ほんとうに大切なものを手に入れるために
ほんとうに大切なものを手に入れるために
為末選手は高校3年のインターハイを機に、それまで打ち込んできた陸上花形種目の100mから400mハードルへの転向を決意します。
その選択はまるで「いま好きな人とどうしても結婚したいから、このまま年月が過ぎて労力を無駄にしても構わない」と考えるのか「結婚して幸せになることを目的として、自分の条件に見合う人と結ばれるために適切な努力をしよう」と目線を変えるのか、という女性の悩みに酷似しています。
この本には「自分をよく知り、自分を変えなくても勝てるフィールドを探す」ことの重要性が、世界に戦いを挑んだトップアスリートの言葉で明瞭に語られています。
自分らしい人生を生きるための深い示唆に富んだ一冊。
本
紹介者: にゃんこ