彼の「居場所」を考えよう③―居心地良さ再考のヒント【居場所チャート解析編】―
彼の「居場所」を考えようシリーズ、3回目となりました。
今回は、居場所チャート(見取り図)解析編ということで、居場所とは何なのか?その具体的なアプローチをしていきます。
どうぞ、よろしくお付き合いくださいませ。
これが、居場所チャートです!
今回またしても、「手書き図」が登場いたします。そして、この図が頭にすっかり入ったら、今回のレポートの内容は丸分かりも同然。
居場所チャート、すなわち、
【居場所と居心地の関係】
を、図にまとめてみました。
それが、コチラ。
ポイントは、大きく分けて以下の3つです。
①「居心地の良さ」(の提供)は、一方通行では成り立たない
②居場所には、主に「精神的」なものと「物理的」なものがある
③精神的居場所は、更に「基礎的要素」と「個別的要素」に分けられる
それでは次の項で、これらを詳しく見ていくことにしましょう。
居場所を理解する3つのポイント
①「居心地の良さ」(の提供)は、一方通行では成り立たない
ぐっどうぃる博士の理論を通して、居心地の良さという概念を知り、まさに現在進行形で学んできているであろう私たちは、
「居心地の良さ」をいかに提供するか、ということは常日頃から考えてきていると思います。
そして、先の文章にも書いてあるように、居心地の良さは、「提供」するもの、という感覚を持っている方がほとんどでしょう。
つまり、恋愛という場面においては、彼に対してベクトルを向け、居心地の良さを「提供」するという図式が自然と成り立っているわけです。
しかし、どれだけ頑張って居心地の良さを提供したつもりでも、思うようにいかない場面というのも、恋愛においては茶飯事と言えます。
何故、そういうことが起こるのか?
という疑問を考えた時、あなたが彼にベクトルを向けているだけではなく、彼もあなたにある程度ベクトルを向けていなければならないのではないか?と考えたことがそのきっかけでした。
そこで、居心地の良さというのは一方的に提供するのではなく、彼も「居場所」というものを求めていることが、その前提になるのではないかというわけです。
それを2本の矢印で、上記の図に示しました。
【居心地(の良さ)の提供】
【居場所の希望】
としましたが、【居心地の良さの提供】と、【居場所の提供】は、このレポートにおいて、全て同じ意味合いと解釈して用いることとします。
居心地の悪い居場所は誰だって必要ありませんし、その時点で居場所とも言えません。
よって、
居場所=居心地の良さ
という等式も、成り立つものと考えます。
そして、後ほど更に詳しく述べますが、ここで、注意点をひとつ。
彼が、あなたに居場所を求めていなければ、居心地の良さは成立しない。
執筆開始当初から繰り返し強調していることですが、その上で更に大切なのは、
だからといって
「居心地の良さを提供しない」
という選択肢は無いに等しい
ということも同時に心得ておく必要があります。
居心地の良さそれ自体は、人間関係を営む上で、最低限のルールやマナー、モラルも大いに含まれているものです(もちろんそれだけ、ではないのですが…)。
それ故に居心地悪く振舞って大正解!
という場面は、ほぼありません。と言いますか、まずないでしょう。
恋愛においては、そのつもりで居場所すなわち居心地の良さを提供しても、「思うような展開にならない」かもしれない、というだけなのです。
そうであるので、
居心地の良さ=我慢や苦行
という考えしか持てていなかったり、居心地の良さの提供のつもりが、常に自分を偽った「演技」のようになってしまい、毎回堪えきれずに爆発してしまう…というパターンを繰り返してしまっているとなると、色々な場面で損をしてしまうことにもなりかねません。
居心地の良さの提供スキルにも、実はいくつかの段階があるのではないか、と私自身は考えているのですが、「上手く行かない」という場合、もしかすると、想定よりもう少し下の段階でつまずいている、ということも言えるかもしれません。詳しくは後述いたします。
②居場所には、主に「精神的」なものと「物理的」なものがある
こちらも、今回私が勝手に考え出した【仮説】であるのですが…。
このサイトにおいてぐっどうぃる博士が示している理論はもちろんですが、私たちが考えている居心地の良さというのは、ほぼほぼ「精神的」な居場所だと解釈して、間違いないものと思われます。
◎ダメ出しをしない
◎毎回楽しい時間を過ごせるように努力
◎彼のコアを探り、尊重する
といったようなことは、既にお馴染みですよね。
これらは全て、彼の「精神」に直結する要素であるため、全てをまとめて「精神的な居場所」とすることにしました。
では、「物理的な居場所」とは、一体何のことなのかと言いますと、
これは、
【文字通りの居場所】
を指します。
そして、この概念が活きてくるのは、主に「結婚後」の段階です(同棲中など、一部例外も存在します)。
この「物理的居場所」について詳しくは、最終回で取り上げる予定ですが、居心地の良さは、結婚をしてからも、否結婚をしてからこそが正念場と言われます。
この部分をきちんと満たせていないと、彼は文字通り、「居場所がなくなって」しまい、「居心地が悪い」どころの騒ぎではなくなってしまうわけです。
物理的居場所というのは、結婚をし、生活を共にするようになった段階で初めて求められる要素だと言えます。
つまり、前回説明した5つの距離から更に近い+α的な要素だと言えるでしょう。
そういった性質上、まだ結婚をしていない(決まっていない)段階で、この物理的居場所を満たそうと躍起になってしまうこともまた、逆効果になってしまいます。
こちらもまた、後ほど詳しく説明しますが、5つの距離におけるあなたの立ち位置、その他の状況によって、相手から提供を求められている居場所の程度は全く異なるものです。
2の距離の段階でフリー作戦を決行してもまず成功しない、と前回述べましたように、相手から求められている以上のものを提供しようとすると、それは
居場所の「押し付け」「押し売り」
になってしまいかねません。
「うまくいかない…どうして?」となって爆発してしまう前に、まずは落ち着いてその辺りもよく考えてみる必要があると言えるでしょう。
③精神的居場所は、更に「基礎的要素」と「個別的要素」に分けられる
こちらも、今回のレポートでは大切な要素になります。
居場所には2種類があり、
「精神的な居場所」と、「物理的な居場所」に分けられる。
このように先ほどから述べていますが、精神的な居場所は、ここから更に2つの要素に分けられます。
それが、
【基礎的要素】【個別的要素】
です。
それぞれ、
ベーシックエレメンツ(BE)
パーソナルエレメンツ(PE)
とも、表現されることになるかと思います。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
◎基礎的要素(BE)とは?
居心地の良さを成立させるために必要とされる、極めて基礎基本的なスキルになります。
とっても簡単に言うと、
恋愛の場面に限らず、あらゆる場面で通用する「善き人」になるために必要なスキル
のことです。
このレポートでわざわざ述べるまでもないかもしれませんが、いわば当たり前のこと。
誰に対しても…
◎いつも明るく、笑顔で接する
◎TPOに応じた、清潔感のある身なり
◎感情を常に安定させ、自分の機嫌や気分で人を振り回さない
◎不安やネガティヴを、自分の力で適切に対処することができる
◎他人の不平、不満、悪口を言う習慣をつくらない
◎自分基準、自分ルールの存在に気付き、それらを相手に押し付けない
こういったところでしょうか。
居心地の良さ
=人として当たり前のことをする
と私が普段から考えているのは、こういった要素が多分に含まれているからだと思っています。
彼に対して、だけではなく、普段からこういったことを心がけて、「出来ること」を少しでも増やしておくのは、とても大切なことです。
「当たり前にできる」
というのはすなわち、
見返りがあってもなくても問題なくできる
ということ。
「これができれば、彼が優しくしてくれる」
「私のことを好きになってくれる」
からではなく、人として当たり前のことだから、する。
自分の中でここまで考えをシフトすることができれば、見える世界も、その中での生活も、大きく変わってくるはずです。
特に、後半の
◎他人の不平、不満、悪口を言う習慣をつくらない
◎自分基準、自分ルールの存在に気付き、それらを相手に押し付けない
はとても重要な事項であり、これができて初めて、
「ダメ出しをしない」
が満たせるようになってきます。
実はこの「ダメ出しをしない」は、この基礎的要素よりももう一段階上の要素と絡んでいる事項なのです。
もしも「ダメ出しをしない」という事項が満たせず、悩んでいる時は、このBE、基礎的要素がきちんとできているかどうか、振り返ってみることをお勧めします。
◎個別的要素(PE)とは?
こちらは、基礎的要素に、足し算方式で積み上げていく要素です。
これは、
彼の個人的な要望(=居場所)を満たすために必要なスキル
のこと。
多くの人は、こちらをより強化したいと願い、日々全身全霊を傾けていることでしょう。
これを深く理解するにも、ぐっどうぃる博士の理論は大変に役立つこと、請け合いです。
サイト内で頻出の用語、彼の言動や行動、生活様式、特性などの材料をしっかりと集め、事細かに分析する
プロファイリングの真の目的(のひとつ)は、この個別的要素(以下PE)を満たすためではないか、と私は考えております。
つまるところ、PEの具体的事項というのは、
◎彼の世界観(プライド、コア、サバイバルスキル)を理解し、尊重する
◎見た目を(彼の好みに)整える
これらに尽きるということです。
このレポートでは、主に世界観の方を取り上げます。
少し前に、恋ユニの超人気ユーザーであるアミィさんが、
「コアの三大元素」
という投稿を公開されました。
まさにこの通りで、コアというのは
【愛】【自由】【承認】
という三大元素から成り立っており、人によってどの元素をどこまで重視しているかが全く異なるということ
特に男性の場合は【自由】と【承認】を重視する傾向が強いということ
などが、的確かつ明快に語られていました。
これは、ぐっどうぃる博士が提唱する、女性に求められている「4つの魅力」にも直結した内容です。
①性的な魅力
②パートナーとしての魅力
③自由を邪魔しない魅力
④家庭を維持できる魅力
特にぐっどうぃる博士は、
この中の②を居心地の良さと直結するものと解釈されているようで、②の中には更に
「疲れない」
「一緒にいて楽しい」
「飽きがこない」
といった様々な要素が含まれています。
彼が求めている要素もとい魅力というのは、
「居場所を求める門戸が開かれている」
と同義だということ。
彼は、居場所にまつわる門戸をどこに、どのくらい開いているのか?
をプロファイリングを元に考え、それに応じた居場所を提供していくことが大切だというわけです。
例えば、
○ファッションセンスが良いこと
がコアに関わるようであれば、
彼のファッションセンスを理解し、それに関わるダメ出しは絶対にしない
○趣味の時間を多く割いている
様子が見られるようであれば、それを尊重する姿勢を見せる
という対応策が考えられます。
先ほどのBEの部分がしっかり満たされていて初めて、ダメ出しをしないということや、彼の自由を尊重する(何が何でも彼女を優先すべき、という考えを相手に押し付けずに済む)ができるようになる、というわけです。
しかしながら、このPEを考える上では、注意すべき点がいくつかあります。
注意点①
理解と尊重の部分は、必ず「両立」させる
彼の世界観を理解し、尊重する。
言葉にすれば簡単ですが、実際にはとても難しいことです。
そして、女性はついつい、「共感」を求める姿勢から「知りたい」「理解したい」という感情が先走ってしまいがち。
しかしこれも、
彼があなたに
「理解してほしい」
という居場所の門戸を開いていない限りは、居心地の良さとしては成り立たない内容です。
あなたに居場所を提供するために、尊重したいから、是非理解させてよ!
という姿勢では、プロファイリングも行き過ぎて、相手に毎回尋問のような苦痛を与えることになってしまったり、かえって相手は居心地の悪さだけを感じる結果になってしまいます。
注意点②
PEは、全く求められていないケースもあるということに留意する
これも、①に関連した内容ですが、そもそも、全く加味されないケースもあるということに注意する必要があります。
これがまさに、前回解説した、「5つの距離」が遠すぎる場合です。
この状態で彼に「特別な何か」を提供しようとすると、全て裏目に出てしまうことになり、相手は居心地の良さを感じなくなります。
相手があなたに居場所を求めていない状態で「彼のために」と色々なこと(つまり、PEの部分を一生懸命やろうとしてしまう)をやってしまうと逆効果というのは、そこに理由があります。
「俺に気に入られるためにやっているのか」
と、相手に思われてしまっては、居心地の良さにはならないということです。
こういった状況下では、とにもかくにもBEの部分をしっかりと満たし、彼の門戸の中に入れるレベルに引き上げられるかどうかという段階に持っていくのが精いっぱいでしょう。
ただし、BEは相対的な要素もかなり多く含みます。
彼の周辺に、BEを満たした人が当たり前にいるような環境であれば、わざわざあなたに居場所を求める確率はそう上がらない…かもしれません。
かといって、それを全くやらない選択肢も、ないはずです。
ここは、難しいところですよね。
でも、私はBEは完璧なはずだし、家族や友人からも問題あるって言われたことはない!
それなのに居心地良くできないのは何故?
何で上手くいかないの??
こういった悩みは尽きないものですよね。
というわけで、次回は視点を変え、
「居心地が悪い」とはどういうことなのか?について、
詳しくお話してみようと思います。
今回もお読みくださり、ありがとうございました!
―④に続く
ぐっどうぃる博士の理論を通して、居心地の良さという概念を知り、まさに現在進行形で学んできているであろう私たちは、
「居心地の良さ」をいかに提供するか、ということは常日頃から考えてきていると思います。
そして、先の文章にも書いてあるように、居心地の良さは、「提供」するもの、という感覚を持っている方がほとんどでしょう。
つまり、恋愛という場面においては、彼に対してベクトルを向け、居心地の良さを「提供」するという図式が自然と成り立っているわけです。
しかし、どれだけ頑張って居心地の良さを提供したつもりでも、思うようにいかない場面というのも、恋愛においては茶飯事と言えます。
何故、そういうことが起こるのか?
という疑問を考えた時、あなたが彼にベクトルを向けているだけではなく、彼もあなたにある程度ベクトルを向けていなければならないのではないか?と考えたことがそのきっかけでした。
そこで、居心地の良さというのは一方的に提供するのではなく、彼も「居場所」というものを求めていることが、その前提になるのではないかというわけです。
それを2本の矢印で、上記の図に示しました。
【居心地(の良さ)の提供】
【居場所の希望】
としましたが、【居心地の良さの提供】と、【居場所の提供】は、このレポートにおいて、全て同じ意味合いと解釈して用いることとします。
居心地の悪い居場所は誰だって必要ありませんし、その時点で居場所とも言えません。
よって、
居場所=居心地の良さ
という等式も、成り立つものと考えます。
そして、後ほど更に詳しく述べますが、ここで、注意点をひとつ。
彼が、あなたに居場所を求めていなければ、居心地の良さは成立しない。
執筆開始当初から繰り返し強調していることですが、その上で更に大切なのは、
だからといって
「居心地の良さを提供しない」
という選択肢は無いに等しい
ということも同時に心得ておく必要があります。
居心地の良さそれ自体は、人間関係を営む上で、最低限のルールやマナー、モラルも大いに含まれているものです(もちろんそれだけ、ではないのですが…)。
それ故に居心地悪く振舞って大正解!
という場面は、ほぼありません。と言いますか、まずないでしょう。
恋愛においては、そのつもりで居場所すなわち居心地の良さを提供しても、「思うような展開にならない」かもしれない、というだけなのです。
そうであるので、
居心地の良さ=我慢や苦行
という考えしか持てていなかったり、居心地の良さの提供のつもりが、常に自分を偽った「演技」のようになってしまい、毎回堪えきれずに爆発してしまう…というパターンを繰り返してしまっているとなると、色々な場面で損をしてしまうことにもなりかねません。
居心地の良さの提供スキルにも、実はいくつかの段階があるのではないか、と私自身は考えているのですが、「上手く行かない」という場合、もしかすると、想定よりもう少し下の段階でつまずいている、ということも言えるかもしれません。詳しくは後述いたします。
②居場所には、主に「精神的」なものと「物理的」なものがある
こちらも、今回私が勝手に考え出した【仮説】であるのですが…。
このサイトにおいてぐっどうぃる博士が示している理論はもちろんですが、私たちが考えている居心地の良さというのは、ほぼほぼ「精神的」な居場所だと解釈して、間違いないものと思われます。
◎ダメ出しをしない
◎毎回楽しい時間を過ごせるように努力
◎彼のコアを探り、尊重する
といったようなことは、既にお馴染みですよね。
これらは全て、彼の「精神」に直結する要素であるため、全てをまとめて「精神的な居場所」とすることにしました。
では、「物理的な居場所」とは、一体何のことなのかと言いますと、
これは、
【文字通りの居場所】
を指します。
そして、この概念が活きてくるのは、主に「結婚後」の段階です(同棲中など、一部例外も存在します)。
この「物理的居場所」について詳しくは、最終回で取り上げる予定ですが、居心地の良さは、結婚をしてからも、否結婚をしてからこそが正念場と言われます。
この部分をきちんと満たせていないと、彼は文字通り、「居場所がなくなって」しまい、「居心地が悪い」どころの騒ぎではなくなってしまうわけです。
物理的居場所というのは、結婚をし、生活を共にするようになった段階で初めて求められる要素だと言えます。
つまり、前回説明した5つの距離から更に近い+α的な要素だと言えるでしょう。
そういった性質上、まだ結婚をしていない(決まっていない)段階で、この物理的居場所を満たそうと躍起になってしまうこともまた、逆効果になってしまいます。
こちらもまた、後ほど詳しく説明しますが、5つの距離におけるあなたの立ち位置、その他の状況によって、相手から提供を求められている居場所の程度は全く異なるものです。
2の距離の段階でフリー作戦を決行してもまず成功しない、と前回述べましたように、相手から求められている以上のものを提供しようとすると、それは
居場所の「押し付け」「押し売り」
になってしまいかねません。
「うまくいかない…どうして?」となって爆発してしまう前に、まずは落ち着いてその辺りもよく考えてみる必要があると言えるでしょう。
③精神的居場所は、更に「基礎的要素」と「個別的要素」に分けられる
こちらも、今回のレポートでは大切な要素になります。
居場所には2種類があり、
「精神的な居場所」と、「物理的な居場所」に分けられる。
このように先ほどから述べていますが、精神的な居場所は、ここから更に2つの要素に分けられます。
それが、
【基礎的要素】【個別的要素】
です。
それぞれ、
ベーシックエレメンツ(BE)
パーソナルエレメンツ(PE)
とも、表現されることになるかと思います。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
◎基礎的要素(BE)とは?
居心地の良さを成立させるために必要とされる、極めて基礎基本的なスキルになります。
とっても簡単に言うと、
恋愛の場面に限らず、あらゆる場面で通用する「善き人」になるために必要なスキル
のことです。
このレポートでわざわざ述べるまでもないかもしれませんが、いわば当たり前のこと。
誰に対しても…
◎いつも明るく、笑顔で接する
◎TPOに応じた、清潔感のある身なり
◎感情を常に安定させ、自分の機嫌や気分で人を振り回さない
◎不安やネガティヴを、自分の力で適切に対処することができる
◎他人の不平、不満、悪口を言う習慣をつくらない
◎自分基準、自分ルールの存在に気付き、それらを相手に押し付けない
こういったところでしょうか。
居心地の良さ
=人として当たり前のことをする
と私が普段から考えているのは、こういった要素が多分に含まれているからだと思っています。
彼に対して、だけではなく、普段からこういったことを心がけて、「出来ること」を少しでも増やしておくのは、とても大切なことです。
「当たり前にできる」
というのはすなわち、
見返りがあってもなくても問題なくできる
ということ。
「これができれば、彼が優しくしてくれる」
「私のことを好きになってくれる」
からではなく、人として当たり前のことだから、する。
自分の中でここまで考えをシフトすることができれば、見える世界も、その中での生活も、大きく変わってくるはずです。
特に、後半の
◎他人の不平、不満、悪口を言う習慣をつくらない
◎自分基準、自分ルールの存在に気付き、それらを相手に押し付けない
はとても重要な事項であり、これができて初めて、
「ダメ出しをしない」
が満たせるようになってきます。
実はこの「ダメ出しをしない」は、この基礎的要素よりももう一段階上の要素と絡んでいる事項なのです。
もしも「ダメ出しをしない」という事項が満たせず、悩んでいる時は、このBE、基礎的要素がきちんとできているかどうか、振り返ってみることをお勧めします。
◎個別的要素(PE)とは?
こちらは、基礎的要素に、足し算方式で積み上げていく要素です。
これは、
彼の個人的な要望(=居場所)を満たすために必要なスキル
のこと。
多くの人は、こちらをより強化したいと願い、日々全身全霊を傾けていることでしょう。
これを深く理解するにも、ぐっどうぃる博士の理論は大変に役立つこと、請け合いです。
サイト内で頻出の用語、彼の言動や行動、生活様式、特性などの材料をしっかりと集め、事細かに分析する
プロファイリングの真の目的(のひとつ)は、この個別的要素(以下PE)を満たすためではないか、と私は考えております。
つまるところ、PEの具体的事項というのは、
◎彼の世界観(プライド、コア、サバイバルスキル)を理解し、尊重する
◎見た目を(彼の好みに)整える
これらに尽きるということです。
このレポートでは、主に世界観の方を取り上げます。
少し前に、恋ユニの超人気ユーザーであるアミィさんが、
「コアの三大元素」
という投稿を公開されました。
まさにこの通りで、コアというのは
【愛】【自由】【承認】
という三大元素から成り立っており、人によってどの元素をどこまで重視しているかが全く異なるということ
特に男性の場合は【自由】と【承認】を重視する傾向が強いということ
などが、的確かつ明快に語られていました。
これは、ぐっどうぃる博士が提唱する、女性に求められている「4つの魅力」にも直結した内容です。
①性的な魅力
②パートナーとしての魅力
③自由を邪魔しない魅力
④家庭を維持できる魅力
特にぐっどうぃる博士は、
この中の②を居心地の良さと直結するものと解釈されているようで、②の中には更に
「疲れない」
「一緒にいて楽しい」
「飽きがこない」
といった様々な要素が含まれています。
彼が求めている要素もとい魅力というのは、
「居場所を求める門戸が開かれている」
と同義だということ。
彼は、居場所にまつわる門戸をどこに、どのくらい開いているのか?
をプロファイリングを元に考え、それに応じた居場所を提供していくことが大切だというわけです。
例えば、
○ファッションセンスが良いこと
がコアに関わるようであれば、
彼のファッションセンスを理解し、それに関わるダメ出しは絶対にしない
○趣味の時間を多く割いている
様子が見られるようであれば、それを尊重する姿勢を見せる
という対応策が考えられます。
先ほどのBEの部分がしっかり満たされていて初めて、ダメ出しをしないということや、彼の自由を尊重する(何が何でも彼女を優先すべき、という考えを相手に押し付けずに済む)ができるようになる、というわけです。
しかしながら、このPEを考える上では、注意すべき点がいくつかあります。
注意点①
理解と尊重の部分は、必ず「両立」させる
彼の世界観を理解し、尊重する。
言葉にすれば簡単ですが、実際にはとても難しいことです。
そして、女性はついつい、「共感」を求める姿勢から「知りたい」「理解したい」という感情が先走ってしまいがち。
しかしこれも、
彼があなたに
「理解してほしい」
という居場所の門戸を開いていない限りは、居心地の良さとしては成り立たない内容です。
あなたに居場所を提供するために、尊重したいから、是非理解させてよ!
という姿勢では、プロファイリングも行き過ぎて、相手に毎回尋問のような苦痛を与えることになってしまったり、かえって相手は居心地の悪さだけを感じる結果になってしまいます。
注意点②
PEは、全く求められていないケースもあるということに留意する
これも、①に関連した内容ですが、そもそも、全く加味されないケースもあるということに注意する必要があります。
これがまさに、前回解説した、「5つの距離」が遠すぎる場合です。
この状態で彼に「特別な何か」を提供しようとすると、全て裏目に出てしまうことになり、相手は居心地の良さを感じなくなります。
相手があなたに居場所を求めていない状態で「彼のために」と色々なこと(つまり、PEの部分を一生懸命やろうとしてしまう)をやってしまうと逆効果というのは、そこに理由があります。
「俺に気に入られるためにやっているのか」
と、相手に思われてしまっては、居心地の良さにはならないということです。
こういった状況下では、とにもかくにもBEの部分をしっかりと満たし、彼の門戸の中に入れるレベルに引き上げられるかどうかという段階に持っていくのが精いっぱいでしょう。
ただし、BEは相対的な要素もかなり多く含みます。
彼の周辺に、BEを満たした人が当たり前にいるような環境であれば、わざわざあなたに居場所を求める確率はそう上がらない…かもしれません。
かといって、それを全くやらない選択肢も、ないはずです。
ここは、難しいところですよね。
でも、私はBEは完璧なはずだし、家族や友人からも問題あるって言われたことはない!
それなのに居心地良くできないのは何故?
何で上手くいかないの??
こういった悩みは尽きないものですよね。
というわけで、次回は視点を変え、
「居心地が悪い」とはどういうことなのか?について、
詳しくお話してみようと思います。
今回もお読みくださり、ありがとうございました!
―④に続く