一杯のかけそば
一杯のかけそば
今までちゃんとこの本を読んだことがありませんでした。巷では「いっぱいのかけそばを毎年わけあって食べていた貧乏母子のサクセスストーリー」ということになっていますが、実際に読んだ後は、親子の成功よりもむしろメインはそば屋さんなのに気づきました。
ぐっどうぃる博士Botに「人助けは、してもらった方より、してあげた人の方が嬉しく、生き甲斐や心の拠り所になる」というのがありますが、そば屋さんがその親子を心配し、わざわざ毎年予約席を用意してあたたかく見守る姿が、まさにそれでした。
ベストセラー本は、噂を聞いただけでその本を読んだ気になってしまいがちですが、やはりちゃんと内容を読まないと、本質はわからないものだと反省しました。
本
紹介者: Double L