本気で不倫を終わらせる方法〜やめたいのになぜ抜け出せないのか?
不倫をやめたい…でも辛い
不倫をやめたいけど別れることを考えると辛い気持ちになり、決意できない、と悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。
彼との未来はなく良くないことだとわかっているのに、彼が好きでどうしても別れられない。一緒にいると楽しく幸せだけど、いないときはとても苦しいし寂しい…。 もう曖昧な関係を終わりにしたいからと離れようとしても連絡が来るとまた会ってしまい、ズルズルと続けてしまう。
不倫を終わらせるにはどうしたらいいでしょうか。恋愛ユニバーシティ・恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士が「不倫をやめる方法」について詳しく解説します。
誰にも相談できない悩み…経験豊富な恋愛の専門家に直接相談できます
1.不倫をやめたいのに抜け出せなくなる理由
不倫の悩みを抱える女性は多いです。年齢も20代前半から30代後半まで広くいます。では、なぜ一部の女性は不倫から抜け出せなくなってしまうのでしょうか。
そこには主に5つの理由があるでしょう。(ここでは特に既婚男性と独身女性の不倫に関して書きます)
i)普通では付き合えない男性と付き合える
男性が恋人を選ぶときは、よく考えて選びます。結婚相手となると、人生でたった一人の女性ということで、より慎重かつ理性的に選ぶでしょう。一方不倫相手は一時的な性的欲求が満たされれば良いので誰でもよくなります。既婚男性は不倫相手を真剣に吟味しないし、理性的にも考えません。
それはひるがえって、その女性が付き合う男性として、考えられないほどスペックの高くなることがあります。 「こんなに地位のある彼がどうして私と?」「こんなにかっこいい男性が私にアプローチしてきた!」ということが簡単に起こります。
結果、その女性と真剣に恋人になろうとする男性や結婚を考える男性には魅力を感じなくなり、不倫をやめられなくなるわけです。
ii)付き合うハードルが低い
iと同じ理由で、女性が望めば不倫は簡単にできます。既婚男性の一部はあわよくば女性と体の関係を持ちたいと思っているので、気軽にアプローチをしてくるでしょう。
その結果、自己評価の低い女性、年齢などの理由から真剣に交際を考える男性からはアプローチをされなくなった女性、婚活などに疲れた女性、恋愛依存の女性、恋愛経験のない女性は、いつのまにか優しい言葉や情熱的なアプローチを誠実な愛と勘違いして、あるいはそうでないと知りながらも不倫をしてしまうのです。
きちんとした男性とのおつきあいは、相当の努力をしないとできないため、気軽にできる不倫にハマってしまいます。
iii)男性が優しい
不倫相手とは、恋人や結婚相手のように真剣に向き合う必要がありません。会っている時間だけを楽しく過ごせば良いので、争う必要もなく男性は優しくできます。また、既婚男性と独身女性の場合、男性はその女性を理不尽な立場に置いておくことに罪悪感があり、その罪悪感を軽減するために優しくなるでしょう。
女性は、恋人や、夫から得られないであろう優しさを不倫相手から得ることができます。この優しさから抜け出せない女性は多いでしょう。
iv)ドラマチックでロマンチック
不倫において、最初は二人の秘密を持ったようにも感じますし、奥さんから彼を奪った高揚感と罪悪感を持つかもしれません。また、世間に古くからある常識に縛られない新しい価値観を得るかもしれません。一部の女性はこれらの展開をドラマチックと感じるでしょう。
しばらく不倫を続けると、友達が離れていき、世間が知ることになれば白い目で見られてしまうでしょう。多くの不倫している女性が、不倫とはそういう類のものだと認識することになります。このような許されない恋愛、つまり「禁断の果実」がこの恋愛をロマンスとして演出します。
また、運命に振り回されているとか、誰も理解してくれないとか、誰も認めてくれないことは、その女性を被害者にし、悲劇のヒロインにするでしょう。
ドラマチックでロマンチック、これは恋愛の醍醐味です。最も高純度で恋愛を堪能しているのは不倫をしている女性たちかもしれません。この麻薬から抜けられない女性は多いでしょう。
v)「手に入りそうではいらない距離」にいる
女性が既婚男性に強く執着するのは、彼が「手に入りそうで手に入らない距離」にいるからというのも理由の一つでしょう。
きちんと付き合うことができれば彼は「手に入った距離」となり、最初は盛り上がるものの、徐々にマンネリ化し、惰性の付き合いとなります。一方で付き合うことが完全にできないなら、最初は彼の心を手に入れようと頑張りますが、やがて諦めていくでしょう。
不倫は、そのどちらでもなく、相手が「手に入りそうで入らない距離」にいます。中途半端で不安定なのです。だからマンネリ化しにくく、諦めることもできません。
2.不倫が苦しい理由
不倫している女性は「彼がいないときはとても苦しい」とよく言います。であ、なぜ不倫はこうも苦しいのでしょう?
実際には、普通の恋愛でも苦しいことは多いのですが、不倫は「世間から認められていない」「誰からも同情されず孤立している」「(スペックが高い、価値が高い)彼が自分のものにならない」「彼を信じたいのに信じられない」「彼を信じられない自分を認められない」「ピュアな恋愛ではなく、自分を価値のない汚れたものと感じ、それを受け入れられない」「中途半端な関係に未来が見えない」「ゴールがない」などのいくつかあるいは全てが付加されます。
これらは、注意深く読むと気づくと思いますが、多くが「1.不倫をやめたいのに抜け出せなくなる理由」の裏返しになっています。
つまり、不倫というのは、ほんのいっときの楽しい時間を終えれば、「ヤメられないけど苦しい」という状況が続くのです。
苦しくなれば「こんな関係やめたい」と思って、彼に冷たくしようと突き放す女性もいるでしょう。すると今度は、彼にとってその女性が「手に入りそうで入らない距離」になるため、男性が引き止めようとします。このように、お互いに中途半端に惹きつけ続けるので余計に離れられなくなるわけです。
これが泥沼な状態は、抜け出せない地獄だと感じる女性も多いでしょう。この時初めて電話相談をしてきたりします。
3.不倫をやめる方法
不倫は放っておいてもいずれ終わるでしょう。終わった後、あれほど不毛な時間はなかったと後悔し、失った年月に愕然とするでしょう。
最も結婚に向いた時期を不倫して過ごし、婚期を逃す女性も少なくありません。そうでなくても独身の女性にとって時間は極めて貴重です。
そうであるなら、早くやめるべきだと思いませんか? 早く不倫を終わらせる方法を次に書いていきます。
i) 彼の言葉の裏に隠されているものを知る
彼との関係を終わらせることなんてできない、と感じているのなら彼の言葉を分析してみましょう。
あなたは、彼が本当に愛してくれている、いつか奥さんと別れてくれるとどこかで信じているかもしれません。場合によっては彼も「いつか一緒になりたい」「妻とはいつか別れる」という言葉を言ってくるでしょう。
しかし、これらの言葉は、不倫を続けたい男性の常套句です。他にも、
「また恋愛ができると思わなかった」
「本当に愛しているのはおまえだけ」
「子どもがいるから一緒にいるだけで、夫婦の関係は終わってる」
「会う順番が違うだけで、本当は君と結婚すべきだった」
「子どもが大学に行くまで2年待ってくれ」
「離婚調停中で何年も妻がひっぱるんだ」
「いま、別居中だから」
「こんなにいっぱい会ってるだろ」
があります。
言葉を鵜呑みにする女性は男性に振り回されます。言葉は相手を思い通りにするための道具だと知ってください。不倫のような相手を理不尽な立場に置く場合は特に言葉は道具になります。
つまり彼は、あなたと不倫関係を維持するために、このような言葉を言っているのです。あなた以外誰も聴いていないところで、あなたが不倫をやめないように、あなたの感情に訴えているのです。彼の言葉を鵜呑みにしてはいけません。
彼が離婚してあなたと一緒になるケースがないわけではありません。ですがそれは稀です。ほとんどのケースは男性が家庭を守りながら、あなたとの体の関係を続けるというものです。彼の望んでいるものはあなたの体であり、一瞬の“恋愛のようなもの”です。
彼は、離婚することで、子供とその親権を失い、多くの人を裏切ることを知っています。社会的な信用が損なわれることも知っているでしょう。離婚は一時の感情でできないようになっているのです。
一方で、恋愛は一時の感情で生じるもので、嘘もありですし、騙すのも許されます。それが不倫ともなると、社会的に何の責任もない“遊び”だと感じている男性がほとんどのはずです。
したがって、たとえ、彼と実際に一緒に過ごす時間が長くても、バーで「彼女」と紹介されても、経済的なサポートが入っていても、それで本命になれるとは思わないでください。そういう遊びの可能性が高いと思いましょう。恋愛ごっこをしているということです。お互いにこれがごっこ遊びだと分かっていれば、女性も苦しみませんが、一部の女性はこれがごっこ遊びだと気づかず、本気にしてしまっているのです。
あなたを喜ばせるような彼の言葉をそのまま信じるのはやめましょう。
ii)男性という生き物を知る
iに書いてあることをより深く理解するためにも、女性向けに書かれた複数の著者の恋愛指南書を読んでください。
不倫だけでなく男性の心の中がわかる書籍が良いでしょう。読んでいくうちに自分がいかに幻想の世界の中にいたかに気づくでしょう。
男性が体の関係を持ちたいだけで何でもしてしまう生き物であることに気づくでしょう。彼の言っているうっとりする言葉が、実は女性を得るために誰もが言っている常套句であることに気づくでしょう。
現実を知れば、目の前の男性が色褪せて見えてくるでしょう。
iii)不倫が「表面的な関係」にすぎないことを知る
不倫相手から得られる優しさは本当の優しさではありません。
1のiiiでも述べた通り、その優しさは、男性が相手と真剣に向き合っていないからこそできることで、本当に付き合ったときには、なくなってしまうものです。また、その優しさは、相手を愛おしいという気持ちからではなく、罪悪感からきているものです。
そもそも本当の恋愛関係、夫婦関係は、相手の良い面と悪い面、それをひっくるめて相手で、それを丸ごと受け入れることで成り立ちます。
男性の一部しか見えず、男性が真剣に向き合っておらず、男性があなたの責任も何も負おうとしない関係に真実はありません。
あなたは、彼と過ごせば過ごすほど、嘘っぽさや、表面的さを感じているのではないですか?
iv)彼との関係をはっきりさせようとする
悪循環を断ち切って負のバランスを崩すためには、彼に「今すぐ奥さんと別れ自分と正式に付き合ってほしい」と迫るのが有効です。
会うたびに、奥さんといつ別れるのかを問いただし、ちゃんとした答えをもらおうとする。答えをくれないなら、二人で撮った写真をSNSにアップすると言う。
日々そのような行動に出れば、彼は奥さんと別れるか、あなたと別れるかのどちらかの決断をするでしょう。
v)数年後に不倫が終わることを考える
3年くらい続いたあと、不倫をやめる人は多いものです。3年後、5年後、あなたはいくつになっていますか? 「こんな生活があと3年もつづいた後、関係が終わるかもしれない」ことに耐えられるのか、自分に改めて問いかけてみましょう。
vi)環境を変える
もしあなたが不倫に疲れ始めているなら、それはチャンスです。これをきっかけに環境を変えていきましょう。日々会社と家の往復だけ、というような変わらない生活の中で不倫を続けていては、不倫を抜け出すチャンスを得られません。
不倫をしていると視野が狭くなり、「彼ほどの男性はいない」「彼みたいな優しい男性はいない」と思い込みがちです。そうならないため、意識してほかの男友達と遊んだり、友達を増やすようにしましょう。
不倫をやめる大きなきっかけは、他の男性による上書きです。
正式に付き合う彼は、不倫相手ほどスペックが高くないかも知れません。ですが、紛れもなくあなただけの彼で、あなたに真剣に向き合ってくれます。ときには喧嘩もあるでしょうが、表面的でない本当の恋愛を感じられるでしょう。
一人の男性とちゃんと向き合うことがいかに幸福かを体験すれば、不倫に興味はなくなるはずです。
ぐっどうぃる博士 (恋愛カウンセラー)
理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主宰。
現在、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。
近著に『振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本』がある。
他にも『モテの定理』『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、『恋で泣かない女になる61のルール』(講談社)などがある。
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