隠しているよりも、話をして、いずれ笑い話にできるように
そのほうが、自分が楽になります。
・・・
かつて、私は、経済的に非常に苦しい時期がありました。
前夫と離婚した直後、2年位のことです。
会社員なので、毎月決まった日にお給料が振り込まれるの
ですが、その当日にお金を下ろして、あちこちの銀行に
お金を振り分けます。
自称、かつかつの生活(をしているつもり)でした。
給料日前には自由になる現金がなく、じゃあ使わなければ
いいのですが、クレジットカードを使えるお店に行き、
買い物をしました。カードはつい、使い過ぎてしまいます。
結局、翌月、また苦しくなります。
毎月、毎月、お金の心配をしながらの自転車操業でした。
お金に問題があると、他の面でも悪い影響を及ぼします。
男性と仲良くなってふたりで食事に行くようになり、彼に
全額負担をされると、そのお返しにセックスをしなきゃ
いけないような気になってしまう女性でした。セックスを
したくない男性とは、割り勘するようにしました。
当時の私にとって、外食費は馬鹿にならない出費でした。
だから、二回目以降に会う場合は、なるべく早く自宅に
招いて料理を振る舞うように画策しました。
結果、悪くないと思った男性とすぐ寝てしまいました。
私の誘いに乗ってセックスしたにも拘わらず、私のことを
身持ちの悪い女のように言ったり扱ったりする男性に
怒りを覚えました。
私は、大学でも会社でも真面目なのがとりえでした。
男女交際も真面目にやっているつもりでしたが、なぜか
恋愛スキルは赤点でした。やり方を知らなかったのです。
出会ったばかりの男性とすぐに身体の関係を持ってしまい、
しかもイマイチ相性が良くないと分かりすぐに別れる、と
いうことを繰り返していました。
負のメカニズムを、無自覚に回していたわけです。
なぜ、こんな馬鹿なことをしていたのでしょうか。
私なりに一生懸命でしたが、やればやるほど悪循環でした。
当時の自分の心理を、振り返ってみました。
*経済的に苦しい。こんな生活は嫌だ。抜け出したい。
*ひとりは寂しい。心細い。
*お金が足りない。でも転職する余裕もない。
*一人暮らしだから苦しいのだ。生活費を折半できる相手がいれば。
*早く適当なパートナーを見つけて、まずは同棲しよう。
*結婚もしたいけど、したくないかも。まず自分の生活水準を上げたい。
*相手はとりあえず、ほどほどでいいや。高望みしないで行こう。
こんな気持ちでいて、いい男性がつくはずありません。
次々、相手を変えて、出会いと別れを繰り返して、いつも疲れていました。
・・・
その後、あるきっかけを得て、生活を立て直すことができました。
第二段階です。状況は何も変わりませんが、気持ちの変化がありました。
*今与えられている収入内で生活しよう。
会社への不満や転職を考えるのを止めよう。
*徹底的に生活を見直して、支出を減らそう。
デパ地下禁止、保険を解約するなど。
*男性に依存しない、一人の生活を楽しむための
社会活動や趣味を始めよう。
その後、ある男性と出会い、一年弱の交際をしました。
彼と誠実な交際ができたのは、私にとって、大きな進歩でした。
けれど、その交際は、不公平感と奪われ感の強い、卑屈なものでした。
口にはしませんでしたが、私ばかり頑張っている、彼は卑怯だと不満でした。
その頃、ユキコ道に出会いました。ユキコ道を実践してすぐ、彼に振られました。
・・・
結婚の話が出た男性との別れは、強い痛みと大切な学びを与えてくれました。
立ち直りの第三段階です。
*自分が本当に再婚したいのか、よく自問しました。
真剣に結婚相手を探すと決めました。
*溺愛されること、2か月以内にプロポーズされることを
交際の絶対条件にしました。
*ユキコ道を徹底して、いい相手がいなければ
一生独身でいくと腹をくくりました。
その後すぐ、今の旦那様と出会い、とんとん拍子に、
プロポーズ、結婚と進みました。
私は本当にひどい状態だったので、自分が納得できる
メソッドに辿り着くまでに、4年かかりました。
一度結婚そして離婚を経験された方は、程度の差はあっても、
立ち直りまでに、苦しい時期があり、何らかの段階をへている
のではないでしょうか。
結婚を解消して、また一からやり直すのは簡単なことでは
ありません。失敗をした私がこんなことを言えた立場では
ありませんが、女性が(ダメなら離婚すればいいわ)と
安易に結婚することには反対です。
バツイチの男性とお付き合いをしている女性は、彼が今、
回復のどの段階にいるのか、よく見極める必要があると
思います。男性の中には、結婚する気のない、女性と
セックスしたいだけの人もいます。
そういう男性に奪われる時間は無駄です。
早く見切るのは貴女の自己責任です。
女性にとっての一番の資産=若さ
を無駄にすることがありませんように。
ひとり身で結婚したい貴女が、自分なりのメソッドを見つける
までに、最短時間で、正しい道に、辿り着けますように、
心から願っています。
女性が頑張りすぎて、尽くし過ぎて、苦しむ例は、
身近なお友達でも、このサイトでもたくさん登場します。
「馬鹿な人、私とは違う」とは思わないで、
「これは私自身だ」と想像してみてください。
他の方の失敗例から学ぶ賢さのある貴女は、
同じ泥沼を体験する必要はないのです。
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