公開:2013-01-24 23:06 ( 更新:2013-01-25 21:59 )

投稿者:adam

 

ハートネットTV 『きくちゃんの詩』


先週の水曜日、何気なしにNHKにチャンネルを回したら、
障がいを持つ方のTV放送をしていた。

それは、今現在も長崎市の病院に入院されている
一人の女性のドキュメント番組だった。
すぐにTVに引き込まれて、番組の最後まで見入ってしまった。
何というか、後頭部をいきなり殴られたような衝撃を受けた。

その女性の名前は、喜久代さん。
脳性マヒで、生まれた時から両手両足を動かすことが出来ない。
12歳から入院し、40年以上病院のベッドの上で生活をされている。
10年前に生死をさまよう発作を発症してからは、
人工呼吸器をつけることを余儀なくされ、
さらに言葉を発することも、外出することも難しくなった。
今では一年に一度になってしまった外出先の水族館で、
大好きなペンギンを見ることが、唯一の楽しみだそう。

1979年に養護学校が義務化されたとき、
喜久代さんは、既に学齢期を過ぎていたので未就学のままだった。
その後、県教育委員会が、
教育の機会を逸した障がい者の方を特別支援学校に受け入れ始め、
一昨年、喜久代さんも小学6年生の3学期に編入された。
今では、教師が病室を訪れてアクセサリー作りや、
楽器を持ち込んで聴かせたりしながら、
週3回、一日2時間の授業を受けている。
一日の大半を、ベッドの上で過ごす喜久代さんにとっては、
他者と深く接することが出来る、待ち遠しいひとときだそう。

そんな喜久代さんが、いつも介護をしてくれる妹さんや、
教師や、看護師さんに、わずかな声を書き留めてもらいながら
綴った詩集が出版されている。

『きくちゃんの詩』

ひた向きに、懸命に生きる喜久代さんの日常が、
詩に込められている。
早速、出版社に問い合わせて購入手続きをした。

喜久代さんは言う。
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おばちゃまですけど私、小学生です。
ずっと昔から学校には行ってみたかったから、
何と言われてもうれしいです。
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何かする事があるというのは幸福な事なんだ。
学校以外の時も、いつでもどこでも勉強しよっと。勉強頑張ります。
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手も足も動かないけれど、呼吸器はいつもくっついているけれど、
こんなにうれしい日はやってくるのです。
お母さん私を産んでくれてありがとう。 
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