障がいを持つ方のTV放送をしていた。
それは、今現在も長崎市の病院に入院されている
一人の女性のドキュメント番組だった。
すぐにTVに引き込まれて、番組の最後まで見入ってしまった。
何というか、後頭部をいきなり殴られたような衝撃を受けた。
その女性の名前は、喜久代さん。
脳性マヒで、生まれた時から両手両足を動かすことが出来ない。
12歳から入院し、40年以上病院のベッドの上で生活をされている。
10年前に生死をさまよう発作を発症してからは、
人工呼吸器をつけることを余儀なくされ、
さらに言葉を発することも、外出することも難しくなった。
今では一年に一度になってしまった外出先の水族館で、
大好きなペンギンを見ることが、唯一の楽しみだそう。
1979年に養護学校が義務化されたとき、
喜久代さんは、既に学齢期を過ぎていたので未就学のままだった。
その後、県教育委員会が、
教育の機会を逸した障がい者の方を特別支援学校に受け入れ始め、
一昨年、喜久代さんも小学6年生の3学期に編入された。
今では、教師が病室を訪れてアクセサリー作りや、
楽器を持ち込んで聴かせたりしながら、
週3回、一日2時間の授業を受けている。
一日の大半を、ベッドの上で過ごす喜久代さんにとっては、
他者と深く接することが出来る、待ち遠しいひとときだそう。
そんな喜久代さんが、いつも介護をしてくれる妹さんや、
教師や、看護師さんに、わずかな声を書き留めてもらいながら
綴った詩集が出版されている。
『きくちゃんの詩』
ひた向きに、懸命に生きる喜久代さんの日常が、
詩に込められている。
早速、出版社に問い合わせて購入手続きをした。
喜久代さんは言う。
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おばちゃまですけど私、小学生です。
ずっと昔から学校には行ってみたかったから、
何と言われてもうれしいです。
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何かする事があるというのは幸福な事なんだ。
学校以外の時も、いつでもどこでも勉強しよっと。勉強頑張ります。
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手も足も動かないけれど、呼吸器はいつもくっついているけれど、
こんなにうれしい日はやってくるのです。
お母さん私を産んでくれてありがとう。
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