用語に直結した内容であり、何よりも他の言葉に置き換える形で一言で定義するのが難しいため、恋ユニの一歩外では説明や形容が至難―門外不出とするのが本来ベストでありましょう―であるもののうちのひとつと称して、何ら異存はないでしょう。

その中で私が何を疑問視したのかと言いますと、
何故博士は「居心地の良さ」という言葉を充てたのだろうか、というところです。
その言葉に、どんなメッセージを込めた、もしくは込められているのでしょうか、というところですね。

私自身、時折相談などで博士のプロトコルをまさにこれから読むであろうと見受けられる初心者さん方等に向けたコメントでは、居心地の良さを
「癒し(の力やスキル)」
などと置き換えて表現することがあります。

彼女といると最高に癒される

もしも、彼があなたにこういう評価をしているのであれば、これは、誰がどう見ても「居心地が良い」状態である目安になるのは、間違いないと言えるでしょう。
いっそそれなら本当に、この言葉だけでは何となくのイメージはできるけれども、一方でざっくりとした意味しか掴めない
「居心地の良さ」
という用語よりも
「癒し」
にしてしまった方が良いのではないか?と、意見してしまいたくもなる、かもしれません。
特に対女性に向けた言葉であればなおのこと、「癒し」「優しさ」「明るさ」…などといった、具体的に感情がイメージできる表現の方が、より親しみやすく分かりやすい、という意見もあるのではないかと思うのです。

事実、
「居心地の良さ」という表現は、何やら物理的な雰囲気が潜む言葉、とも言えます。

これを具体的に言いますと、

居心地→どこかの場所や建物を連想させる

ような雰囲気を帯びた言葉だと思いませんか?

もっとも、こちらにはたくさんの優秀な理系女性の方がいらっしゃるため、問題にはならないかもしれませんが、少なくとも男性に比べると「物理的」と言った言葉や理論に尻込みしてしまう人も、それなりにはいらっしゃるはず(私もそのひとりです)。

それだけ、分かりにくい、伝わりにくいかもしれないことを覚悟で、ぐっどうぃる博士が敢えて「居心地の良さ」としたのには、何か理由があるのだろうか?

と、ふと思ったわけなのです。

居心地に必要な前提とは

先ほど申し上げました

【居心地→どこかの建物や場所を連想させる】


というのは、結構重要なポイントである可能性があります。

居心地という言葉を使う背景には、物理的なものが関連してくる。
すなわち「建物」や「場所」…
場所…

「居場所」…?

そうなのです。
【居場所】なくして、
「居心地(の良さ)」
というのはどうやっても成り立たないということではないか?


つまり、
あなたが彼に
居心地の良さを提供する背景には、まず
彼が、あなたに居場所を求めているかどうか?
が重要なポイントではないか、ということが考えられるわけです。

博士が「居心地の良さ」という言葉を通して私たちに、

【彼があなたに対して
「居場所の提供」を求めていない限り、
「居心地の良さ」自体が成立し得ない】


ということを、メッセージとして暗に伝えたかったのではないか?

これらはあくまで私の仮説に過ぎませんが、単なる「癒しスキル」や「優しく&明るく」(もちろんこれらも立派な居心地良さの中身ではあるのですが)では表現しきれないポイントが、確かにあります。

居心地の良さがそれとして通用するのは、
彼があなたに対して「居場所」を求めている場合にのみ限られる

思わず繰り返してしまいましたが、これは言い換えると、

彼があなたに「居場所」の提供を何ら求めていない段階や状況においては、たとえプロトコルを読み込んで、どれだけこちらで推奨されている「居心地が良い」ということをして頑張っても、彼が「〇〇(あなたのこと)は居心地良いな」と認識するとは限らない、ということになるのです。

その際たる例として挙げられるのが、主に以下のような事項です。

◎片思い中だが、相手のテンションが思わしくない状況

◎見込みや展望を見失い、きちんと成立していないフリー作戦

◎交際中であっても、相手の真剣さが感じられない

こういった状況下でなかなか成果が上がらない場合は、さらに以下2点の内容に関して、いま一度考え直してみましょう。

①居心地の良さの提供の仕方が間違っている
→この場合は、居心地の良さの中身さえ間違えなければ、何らかの成果を出すことは、難しくなくなるでしょう。


②そもそも居心地の良さ自体が成立していない
→問題なのは、こちらに該当している場合です。
そして、事実こちらで日々繰り広げられる恋愛相談その他を拝見していても、実はこちらのパターンに当てはまっているのではないかと思われるケースが、実際のところ、想像以上に多数見受けられます。

彼があなたに対して
「是非、僕に居場所を提供してもらいたい」
と思っていない限りは、どんなに完璧な(居心地が良いとされる)振る舞いをしても、それはそもそも居心地の良さになっていない可能性があるということです。

彼からあなたに対し、居場所の提供希望、もとい要望がない場合は、居心地の良さは、成立し得ない

ということを知り、受け入れる必要が出てきます。

結局、居心地の良さって、何なのだろう?


「居心地の良さって何ですか?」
「提供するには具体的に何をどうすれば良いのですか?」

博士理論を通じて「居心地の良さ」を知ると、こういった疑問が湧き出てくるのは、ごくごく自然の流れでしょう。

しかしながら、ほんの少し勉強を進めていくとこれらは、
「明確な正解が出せない、禅問答のような問い」
に等しいことが、次第に分かって来るのではないかと思います。

恋愛というのは、
【人間対人間の営み】
そのものです。

この世に誰ひとりとして、全く同じ考え、趣味嗜好、姿形を併せ持った人間など存在しません。

すなわち、あなたの振る舞いに対して
元彼Aが居心地が良いと思っていた行為がそっくりそのまま、今の彼Bに通用するとは限らない、ということになります。

今回のレポートでは詳しく触れませんが、
どういった振る舞い、言動、スタンスが彼にとって居心地が良いのか?
という疑問を解決するには、
彼を「プロファイリング」し、その人間性を深いところまで分析する過程が欠かせません。

ですが、この世の中、

「こうすれば、大多数の男性、もしくは人々が居心地が良いと感じる」

共通の振る舞いや理念も、全く存在しないわけではありません。
これは、実社会でも
「ルール」とか「マナー」もしくは「モラル」などと呼ばれる部分にも該当している、ということもできるでしょう。

このように、
「居心地の良さ」
というのは一口に言っても、その実は様々な要素が組み合わさって成立するものだということが、分かります。

そして、博士が「居心地の良さ」もしくは「(4つの)魅力」などの項で具体的に説明されている通り、実際にはたくさんの要素を時には単純に、時には複雑に絡ませていかなければ、居心地の良さは成り立って行かない、ということではないか、ということです。

では、
実際に
「彼が(あなたに)居場所を提供しているのかどうか?」
ということを見極めるためには、どういうところで判断すれば良いのか…。
次回はそういった内容について、お話しようと思います。

まとめ

★居心地の良さは、やはり永遠のテーマである!
★彼があなたに【居場所の提供】を求めていなければ、「居心地の良さは」そもそも成り立たない可能性が高い
★居心地の良さと一口に言っても、その実は様々な要素が絡み合って始めて成立するものだと言える

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

―②へ続く―

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