アラフォーの婚活110 〜復活〜

先月は誕生日だった。
「40歳の失恋」というタイトルでここに日記を書き出した私ですが、42歳になってしまった。
「今年も自己年齢の最高記録を更新いたしました〜。」
早い、あまりにも。
1日は長く、一年は早い...。
時の早さに吐きそうである。

さて、久しぶりにお見合いというのに行ってきました。
お見合いは実に半年ぶりです。

ぼんやりしている間に半年が経っていた。
こんなに半年ってあっと言う間だったのか。
ほんと、いつのまにかの半年だ。
少しさぼったら半年。
あんなに沈黙の半年は長くてしかたなかったのにね。
やりたくないことをサボる半年の短さと言ったらどうだ。

見合い相手は40歳の方だった。
顔立ちだけ見れば綺麗な顔なんだと思う。
昔はアイドルみたいな顔してたんじゃないかなってくらい、目も綺麗な二重で鼻筋も通っていた。口もきれいだったと思う。

しかし、挙動にクセがあった。
定期的に苦しそうな顔をするのだ。
目をぎゅーっと閉じて。
それを何度も繰り返すのだ。
チッックなのかな。
よく分からないが。
話してる最中も話し終わってからも、ぎゅーっと眉間にシワを寄せて両目を閉じる。

そして、声が小さくて何を言っているのかさっぱり分からない。

「あ、あ、あ、あ、あ...」と言った感じで。
何を言ってるか分からないので、「ん？」と顔を寄せる必要があった。

視線はキョロキョロとして、手は自分の腿のあたりをずっと摩り続けている。
ストレスと緊張のせいだとは思うが。
醸し出す空気感は中学生のようなのだ。
貫禄が感じられない。

あぁ、そうだ、相談所の男性ってこんな感じの男性ばかりだったわ。
チャラい男はいなくていいけど、コミュ障みたいなのばかり。
忘れていた。

その方は、最近岐阜と岡山に旅行に行ったらしい。
誰と行ったのか聞いたらその二回とも母親と行ったとのことだった。

親孝行で素晴らしいのだが、さもありなんと行った感想を持ってしまった。
なんか友達がいなさそうだなって思ったから。
きっと優しい人なのだろうけど。

この人こんな感じで職場でいじめられてないのかなって思ったら、どうも正社員ではないようだった。
これもまたさもありなん。

先月また一つ年をとった私。
今日の見合い相手は頼りない中学生のような人。
あんた、今までどうやって生きてきたのよ。
40歳の男がなんなのその対人スキルは。
でも、私だってきっと同じなのだ。
私もきっと42歳にして中学生みたいで世の中分かっていない部分があるのだ。
幼稚なところが。

神様は私にも平等に10代は10年、20代を10年、30代も10年与えてくださった。
それを私は一体何をしていたというのか。
この半年をぼんやり過ごしたように、サボってぼんやりしてたら42歳だ。

神様、私はまだ結婚も出産もしていないんです。
どうか私の時間だけはゆっくりにしてください。
身体の老化も遅らせてください。
どうかお願いします。

どんなに願っても個人の事情に関係なく平等に時間は過ぎていき、年相応に身体は変化していく。
私は決して特別ではない。

神様は平等だ。
残酷なまでに。

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