「北風と太陽」とは
最終更新日:2012年01月30日
[名]定義
「相手を直接的に力づくで動かすのではなく、相手が自分から動くようにしむけなさい」という例え。
内容
イソップ寓話「北風と太陽」はwikipediaから抜粋すると
あるとき、北風と太陽が力比べをしようとする。
そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。
まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。
しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。
次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。
これで勝負は太陽の勝ちとなった。
という話。
北風は旅人の服を脱がそうと物理的に吹き飛ばそうとする。
そうすることで、旅人はかたくなに服を脱がなくなる。
これが駆け引きの下手な女性の行為。
つまり、無理に相手に愛させようとしたり、自分の要求を直接相手に伝えたりすることで、返って相手が思い通りにならなくなる。
一方の太陽は、旅人を暑くさせ、旅人が自ら自分の服を脱ぎたくさせた。
よく勘違いされるのは、「太陽が優しいから旅人が脱いだ」ということだが、物語を素直に読むと、決してそうではない。
「自分から脱ぎたくなるようにしむけた」
ということだろう。
従って、時に服を脱がすために、旅人を不快にする場合もある。
恋愛においても、相手が自らそうしたくなるようにしむけるのが駆け引き上手である。
「手に入りそうで手に入らない距離」は男性にとって不快。
相手が「手に入る距離」にいると居心地が良い。
場合によっては、女性は男性を手に入れるためにはこの不快な「手に入りそうで手に入らない距離」を作る必要がある。
あるいは、場合によっては、相手を得るために居心地の良い環境を作ることもある。
それで、相手に感情を引き起こし、自ら自分の思い通りに動くようにしむけること。