彼の心を取り戻せますか？コメント No.43484

No.434842014-10-01 13:50

たみゅさん、こんにちは

たみゅさんは今「どうするのが最善か」ということがわからずに
いろいろ考えたり不安になったりしているんですよね。

でもその「最善」は誰にとって、何にとっての最善でしょうか。

彼にこれ以上嫌われたくないため？
彼にまた好きになってもらうため？
彼が試験に集中して合格できるようにするため？
二人がまた前のように付き合えるようになるため？
自然消滅を回避するため？
たみゅさんの不安を消すため？

もちろん気持ちは一つじゃないでしょうけど
突き詰めれば
●彼の気持ちを何としてでも取り戻したい
●彼にどうか幸せになってもらいたい
のどちらかになるはずです。

いろいろこじれてしまった今の状況で
たみゅさんの中でどちらの気持ちが大きいか
自分で考えてみてください。

相談のタイトルは「彼の心を取り戻せますか？」です。

もしそれがたみゅさんの本意なら
気持ちを落ち着けてもっともっと冷静になって
やるべきことをやりましょう。

絶対に彼の気持ちを取り戻すという強い意志で
戦略的に、それこそ「策を練る」ことだと思います。

LINEの細かな策を考えるのも一つです。
他にも、彼という人を客観的に分析したり
ダメ出しのどれが悪くてどれはセーフなのか検証して
紙に書いて想定できることはすべてし尽くしてみれば

試験前に励ましメールをすべきかどうか、
それが戦略的に正しいかどうか、見えてくるはずです。

その励ましメールに対する彼の対応によって
たみゅさんは次の行動にどうでるのか、
何パターンも想定して準備すればいいことです。

また、彼と付き合い続けられた場合に備えて
居心地のよい愛される女について研究したり
外見をより美しく磨いたり、

不安になっている暇はないし、2週間では足りないはずです。

でもそうではなく「彼に幸せになってもらいたい」と思うなら
私なら、このまま何もせずそっとしておきます。
彼から連絡があるまで数ヶ月でも数年でも。
試験の期日は関係ありません。

たみゅさんは彼にたくさんのダメ出しをしたんですよね。
それは「あなたではダメだ」と言い続けたということです。
彼のやることなすことに。

それを心から悔いて改めたいと思うなら、
彼が行動を起こすまで待ちましょう。

それはただ待つということじゃなく、
彼が主体性を持って、自分の意思で、思うがままに
たみゅさんと接していいんだという環境を作るということです。
それを「待つ」という行動で示すんです。

「これをしたらまたたみゅにダメ出しされる」と思わなくていい、
そのままの彼が自由にふるまえる環境です。

4日前にしたLINEの返信も
「しなければ何か言われるから」という義務感での返信なら、
それはダメ出しをしていた頃と何も変わりません。

彼が自発的にしたくなったら連絡する、
彼が仕事に集中したいならそうする、
彼がしたくなければ連絡もなしで会わなくてもいい。

男にとって、主体性を取り戻すというのは
幸せであるかどうかという以前に、とても大事なことです。

たみゅさんにダメ出しされながらも
彼が黙ってこらえた期間はどのくらいだったのか、

せめてそれより長い期間、
彼が主体性と自由を取り戻すための時間が必要です。
ダメ出しされないんだという平穏を彼が感じなければ、
戻ってもまた同じことの繰り返しです。
これも2週間では足りません。

これは同じ「そっとしておいて待つ」でも
彼の気持ちを取り戻すこととは全く違います。

彼のテンションを上げることや
駆け引きで距離感を手に入る入らないように…とやることと
彼に自由を感じてのびのびと生活してもらうこととは
気の持ちようも望む結果も違うはずです。

彼が自由に生きて、その結果たみゅさんを選んでくれれば
それはとても幸せでうれしいこと。
でもまずは彼が彼自身を取り戻すために
いつまでも待とうと思えるかどうか。

●彼の気持ちを何としてでも取り戻したい
●彼に幸せになってもらいたい
たみゅさんはこの２つを混ぜて話すので
読む人がみんな違和感を持つんです。

利己的でも無償の愛でも、どちらでもいいと思います。
きれいごとばかりじゃないし、良いも悪いもありません。
自分が本心から望むことのために行動していいと思います。

ただ、とても利己的なことを望みながら
「彼のために」「彼が望むなら」と口では言えば
その矛盾に人は必ず気づきます。
純粋に利己的であるよりも、もっと嫌悪感を持ちます。

それは私たち以上に、彼が最も強く感じることだと思います。

そしてその待つあいだに
たみゅさんも自分の気持ちについて整理してはどうでしょうか。

＞あまり今まで深く考えずに
＞「この人といたら楽しくて、相手も同じ気持ちならうれしい、
＞好意を持ってほしいな」という気持ちで人を好きになったりしていました。

それでいいと私も思います。
でも本当にそうなら、
なぜ彼にたくさんのダメ出しをしたんでしょう？
その彼が良くて好きになったのに、なぜですか？

不安や不満、イライラの根っこは「被害者感情」です。

いくら献身的に尽くしたからってせいぜい5ヵ月のこと、
そんなに好きで手放したくない彼なのに
なぜダメ出しせずにはいられなかったのか
自分できちんと考えてみることです。

本当は彼にじゃなくて
以前の失恋や片想いだったり、両親や女友達との関係だったりに
その根っこがあることもあります。

会社で頑張ってるときに「なぜ私ばっかり」と思うことはないですか。

「こんなに頑張ってるのに」
「どうして私を大事にしてくれないの」
という被害者意識を心のどこかで持ち続けていると、
彼とじゃなくても、この先誰と付き合ってもまた繰り返しです。
結婚して家事や育児や介護の問題を抱えたときも、同じです。

尽くすことがいけないというわけじゃなく
心から思いやりをもってやったことなら
「一人相撲」だなんて思わないし
それがダメ出しにつながって関係がこじれることもありません。

ダメ出しに対して彼が堪えてたことや
毎日何かしら連絡を取っていたこと、

関係が微妙で試験も控えているのに
「迷惑だからLINEはやめてくれ」と言わず返信をくれることは
今の状況でできる、彼なりの愛情だとは思えませんか。
たとえそっけない返信でも。

彼からの愛情表現をそのまま受けとることはできませんか。

それでもまだ不安だというたみゅさんは
やっぱり彼にダメ出しをしていたときと変わらないのかもしれません。

すごく長くなってしまいましたが最後にひとつ。

私自身は博士理論を恋愛に生かしたことはありませんが
先日、機会があってぐっどうぃる博士の著作を一冊読みました。

そこに
「最高の駆け引きは、真実の自分そのままに演じること」
と書いてありました。

恋愛は本来楽しいものだし、気持ちのままでいいと思います。
むずかしいこと考えることなんてないし
「好き」という気持ちでぶつかればそうそう失敗しません。

でも今こうしてこじれてしまったのだし、
二人の関係が瀬戸際なのだったらもう
ただ「好き」だけでは戻れません。

たみゅさんにとって良い機会だと思って
好かれようとか嫌われたくないとかじゃなく
「真実の自分」のこと、よく考えてみると良いと思います。