プロの課題設定力
プロの課題設定力
Amazonの紹介の一部。
「課題設定力」とは何か。それは「今、何をすべきかを自ら考え出す力」であり、「どうやってそれを成し遂げるか」を考え出す「問題解決力」の上流に位置するコアスキルです。
昨今、問題解決力は市民権を得た言葉となりました。ビジネスパーソンに限らず、小学生を対象とした問題解決力の書籍も出ています。一方で課題設定力は、まだ比較的なじみの薄い言葉です。なぜか? 理由は2つあります。
1つは、将来が予測しやすい時代には、課題設定は主に経営層の仕事であり、ほとんどのビジネスパーソンにとって、課題設定力はなくても困らないスキルだったからです。かつては、トップが決めたことを速やかに遂行することが何よりも求められていたのです。しかし現代は、数ヶ月後の将来さえ予測が困難な時代です。こういった状況下では、トップの指示がないと動けないようなビジネスパーソンは淘汰されます。リアルタイムに状況を分析し、自らの判断で動くこと、つまり課題設定することが求められるのです。
もう1つの理由は、問題解決ほど課題設定は体系化されておらず、暗黙知として行われる部分が多いからです。本書は、コンサルタント育成指導のプロフェッショナルが、その暗黙知を、誰もが学べて実践できるように体系化した一冊です。
この課題設定ができるようになれば、あなたはプロフェッショナルとして認められ、「またあなたに仕事をお願いしたい」と言われる、代替不可能な人材になれるのです。と同時に、これまで磨き上げてきた問題解決力や、業務知識や、あるいは常日頃の頑張りが、非常に効率的かつ効果的に、仕事の成果に反映されるようになるのです。
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