手に入りそうで入らない距離と見返りを求めない愛とは。コメント No.38889

No.388892014-06-12 01:28

>みゆう(投稿者)さん

みゆうさんが理解できていないことは良く分かりましたので、かみ砕いてできるだけ優しく論理的に説明します。
厳密ではなく理解を第一にするためにかなりデフォルメすることをお許しください。
（「沈黙」を何故勧めるかについて良く理解していない方がいるので、ついでにこれについても触れます。多少横道にそれますがお許しください）。

まず
>>「手に入りそうで入らない距離」を実行し

これがそもそも博士の理論を理解できていないことを如実に表しています。

「手に入りそうで入らない距離」とは実行するものではなく、ある事を実行することで到達する「状態」です。言葉の言い回しの問題ではありません。論理的に分かっていないです。
さて「ある事を実行する」について説明します。「手に入りそうで入らない距離」に至るため事項する「あること」をここでは４つに絞ります。実は他の恋愛書を含めれば１０ぐらいはあるでしょう。ですが、ここでは博士の理論をベースに４つにします。

①意図した「沈黙」
②意図しない「沈黙」
③意図した「無償の愛」にもとづく行動
④意図しない「無償の愛」の基づく行動

①はいわゆる博士の理論の骨格をなす「沈黙」です。戦略的に明確に相手の心を取り戻すための「必要条件」（十分条件では決してない）である「手に入りそうで入らない距離」にもっていくための「沈黙」という行動で説明の要はないでしょう。
②の意図しない「沈黙」。これも説明の必要は無いでしょう。このサイトのコメントでも、日記でも良く書いてあります。別に相手にを振り向かせようとする意図はない、あるいはもう相手のことなどどうでもいいと思っている、が故に結果的に「沈黙」になってしまい、相手からしつこく連絡が来る、という類のことです。

要するに意図するしない、見返りを求める求めない、にかかわらず「沈黙」という行為は「手に入りそうで入らない距離」を作るのです。

③意図した「無償の愛」にもとづく行動。これも「手に入りそうで入らない距離」を作ります。ただしこの実行は「沈黙」よりもはるかに難しい。なぜならば「沈黙」と違い「無償の愛」に基づく行動、そのものは相手に見返りを求める行動に見えてしまうからです。長期的にかなり根気強く行う必要があります。
この行動に基づく戦略も、博士は明確に定義していますね。博士の理論を理解していればすぐあるキーワードが出てくるでしょう。実行が難しくリスクが高いため、最後の切り札的方法になります。

④意図しない「無償の愛」に基づく行動。これも多くの女性から体験話を聞きます。友達のつもりいりいろと相手のために相談に乗ったり、いい関係を作っていたのに突然告白された、類の例です。

①②と同様、意図するしない、見返りを求める求めない、にかかわらず「無償の愛」は「手に入りそうで入らない距離」を作るのです。

もし相手に意図を感じさせず③が実行できれば、戦略的には最強でしょう。ただし、これは実行が難しいです。さらには「手に入りそうで入らない距離」になったにも関わらず、彼が自分を選ばなかった時のダメージは大きいです（前に言及したように「手に入りそうで入らない距離」は「彼のこころを自分に向けるた」ための必要条件ではあるが、十分条件ではありません）。したがって、ある意味最後の手段になるわけです。

④は古今東西いつの時代でも「普遍的」に最強です。

それに対して「沈黙」は【他の方法に比べ】易しい方法ですし、（きちんとやれば）意図を相手に悟られる心配もありません。さらには彼が自分を選ばなくてもダメージは少ないです。よく「沈黙」を実行したが彼が戻ってこなかったけど、もうどうでもいいや、とか、別な人が好きになってしまった、という話もここでは珍しくは無いでしょう。
要するに「沈黙」は「手に入りそうで入らない距離」に至るためももっとも優しくリスクの少ないミニマックスに基づいた戦略である、ということです。

補足すれば例えば〇〇道やJGなどは別な方法も述べていると思います。それらは決して博士の理論と反するものでは無く、そういう方法もある、ということを理解するのが正しいです。ただし、何度も言うように博士の理論の「沈黙」が一番有効であると、少なくとも僕は思います。

ということで意図するしない、に関わらず「無償の愛」は「手に入りそうで入らない距離」への有効な手段であり（そもそも次元の違うこれらの概念を同列に並べること自体間違いなのですが）、その間に矛盾など生じません。「手に入りそうで入らない距離」を意図したからと言って「無償の愛」に基づく行動それ自体が「見返りを求めた」ことにはならないことを理解しましょう。

かなりゆる～～くみゆうさんの言いたいことの意を汲むならば
「そもそも意図された『無償の愛』は本当に『無償の愛』なのか？」
という疑問になると思います。