ショックと自惚れ

これから書くことは飽くまで私の「自惚れ」で

すごく本気ではなく、ただただ「そうだったらいいかもね」と思って楽しんでいるだけだと思って

読んでいただけるとありがたい。

私の過去の日記にも何度か登場しているCさんは

日本が好きで、日本語を勉強している人だ。

私とも言語交換のイベントで出会った。

ただ過去に「日本には旅行には行きたいけれど、住みたいとは思わない」

と言っていたことがあった。

個人的にもそれは同意で、そういう人も多いだろうな、くらいにしか思っていなかった。

しかし先日突然

「日本で６ヶ月〜１年くらい住んでみるのもアリな気がするんだ」

という話をされた。

「日本に住みたくはないんじゃなかったの？」

と聞いたら

「日本の企業では仕事をしたくない、というだけだよ。」

「今の会社の、日本の支社で仕事をするという手もありだと思うんだ。」

とのこと。

それを聞いた時

「あれ、もし『日本でも働ける』となったら、私が帰国するときに

　日本についてきてくれるという可能性もあるのだろうか。」

なんて思った。

でもその次に言われたことに、私は少しショックを受けた。

「日本の支社で仕事をしていた人と、僕のマネージャーと面談をすることになったんだ。」

もう面談！？

ということは、早ければ今年中には日本に行くことになるということ？

ちなみに私のこの国の滞在期間は約２年だ。

それだけ早く行動するCさんが、日本に行くまでに２年もかかるとは思えなかった。

ということは、私がこの国にいる間に、Cさんは日本へ行くことになるだろう。

でももちろん、私はそのことを止めることはできない。

そしてそれから数日、その面談の結果を聞かされた。

「日本のマネージャーは、今月末までに日本に来て欲しいと言っていた。

　流石にそんなに早く引っ越すことはないけど

　それを受け入れるかどうか、考えないといけない。」

今月末！？

ということは遅くとも、今年中に日本に行くことは可能だろう。

「まだ行くかはわからないけど、その選択肢があるということは良いことだと思う。」

「でも上司は日本へ行って欲しいと思っているんでしょ？あとはあなたが希望するかどうかなのでは？

　それとも、いつ頃行きたいか決めていたの？」

ちょっと意地悪な質問だと思った。

「いや…恐らく行かないと思う。」

！？！？

ではどうして、面談まで取り付けたのだ。

「多分僕は、日本に行くことが可能なのかどうかを知りたかっただけなんだと思う。」

「日本での給与はここでは低いので、もっとお給料を上げてもらえれば、引っ越すことも考えるけど

　そうでなければ、僕は今のままここにいる方がいいかな。」

それができるかどうか知りたかった……か。

もしそれが本当ならば、Cさんの思う通り

自分が望めば日本でも仕事ができる

という情報を手に入れられた、ということになるだろうか。

もしかしたら彼は、私の留学が終わって日本に帰るとき

ついてきてくれる可能性もあるのだろうか。

今はまだ、そんな関係になってないから分からないね。

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