彼氏にはつい余計なひと言を言ってしまうこと、あるかと思います
友達には、そんなこと言わないのに!
慣れなのか甘えなのか、いつの間にか言葉に繊細さや、配慮がなくなってしまうのですよね……
私自身も〝天真爛漫〟に会話するタイプなので、うっかり発言は多いです涙
世間、例えばTwitterなどではズバッと本質を突くような発言が一見かっこよく、洗練されているように感じることもありますが、勘違いしてはいけません!
「洗練された物言い」というのは「相手を傷つけるような要素を上手に言い換えて、自分の希望をしっかり伝えること」なのです
政治家や霞ヶ関官僚、外交官の言葉使いを思い出してみてください
〝
「うちが狭いから子どもはもう作れない」
⇒「住宅のあり方が夫婦の出生行動に大きな影響を与えている」
「サラリーマンは家を買えない」
⇒「平均的な勤労者の良質な住宅確保は困難な状況にある」
出典:『中央公論』1995年5月号、イアン・アーシー著「『霞が関ことば』入門講座(前篇)」
〟
上記のお役所言葉とは意味合いや表現手法は違いますが、柔らかい言い回しで相手のプライドをくすぐりつつ、お願いごとをしたり、甘えたりのスキルを駆使して、結局自分の意見をサックリしっかり通すのが「洗練された女性」です
男性を魅了し、洗練された言葉使いで「見た目も、中身もこの人は特別だ!」と思わせたいならこちらの本がおすすめです
“
拒否より受け止める女が正解
✕「大丈夫、自分でできるから!
ゆっくりしてて」と遠慮して受け取り拒否
○「うれしい! でも今日は自分でやって
みるね! 次回お願いしていい?」
受けとめつつ次回を提案
(48ページ)”
“
被害者より素直な女が愛される
✕「……ヒドイ(涙)」と被害者側に滑り込む
○「ごめんね……(涙)」
とハッキリ謝罪しながら泣く
(172ページ)”
“
ガマンよりムリと笑う女が正解
✕「え……?」と絶句
○「急にムリだよ! ムリムリ(笑)」
と笑って流す
(192ページ)”
会話こそ、あざとくてなんぼ、です
馬鹿正直は恋愛においても、仕事においても悪です
(私は〝無頼派〟を自認し、放言を繰り返していた頃もありまして……その後しっかり地獄をみています)
洗練された言い回しは磨けば磨くほど、その技は名人芸になると共に、貴女に魅せられる人が増えていくのです
神崎メリさんはそのスキルを〝魔法〟と表現しました
まさに、貴女の言葉によって人が魅せられていくその過程は、魔術に魅せられている状態といえましょう
「こんなの馬鹿馬鹿しい」
そう思う気持ちも分かります
「私の彼は意識高いから、モテテク的な言い回しは通用しない」
そう思う気持ち、もっと分かります
しかしどんな男性でも、洗練された言葉遣いはめちゃめちゃ効きます
(言葉の効用をなめたらあかんのや←メリさん風)
言葉遣い一つで、人生は動きます
自分の人生を広げたいのなら、彼氏の発言に神経を尖らす以上に、自分の発言に気を配りましょう
何も考えてないフリをしながら、洗練された言い回しをサクサク繰り出せるようになる……そんな言葉の芸術家を、人は粋な女性と呼ぶのです
▼ コメント(2) - 新しい順
- アミィさん、コメントありがとうございます!
今回も熟考させて頂きました
>神崎メリさんってめちゃくちゃ女性的な視点で書きますよね。
なので女性にうまく伝わるのかもしれないけれど、私にとってはどうしてもうーん?と思う事も多くて結構微妙だよなーと思ったりもするんです。
私も、神崎メリさんは「私とは違う……」と感じるところはあります
例えばこの本の冒頭辺りに
“
思い出してみてください、貴女が彼に相談や愚痴をこぼしたとき。
女友達であれば、「わかる!」「ひどくない?」「大丈夫?」「私やっておくよ!」とサクサク意思疎通を取れることが、相手が彼になると、「え、なんで?」「先輩と喧嘩?メリ子にも悪い部分あるんじゃないの?」「え、助けて欲しかったの? だったら言ってくれないとわからないんだけど……」とまぁ、噛み合わないこと噛み合わないこと!
(3ページ)
”
と、ジョン・グレイばりの導入があるのですが、私、そもそも本当に共感出来る感性を持つ女性はそれほど多くないと思っていて
真剣に共感してくれる人は、男女共に半数くらいだと思っています
残り半数の人は内心、「ヤレヤレまた愚痴?」「この彼にはフラれるって、実は私には分かってた」などと思いつつ、話を合わせているだけなのではないでしょうか
ただ、男性は共感するフリをせず、また、共感したとしてもそれでは相手の役には立たないと知っているので、素直に問題解決に進みます
一方、一部の女性は「メリ子がフラれるなんて、可愛いのに信じられない!」などとサービストークをしてしまいがちなのではないかと(私はそういうのが苦手なので、嫌われることもあります)
(共感トークで人心を掌握し、グループを形成しようとする女性が私は特に怖くて苦手です
今まで、御局様的な女性に何度も何度も嵌められて、涙を呑んでいるのでこのような僻んだ見方を持っています)
だから、『ベストパートナーになるために』のジョン・グレイの亡き妻ボニーさんも、私とは全然違うなぁと思っています
本当に人の気持ちを想像出来る能力のある人は、少ないです
博士はその数少ない人の中の、ひとりですが
ただ、この本はパートナーに対して自己中になりがちな人が、相手のことを考えて発言するための良いテキストになるのでは、と思いました
そしてもちろん言い回しだけではなく、ノンバーバルなコミュニケーションもとても大切だとは思います
まだ未発表の別ののテキストでは、コミュニケーションにおける“顔芸”の重要さも語っていますので、いつかアミィさんに見て頂ければと願っています - 藤本冬蘭さん、もう言い回しではレベルカンストしてるじゃないですか!
(切れない包丁でギコギコ切られた、ボロボロのマグロ比喩には脱帽しました。)
神崎メリさんってめちゃくちゃ女性的な視点で書きますよね。
なので女性にうまく伝わるのかもしれないけれど、私にとってはどうしてもうーん?と思う事も多くて結構微妙だよなーと思ったりもするんです。
例えば、私、言い回しよりタイミングと言ってる人間のが大事だと思うんですよね。むしろ、タイミング20%、言ってる人間79%、言い回し1%ぐらいの影響力なんじゃないかと。
女性って本当に言い回しにめちゃくちゃ感受性高いけど、逆に男ってそんな言い回しにデカい感受性持ってないと思うんですよ。
そんな感受性を持っていたら女性が失礼な!っと思う状況だってもっと少なくていいはずじゃないですか。
言ってる時、笑ってるか怒ってるか泣いているか、表情の方が大事そう。感情だけは獣のように感じ取るし。
まぁ、それは逆に私がゴリラだからであって、女性に無意識のうちにやられたらコロっといくのかもしれませんが。
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