価値観が合わない？コメント No.110257

No.1102572023-11-01 19:36

ゆうかさん、こんにちは。

お読みしたところ、「彼と合わない」と見切りをつけ、お別れしたい方向にお気持ちが傾いておられるようですが、ご自身の中で「ご縁がなかった」という答えに納得できるならそれはそれで良いと思います。

しかし、ご相談の問題は彼と価値観や性格が合わないから口論になったのではないと私は思いますよ。
なぜなら、二人の考え方が違っていたとしても、口論にならないカップルがいると断言できるからです。

ゆうかさん、何が違うと思いますか？

ご自身が言った言葉を振り返ってみて欲しいのですが、

＞自傷行為をしてしまう人達に対して彼氏が、そういうのは親の責任だと言ってきたのですが、私は必ずしも親が悪いとは言えないと思う

＞真っ当に育てていても犯罪を犯す人だっているし育て方に正解ってあるの？と彼氏に言ってしまいました。

＞自分達だって結婚して子供ができれば、子育てに悩むことだってたくさんあると思うと。

＞もし自分達が結婚して子供が出来た際は、道を踏みはずさないようにしたいと以前から彼氏が強く語っていた

彼の考え方を否定していますよね。
（「必ずしも」と付けてニュアンスを柔らかくしたのかもしれませんが、言い方や語気の強弱や表情などから「自分の本音」は相手に伝わってしまいます。）

人は、自分のことを否定されたと感じると咄嗟に「それは違う」と相手に反発心を抱いたり自分の正当性を示そうとします。

彼は、あなたに否定されたと感じたから、あなたの考え方も受け入れないような態度を取ったのではないかと感じました。

お二人のコミュニケーションは、自分と違う意見に対して「NO」と言い合っているので「理解できない→価値観が合わない」と結びついたのかもしれません。

では、口論にならないカップルはどんな会話の流れになるのかというと、例えばですが

＞自傷行為をしてしまう人達に対して彼氏が、そういうのは親の責任だと言ってきた

これに対して、彼女が

「へえ、あなたはそう思うんだ。それはどうして？」

という意味合いの質問をします。
ここで彼が自分の生い立ちから来る考えや、誰かから見聞きしたことを述べると、

「そうなんだね。でも、私の考えはちょっと違うかなぁ」

と、ここで初めて自分の考えを出します。

何をしているのかというと、相手の考えに対して「YES」と相槌を打って、相手の深い部分の考え方を聞いて、それから「NO」を言っているんですね。

そうすると、例えば彼氏さんのほうも同じように「君はどうしてそう思うの？」と聞いてくれたとすると、お互い「考え方は違うけど、理解することはできた」状態になりますよね。これが話し合いの流れで、口論になりにくいコミュニケーション方法です。

つまり、ゆうかさんと彼さんは、「相手の考え方を聞くコミュニケーションの技術が不足している」んですね。

ご相談内容だけで見ますと、お二人の会話の流れは、相手が言った言葉に対して「ただ反応しているだけ」で、お互いの言葉の文脈や意図を掘り下げていないような気がしました。

なので、相手の語気からにじみ出る感情的な部分だけを拾ってしまい、反発したり、意固地になってしまうんですね。

先の方もおっしゃっていますように、私たちは育った環境も見聞きして受け取る知識・情報も何もかも違うので、似通っていることはあり得ても、性格や価値観がほとんど合うということはまずありません。

相手と考え方が違うなと思ったら、なぜそう思うのかを深く聞いてみたり、そう思うに至った相手の生い立ちを理解しようとしてみる姿勢が、より良い関係を築くのに大事なことなのかもしれませんね。

と、ここまで書いて、ご相談なさったのがゆうかさんですのであなたに宛てたコメントとなっておりますが、もし彼さんのほうが相談なさったとしても、私は彼さんに同じことを申し上げるつもりです。
彼も彼で、あなたの言葉にただ反応しているだけ、反発してわざと怒らせるようなことを言っているので、どっちもどっちなのです。

＞仕事柄、指輪は付けれないし婚約指輪にお金を使うならその分旅行に行きたい

私はゆうかさんのお考えが分かりますよ。実際、婚約指輪を買わないカップルもいます。
そこで

＞女性の割に冷めてるね

「ゆうかさん」という個人の考えではなく「女性」と一括りにして返してきたところに、彼の中の女性像（女性とはこういうもの、みたいなステレオタイプなのかもしれないですね）と、堅実派のゆうかさんとの考え方の合わなさを感じました。

彼と関係を持ち直すとなると、努力を要します。しかし不可能ではないでしょう。

お別れするにしても、そうでないにしても、コミュニケーション技術を磨くのはゆうかさんご自身にとって非常にメリットになると思いますので、ぜひ頑張ってみていただけたらと思います。応援しております。