人体の基本を知る

太り方のタイプに寄っての解消法が異なるのは誰でも心得ていることですが、日本人に多い問題を知って置くことも無駄知識にはならないと思います。

さて、世界保健機構WHOが推奨する数値エックスと日本の厚生省の数値エックスが長い間食い違い、日本の厚生省が２０１０年にやっと改訂したものがあります。

それは・・・・塩・・・
え？塩？？　塩が何か？

人体のナトリウム濃度は５％、つまり１リットルの水に塩を５㌘溶かしたものが人の体。
これ以上になると、最近ありましたが醤油一気飲みで危篤状態になった少年の様に、全ての機能が止まり絶体絶命の状態となります。

つまり、生命維持の為に必ずこの５％を保とうとし、それ以上になると病で倒れます。

ここまで言うと察しの良い方はお気付きだと思います。
はい、塩辛い物を食べると自分の５％濃度に引き下げる為に
水を溜め込むんです。
これが所謂ところのムクミ・・・ムクミは放置すると脂肪に変わりますよね。

日本人の食生活は昔から塩気の強いものが多かったですが、日本人の生活も早朝に起きて精一杯体を動かして汗を掻いた農耕民族ならではの、ナトリウムとミネラル補給の為の塩気だったんですよね。

外気温が高い時にじっとしてても掻く汗は、ほぼ無味か薄い塩気なのに対して心拍数を上げ筋力をフルに動かして掻く汗は塩気がとても強い。
ですから、日本食って塩辛くなければならなかったんです。

で、現代人てどうですか？朝日が昇るとともに畑仕事始める人居ます？たかだか一里よ、走ってくわとランニングもしてない人が４キロを簡単に走りますか？
それなのに、食事の味だけは依然塩辛いんです。
加えて戦後は脂質も高い西洋の食事が入ってきて、それまた当然になってしまいました。

WHOの一日の塩分摂取推奨量は６㌘、日本は１０㌘推奨で来て
やっと２０１０年に世界基準の６㌘に改訂し、発表してます「塩分の取りすぎは癌、肥満、糖尿病の原因である」と。

マスコミはこれ全然報道しませんでしたよね、それどころか塩麹ブームって、日本人を殺そうとしてるのかしら。

話はダイエットに変えて、一食置き換えのダイエット食品の内容を見ると、これでは体を維持出来ない・・・骨量も筋量も落としてしまうような酷いものなのに、塩分だけは平気で２～３㌘含有してる。
こんなカロリーだけを落として、塩辛いものを１食。

私、そんなに塩辛い物食べてないわよ？と仰る方、
是非、成人病患者向けのレシピ本を買って食事の支度をしてみて下さい。朝昼晩と合計で６㌘におさまるように設定されてますので、そのレシピに切り替えて数日はオシッコの回数や量が増えると思います。　体内の塩分濃度が正常に落ち着くと５％維持の為に今度は余計な水分を外に排出しますから。
で、この時に尿が毒素も沢山含んで出て行ってくれます。

原発事故で出た１キロ２００００ベクレルの茸を料理して美味しく頂きました。　そして尿を測定してセシウムが体から出ていく期間を調べたのですが、食事を薄味にし沢山の水分を取っていたので、僅か３か月で全て出しきりました。
あ、危険な事はなにも無いです、癌検診の造影剤なんか１０００００００００ベクレルを人体に注入するので、２００００ベクレルを食べたところで病気になんかなりません。
あくまでも体内半減期を調査したまでです。
セシウムを毒素に置き換えると、現代人にあった食事と塩って
答えが見えてくると思います。

何としてでも痩せると、野菜サラダに食塩をバッサバッサかけて食べるなんて体を痛めつける真似だけはなさらぬように。

ただし、じゃあ一切塩を取らないで早く痩せる！っていうのも低ナトリウム症で痙攣を起こして倒れますから止めて下さい。
あくまでも自分の運動量に見合った摂取量を心掛けることだと思います。

それ以外にもお臍から恥骨の間に存在する丹田と呼ばれるインナーマッスルが弱いと骨盤が正常な位置に立たず、代謝の悪い体になりますので、この問題に関してはピラティス、ヨガ、バレエ等をお薦めします。

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