別れて最初に戸惑ったのは、自分がどれだけひとりの時間を過ごすのが下手か、ということだった。
いつも来ていたはずの「おはよう」と「おやすみ」という字面がなくなってしまっただけで、
私の体内時計は壊れちゃったんじゃないかな、というくらい、時間が進むのが遅くなった。
世の遠距離カップル様の基準を知らないが、私は人並みの”べったり”だったと思う。
なんてことない日常、「会社の人にお菓子をもらった」だの、「今日はすこしおなかが痛くなった」だの、
そういうことを逐一報告できる相手なんて、世の中にはなかなかいない。
他人は(もっと言えば友人だって)私の腹の調子になんていちいち関心を持ってくれないのだ。
顔をぐじゅぐじゅにしながらLINEの友達リストをスクロールしても、
結局思い出すのは、私の馬鹿みたいな話を毎日聞いてくれていた彼のやさしさで、また涙がぽーろぽろした。
おやすみもないので、眠れない。おはようもないのに起きなければいけない。
ひとり暮らしとは本来孤独なもので、自分で自分の機嫌をとるのがおとななのだ、とひと月目に悟った。
人への依存を断ち切るのってかなり難しい。
特に、私のような自己評価が異常に低空飛行な女は。
自分に足りていない自信を恋人の甘やかしで補うことは割とよくある話のようで、
同じような悩みを抱える女性の声をネットでたくさん読み、勝手に安心した。
私の場合だと自分の容姿に全く自信が持てず、
常日頃から恋人の前で自分のことをぶすぶすと言っていた。嫌な恋人だったと思う。
けれど、彼は「そんなことないよ。すてきだよ。そのままが1番いいよ」と、辛抱強く言い続けてくれた。
ありのままの、自信のない私をさらけ出していてもなお「愛している」と言ってもらえる。
付き合っていた間、特に後半は、このひどく甘い毒を、恋人に求めていた。
あのとき私の精神安定剤だったこの甘い毒は、今ではじりじりと私を苦しめている。
フルタイムで働いている身だし、大事な人生を無駄にできない、
なんて、自分のおしりを叩いているけれど、今現在の心の状態に至るまでかなりじたばたした。
なんなら、今も週1くらいでさみしい病の発作を起こす。じたばた継続中。
「トラブルが起きた時は嘆くのではなく解決策を考える」なんて言った逞しい母の背中を見て育った私は、
どうにか人間らしい生活をおくれないか、と試行錯誤を繰り返した。
結果、私に効果があったじたばたはふたつあった。
ちょっと長くなってしまったので、次の雑記に残そうと思います。
前回のものを読んでくださったみなさん、ありがとうございました。びっくりです。
▼ コメント(2) - 新しい順
- じたばたしたって…
いいじゃないですか☆
ぜんぜん!
元気な証拠ですもん
指も動かせない寝たきりって
何もできなさすぎて
切ないんですよね
^_^ - ふたつのじたばた気になります〜!
続きを楽しみにしてますね^_^
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