7月末に改めて話し合いになった時、彼は別れを覚悟していたみたいです。
それで私が「初期費用のことで…」と切り出した時に、彼は「えっ?」と驚いた表情を見せました。
何と、お互いに悩んでいることを取り違えていたみたいなんです。
彼は、私が初期費用について不満を持っているとはつゆにも思っていませんでした。
なので「え、全然払うよ!」と言い出しました。
強い口調で言われたことがショックだったことも伝えたのですが、彼曰く無意識で、攻撃する意図など全くなかったようです。
彼は「子どものことで怒っているのかと思った」と言い出したのです。
私の方もまさに寝耳に水で、あの日確かに子供についての話はしたけれど、彼は前向きな発言しかしなかったのです。
彼は「実は家庭環境が複雑だったから、自分が子供を持てるか自信がなくて…」と切り出しました。
「絶対に子供が欲しいと言われたら、叶えてあげられないかもしれない」と言い出すのです。
そんな話、一度も出ませんでした。
「アプリで子供は「欲しい」に設定していなかった?」と聞くと「え、他に選択肢あったっけ…?」とあからさまにとぼけ出しました。
このはぐらかした態度を見て、この人はもしかしてずるい人なのかもしれない…と少しだけ思いました。
でも、私は以前から彼と二人の時間があまりにも楽しくて、子供ができたらこの楽しい時間が失われてしまうかもしれない…と考えてもいました。
以前アプリで出会った男性に「子供は授かりものですから、夫婦二人でも楽しく過ごせたら」と言われ、すごく素敵だなと思った反面
「この人と二人で楽しいか!?」と思ってしまい、やり取りをやめた人がいました。
それを考えると、この彼とは本当に一緒にいる時間が楽しかったのです。
私自身も出産に対する恐怖は人一倍強いし、お金のこともあるので不妊治療をしてでも欲しいわけではないなと思いました。
彼は「もちろん、子供ができたら責任持って親になる。けれども、絶対に欲しいと言われたらどうしよう、という気持ち。わからない。」と言いました。
私は「子供を作るための行動を一切しないというのは嫌。自然なスキンシップに任せて、神様に任せるのはどう?」と尋ねると、彼は納得した様子でした。
本当に自信がない、どうしていいかわからないといった気持ちだったので
「私たちに子供が必要だと思ったら、きっと神様が連れてきてくれるよ。二人で過ごした方が幸せだなと思ったら、二人のままにしてくれるよ」と話すと
彼は気が楽になったみたいで、涙を流してウンウンと頷いていました。
その後また話題はお金のことに戻り、話があっちへ行ったりこっちへ行ったりして、私も記憶が定かではないのですが…
結婚式の話になりました。
私は「呼びたい友達もいないし、父親と不仲だから挙げたくない気持ちが強い。若くて家族仲が良ければ、あげたかったけど」と伝えました。
彼も「結婚式はやりたくないけど、結婚式は女性のものだから、女性の気持ちに合わせようと思っていた」と言っていました。
この考え方もすごく嬉しかったです。
でもなぜかその辺りで彼が「俺はケチだよ」という発言をし、お金について不安があった私は
「婚約指輪はちゃんとしたものが欲しい。ちょっとよくわからないけど、給料の3倍とかって言うよね?」と言ったんです。
そしたら彼がその言葉に反応して「給料の3倍なんかあり得ない、そんなものものあげてる人居たら連れてきて欲しい」と喧嘩口調で言ったのです。
私はその勢いにショックを受けてしまって
「ごめん、結婚式は挙げたい気持ちを我慢せざるを得ないみたいな部分があるから、他のことで平均以下に済まされるのが嫌だったというニュアンスだった。
だって結婚式がないだけでかなり安上がりしているのだから、指輪くらい少なくとも平均以上のものが欲しい。大切な人じゃないって思ってしまう。
本当にそんな高額な指輪が欲しいんじゃなくて、相場以下が嫌という意味。でも、そのくらい高額な指輪をもらってる人、いるよ?連れてこようか?」と言いました。
彼が喧嘩口調で言ってきたから、それに気付かせるために私も敢えて強気な気持ちで返したのです。
そうしたら彼は自分の言葉にハッとしたみたいで「ごめん、○○ちゃんにそう言われてカチンときた…。俺、同じように強く言ってるってことだよね…無意識だ、ごめんね」と言ってくれました。
ちなみになんですが…この時、私は真剣な話をするから落ち着いた場所で話したかったのですが、彼が提案したのは居酒屋でした。
私は正直「えっ?」と思ってしまったのですが、ここはぐっと堪えて「個室があるような落ち着いたお店だと嬉しいな」とリクエストしました。
良さそうなお店を見つけてくれたのですが、実際に行ってみると個室でもなく、狭い席でかなりガヤガヤしているようなお店でした。。
私はそれについても指摘してしまいました。「俺やっぱズレてるのかな?」とすごく気にしていました。
話があっちこっち行きすぎていますが、私は指輪のことでも彼が怒り出したのがショックで
もう別れた方が良い…と思っていました。
彼もそれを察して「やっと結婚できると思ったんだけど…」と、すごくしょげていました。
別れたくない気持ちが伝わってきました。
こんなに近くにいて、こんなに気が合う人、出会えたのは本当に奇跡だということを思い出したんです。
今回はお互い誤解していた部分も多かったし、こんなことで諦めてしまうのは勿体無いと思い、それを伝えました。
彼はすごくほっとしていて、もう少し頑張ってみましょうか、とお互いに握手をしました。
それからは、いつもみたいに楽しくお出かけをしました。海まで一緒にランニングをして、その後スーパー銭湯に行って。
予約だけしてしまっていたので、同棲の内見も一応行きました。
私としては彼に強く言われたショックが大きかったので、彼との楽しい時間でそれを癒したかったのです。
物件探しも今まで同様に行っていました。
居酒屋での衝突から1ヶ月後、彼の家でゆっくり過ごす時間があったので
同棲のことについて切り出してみました。
彼は家具家電を新しいもので全て揃えたいようだったのですが、もしもダメだとなった時に余計な痛手になるかもしれない。
だから初期費用はうんと下げて、リスクヘッジするのはどうかな?と提案しました。
すると彼は「同棲すること自体、ちょっと早いのかなと思う…」と言い出しました。
「あの時、給料の3倍の指輪が…って話ししたじゃん。あの時の件、まだ終わってないと思っていて」と言いました。
私としてはあやふやなたとえ話として出した「給料の3倍」という数字を切り取られ、ただ根に持っているだけでは?と思ってしまいました。
私は「同棲してから懸念点が出てくるなら仕方ないけれども、今の時点で迷いがあるなら、もうダメなのでは?」と言いました。
あの日衝突したものの、問題なく二人は仲良く過ごしていたし、彼に迷いがあるなんて思いもしませんでした。
彼は再び自身の自己肯定感の低さについて語り出し、自分のダメ出しをし始めました。
私はそれに精一杯応える形で、色々な話をしました。お互い人には見せらないような、深い深い話をしました。
深い話をしすぎて脱線しすぎてしまい、夜も遅くなってしまったので時間切れという感じでした。
翌日になり
「私は彼氏が欲しいのではなく、結婚がしたい。そりゃデートするだけなら楽しいだけだよ。同棲して次のステップに進まないと、意味がない」と伝えました。
すると彼は納得してくれて「そうだよね。デートは楽しいだけだもんね。○○ちゃんは結婚がしたいんだもんね」と言いました。
当初は彼の家だと二人で住むのには狭くて、絶対に嫌だと言っていたのですが(それでも3人家族で住んでいる世帯もあります)
現実的なことを考えると、少しの間彼の家に転がり込む形で一緒に暮らし、大丈夫そうなら家を探す…ということでまとまりました。
私が使うスペースも彼が率先して空けてくれて、前向きな様子でした。
彼の部屋に本格的に住むまでは、休日なるべく一緒に過ごそうと約束をしました。
続きます
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