何かが背中を押す感覚
何かが背中を押す感覚
主人公と言えるのは3人の男女。
3人には現在進行形の友情と過去の恋愛が絡んでいます。
人生の残りが見通せる歳の男が2人に女が1人。
社会的地位も金も何かも持ち合わせているのに、3人は嫉妬や過去にこだわる感覚を捨てることが出来ません。
ストーリーはとても短く単純明快です。
早い人なら、半日あれば読めてしまうかと。
多くを書いてしまうとネタバレするので……。
主人公の3人は、自らに降りかかる躓きをきっかけにして破壊に走ります。
自分を破壊し、友情を破壊し、過去も破壊。
そうなるまでにあったのは、人生で捨てられないこだわりと嫉妬。
人が思いがけない行動に走る時は、良くない感情に後押しされてしまうのでしょう。
本
紹介者: まるてぃん