半年の音信不通コメント No.22417

No.224172013-08-07 19:53

はじめまして。

相談者さんの結婚（出産）適齢期などの論点には触れずに、「彼と続けるためには」という観点だけ」から、私の意見を言わせていただきますね。
少々色気のない話が長く続きますが、お許しください。
「博士理論」なども視野に入れておりません。

彼のことですが、「仕事を続けながら司法試験、３回目」ということは、ロー組ですね。
おそらく、旧試験を経験なさっている方で、現行試験への転向組でしょう。

旧試験対策をしてきたときの貯金（知識）があるので、お仕事なさいつつ、貴女とも「週末のキャンプ」などに行く余裕があったのでしょう。でも、平日は仕事で時間をとられる彼が、月に数回でも貴女とデートしてきたという事実は、試験業界では驚きなのですよ。
普通だったら、会っても数時間。
彼は本当に貴女に逢いたくてたまらなかったのでしょうね。

＞「好きな人ができた」
そのときは、「彼女なんかいたらダメなんだ！」と思ったのでは？
貴女がどうこう、ではなくて、「異性」という存在を抹消するべきだと思われたのではないでしょうか。
でも、やはり貴女のことが好きで、別れることなどできなかった。

相談者さん。
現行の試験、とにかく結果が出るまでは論文試験の出来不出来が自分ではなかなか判定できないのです。
択一で足切りになっていないことが分かっても、だからといって、論文試験がどうだったのか。

「そんなの、論点をはずさなかったかどうか、後から自分でわかるでしょう？」とおっしゃるかもしれませんが、とにかく、現行の試験は知識一辺倒というわけではないのですね。
ですので、非常に自己採点が難しいのです。予備校の解説を参考にしても、なかなか正しい予測がつきません。

今、定職に就かれているのでしょうけれど、企業によっては法務の人間を社費でローに送り込むところもあります。
もしそうなら、不合格の場合、会社での立場も少し微妙だったりしますよね。

彼は今、自分の合否の結果と、今後のことで頭がいっぱいなのではないかと思います。
再びローに入学して試験の受験資格を取得するか、ロー経由ではない「予備試験」組みを狙うか。それとも試験はもうやめるか。

３９歳で資格試験を狙うというのは、世間一般からしたら珍しいし無謀なことに思えるのかもしれませんが、それはあくまで「世間一般から見たら」ということです。
「弁護士余り」という現実があることもひとつの事実ですが、あくまでも実力主義です。
けれど、「無知な世間の声」というのは、当事者を傷つけます。
彼自身、あちらこちらから無責任な意見を言われ、辟易することもあるのではないでしょうか。

こういう状況の中で、彼が今、自分のことしか考えられないというのは本当によく分かります。
もしも、試験の出来がよくなかったとしたら、彼自身、貴女と過ごした時間も後悔しているのかもしれません。
本当は、「オアシス」に立ち寄っている暇なんて一秒もなかったのだと、そう思ってしまっているのかもしれません。
貴女のことではなく、自分を責めているのかもしれません。

貴女が彼と続けたいのなら、彼のこういった様々な現実的、精神的状況を理解しようと努めることが必要だと思います。

貴女が試験のことについて、あまり知識をお持ちでないのなら、下手な励ましは逆効果です。
もちろん、「私と離れようと思っているの？」などの確認も、今の彼にとっては重いだけだと思います。

今は８月頭ですね。
試験の発表まではまだ時間がありますよね。
合格していたら連絡があるでしょうけれど、不合格の場合、彼も貴方に連絡しにくいかもしれません。
そう考えると、今のうちに「暑中見舞い」的なメールなどをお送りになってみてはいかがでしょうか。
彼がふっと、貴女のことを「やっぱりオアシス」だなと思えるようなメール。あるいは絵葉書とか。
ただただ笑顔を送る。心をこめて。
言葉にはしなくても、「どんな貴方であっても、貴方が好き」、そんな気持ちを伝えることを考えてみてください。

相手のために、距離を置く。
今回は、身をもってそれを学べる良い機会なのではないでしょうか。
彼も、貴女のことを気にかけていると思います。
三年半の年月はそうそうたやすく風化するものではありませんよ。