心理学的認知とは…
認知(にんち)とは、心理学などで、人間などが外界にある対象を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程のこと。(wikiより引用)
まぁ平たく言えば相手をどう認識するか。みたいな事です。
よく、ご相談で
[彼のこんな言動があって、私のこともう嫌いになってしまったんですかね?]
といったものはとても多いです。
この時、相談者さんは[彼の言動]を[私を嫌う言動]だと[認知]した。という事です。
相談者さんがお悩みの[彼に嫌われた]というのはほとんどの場合[認知]の間違いです。
心理学的には[認知の歪み]といいます。
ではなぜ[認知の歪み]が生じてしまうのか。
それは相談者さんが、相談者さん自身をどのように評価しているのかの[前提]に関わってきます。
例えば、自分自身を[私は可愛くない]と評価しているAさんがいたとします。
Bさんが[Aさんは可愛いね!]と言ってもAさんは[Bさんは私を馬鹿にしてる]と認知してしまったり、[何か裏があるのでは?]と認知してしまいます。
あるいはAさんの彼氏Cさんにある日[君とは価値観が合わないから別れよう]と言われてしまうと、Aさんは[やっぱり私が可愛くないから振られるんだ]と理由を湾曲して認知します。
仕事でDさんの方が評価されていてもAさんは[きっと私が可愛くないから評価してもらえないんだ]とここでも認知を歪めてしまうこともあるかもしれません。
多くの場合自分の前提が[85%くらい]
真実が[15%くらい]で認知しています。
人はこの[前提]による妄想でたくさんのことを決めつけてしまいます。
この[前提]というものは自分だけでなく他人の評価にも使われます。
先ほどのAさんで例えると
・Bさんは私を小馬鹿にして嘲笑ってる嫌味な人だ
・Cさんは最初から遊び目的で私に近づいて弄ぶ軽薄な人だったんだ
・Dさんは上司に媚びを売ってズルをしてる小賢しい人なんだ
など、思い込んでしまっているかもしれません。
こちらの他者評価もAさんの前提によるものです。この時の前提は[どうせ私は虐げられる価値のない存在]かもしれませんね。
Aさんがこういった[前提]の思い込みに支配されている場合、他者から[そんな事相手は思ってないんじゃない?]と、思い込みを否定されると[絶対そう思ってるに決まってる!]と思い込みを強化しやすいでく、そう思う根拠を聞いても、理由は事実ベースでなく曖昧です。(そもそも思い込みなので)
これを読んでくださった方も、[そういう人っているよね〜]と思って読んでいるかもしれませんが、あなた自身も必ず何かの前提で生きています。
他人のことは分かっても自分の事となると[自分は別]という思い込みがあるものです。
私自身、認知の理解を深めていく上で、少しずつ俯瞰して見られるような視点を持つように心掛けていますがそれでも自分の思い込みの世界で生きています。
認知の歪みに気がついて、自分をネガティブな前提から脱出させるために必要なことは
1.実際に起きた事象だけ書いてみる。
2.自分の考えを書いてみる。
3.[もし、そうじゃなかったら]と予想できる事を頭を柔軟にして書いてみる。
4.信頼できる友人などに1.2.3の内容を聞いてみる
これを冷静な時に行う事をお勧めします。
ちなみに認知の歪みが起きている場合、人の頭(考え)は固くなります。
[絶対にそう!]と意固地になります。
なぜなら実は本人も深層心理では[これは思い込み]と知っているからです。
多くの場合、幼少期に自分を守る手段として思い込みの[前提]を作ります。そうしないといられなかった事情がその時にはあったのでしょう。
この辺りの詳細はまたいつか書きたいと思っています。
ちなみに最強の[認知]は自己肯定感が高いか、自己受容が出来てる場合に持てます。
例え嫌味な事を言われても[この人なんか今日機嫌が悪いんだな〜大変そうだな〜]と自分に非があるとはあまり思いません。(その上で確かに自分の悪いと思える所は素直に治せる)
[自分は悪く言われて当然の存在]という思い込みがある場合は、嫌味が刺さりまくったりします。
認知の話は深いのでうまく伝わるか心配ですが、何か参考になれば幸いです。
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