誰かの人生の1パート
誰かの人生の1パート
登場人物全員がひとつのショッピングモールに関係しています。
ショップの従業員、モール運営会社の社員etc…
狭いと言えるかもしれない世界で、全員がそれぞれにとって見過ごせない、自分を変えてしまうかもしれない問題にぶち当たる。
話を読む自分の身に、小説の世界を置き換えると、不思議と人生はこういうことが起きるんだと納得してしまいます。
代わり映えしない毎日と狭い世界に身を置いていますが、誰もが毎日何かを考えて、時には問題にぶち当たる。
ある時ふと、時間が経ち色んなことを通り過ぎてきたと気づく。
誰かの人生の1パートが読める小説ですが、もしかしたら自分の話かもしれないと感じてしまう。
高揚はしませんが、すーっと馴染む話です。
本
紹介者: マルティン