当時の英語の担当の先生は当時から伝説の某T大教授O氏だった。英語の授業でありながら、話は哲学や人生論ときには恋愛論に及んだ。
O氏の恋愛話で特に面白かったもののひとつがskin depth。皮一枚の美しさに何故我々は(特に男性は)惑わされるのか。よく「皮一枚はげば美人もただの肉」と言って何かにつけて英語の小説のヒロインを皮肉っていた。
もう一つの話は今後の僕の恋愛観に大きな影響を与える。
O氏は良く受験の話をした。予備校だから当たり前だが・・・。
どんなに頭が良くても準備万端でも合格率90%を超えていても受験に落ちることがある。でも受験はまだいい方である。人生は不条理なもので、努力したものが能力のあるものが報われるとは限らない。
そしてもっとも不条理なこと、それが「恋愛」だ、と・・・
受験でもビジネスでもその他多くのことは努力をすれば、それなりに報われる。期待ほどではなくてもなにかプラスに働く。最悪でもゼロ。努力が報われない、だ。
だがしかし「恋愛」は、ときに、いや多くの場合、努力はマイナスに働く、と。
努力をすればするほど、相手を愛せば愛すほど、相手にされず、時には嫌悪される。こんな不条理なことが世の中にあるだろうか。
O氏は2回の授業に一回、これに近い内容の話をし、エピソードを語ってくれた。
そのときからぼんやりと、愛情とはそれ自体がなにかの価値をもたらすのではなく、すでにある価値を増幅させるものではないか、と考えていた。相手が自分を嫌っていれば自分の愛情はより嫌悪感を増大させる。そのことはいつも僕の行動に制限を与えることになるとともに、他人の恋愛に対してはとても客観的な視野を与えてくれた。
自分の恋愛より、人の恋愛の手助けの方が好きになった原点だったかもしれない。
ということで、ピラミッド理論に絡めてこの話をレポートにしてみました。
【図解 恋愛】ピラミッド理論 その11 愛情触媒論 何故告白してはいけないか
ついてに逆ピラミッドも・・・今回、次回はつなぎの要素が強いので面白くないかも。
【図解 恋愛】逆ピラミッド理論 その3 逆ピラミッドの大きさ
ちなみにO氏は柔道の有段者で180cmを超える巨漢(筋肉質で太ってはいない)。そして顔は般若のようであり、全くもてるようには見えなかった。やはり恋愛で痛い目にあっているのだなあ、と当時は思っていた。
だが後で知ったが奥さんはとても美人だった。ちょっと裏切られた気持ちがしたのを覚えている 笑
▼ コメント(6) - 新しい順
- ミコリーさん、
>>2の位置から5に昇格することもありうる。んですよね~
女性のピラミッドに関して言えば、男性はまずピラミッドの中に入る事が重要ですね。入ってしまえばかなり可能性は高いと思います。
>>でも男の場合はそこはほぼない!?
>>おもしろい違いですよね。
女性に比べるとかなり難しいと思います。だからこそいったんピラミッドの外に出る事が重要になると思います。 - アミィさん、コメントありがとうございます。
>この触媒論を展開して考えてみたのですが、生理的嫌悪圏域に入っていない相手でなおかつ性格が良く居心地が良ければ継続的接触による慣れで女性は恋に落ちる人もいると思います。
>つまり、恋愛は、男性の方が努力が報われるのではないでしょうか。
同感です。「押せ押せのアプローチ」が有効であることもその証明になっていると思います。
>しかし、男性の場合、継続的接触においては新鮮度も失われますし、性的魅力も失われていきますから、女性は男性より恋愛において努力をしても報われる事は少ないと私は思っています。
その分女性は受け入れる間口が広いと思っています。最初は恋愛の対象外だった男性を好きになる確率は圧倒的に女性が多いと感じています。
逆にいうと一人の男性のこだわる女性には確かにつらいでしょう。 - アミたんの言う
>生理的嫌悪圏域に入っていない相手でなおかつ性格が良く居心地が良ければ継続的接触による慣れで女性は恋に落ちる人もいると思います。
これが女性のピラミッドは、固定しない。ということ。(^^)
うちの母と父がこれでしたし、私の先の結婚もこれでした。爆
2の位置から5に昇格することもありうる。んですよね~
でも男の場合はそこはほぼない!?
おもしろい違いですよね。
PS:私、O氏のような人好みです!爆笑 - 感動した!
すごく腑に落ちた!
しかし、この理論を実践することができない自分の立場が悔しいです(≧∇≦) - 愛情触媒論!
素晴らしかったです、風さん。
以前金猛得のシリーズで愛の価値【http://u-rennai.jp/diary/detail/49878/】について書きましたが、触媒論はよりふに落ちました。
なぜかと思うしますと、実際「高学歴」「高収入」であっても見た目が著しく悪い男性ですと、受け入れられる女性はとても少なくなるからです。解っていても 無理!っというように。なので相手に「肌に接触されている」という考えはピンポイントであり、触媒論は本当に素晴らしくて目からウロコでした。
この触媒論を展開して考えてみたのですが、生理的嫌悪圏域に入っていない相手でなおかつ性格が良く居心地が良ければ継続的接触による慣れで女性は恋に落ちる人もいると思います。
つまり、恋愛は、男性の方が努力が報われるのではないでしょうか。
しかし、男性の場合、継続的接触においては新鮮度も失われますし、性的魅力も失われていきますから、女性は男性より恋愛において努力をしても報われる事は少ないと私は思っています。
そして、蓼食う無視も好き好きですから。
>O氏は柔道の有段者で180cmを超える巨漢(筋肉質で太ってはいない)。そして顔は般若のよう。
こういった男性、実は好きな女性多いかなと思います。
男らしい…素敵…!みたく。(笑)
そこもカバーし、「(どんなブスでも)貴女が好みだという男性は必ずいます」と言った博士は本当に全ての理論を網羅されているなと感嘆するばかりです。
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