子供が出来にくい体と伝えたら、結婚できるかわからないと言われました。このまま付き合っていていいのでしょうか。コメント No.88318

No.883182020-02-05 09:42

ごまさんこんにちは。
金のごまだれさんがとても勉強になるコメントをされているので、私からは少しだけ。

この問題って、２段階右折のように複雑なんですね。
まず１段階目は、彼自身が「子どもができてもできなくても絶対にごまさんと結婚したい」と思うようになること。
そして２段階目は、彼のご両親の賛同を得ること。
この両方がクリアできてはじめて結婚できます。
そして私の周りでも、１段階目はクリアできても２段階目がクリアできずに婚約破棄になってしまうケースもよくあります。
あまりに親がわからずやなら駆け落ち同然で強行突破する道もあるかもしれませんが、
＞会社は代々継がれてきたもので彼も同じように結婚したら会社を継がせると言われている。
ということで彼は親＝経済的な基盤なので、親を失うことは生活の糧を失うことですから、きっと妻（彼女）より親を優先するのだろうなと想像できます。

そして、私の言いたいのはここからです。
＞結婚できるかわからない上に、さらに結婚できても子供を授かれるか分からないのに、このまま付き合っていていいのか？
子どもを授かれるかわからないのはどのカップルも同じです。
夫婦が両方検査して異常なしでもなぜか授からないカップルもいますし、不妊治療にいくらお金をかけても授からないカップルもいます。
ですから、ごまさんが責任を感じる必要はないのです。
ごまさんはたまたま検査をしたから病気が見つかりましたが、ごまさんと同じ病気なのに検査をしていないから気付いていない人もたくさんいることでしょう。
私はごまさんに「子どもを授かりにくい身体だから別れたほうがいいのか…？」と言ってほしくないのです。
むしろ、「子どもを授かりにくい身体の私も含めて愛せないならそんな男はいらない」と言ってほしいのです。
ごまさんのご両親だってきっと同じ思いだと思いますよ。
大事に大事に育ててきたごまさんが産む機械のように扱われて「結婚できるかわからない」なんて言われていると知ったら、「そんな男に結婚なんてしていただかなくて結構！」とおっしゃるはずです。

＞確率がゼロと言われたらすぐに別れることを選択したかもしれないけど
こんな言い方、ひどいじゃないですか。
ごまさんはまだ彼のことが好きなのでかばいたくなるかもしれませんが、直訳すれば「子どもが産めないお前はいらない」ですからね。
私はごまさんとはなんの面識もありませんが、それでも「うちの子になんてひどいこと言うの！？謝罪しろ！」と言いたいくらいですよ。
彼はまだ20代なのでこのような軽はずみな発言をしてしまったのでしょうし、世の中の男性は「男性不妊」という言葉すら知らない人も多いですから彼だけが特別悪いとは言いませんが、それでももう20代後半ですから精神的にやや幼い印象は否めません。

因縁、という言葉があります。
聞いた感じでは呪いやたたりのようなイメージがあるかもしれませんが、本当の因縁とは先祖から脈々と続いてきた考え方の癖のようなものに当たります。
たとえば、彼の一族は「長男は家を継ぎ、会社を継ぎ、跡継ぎを産んで家系を紡ぐべし」という考え方を持っています。
しかし、人が本来求めるべきは「愛」です。
いくら家と会社を継いで跡継ぎを作っても、そこに愛がなければ幸せはありえません。
そして彼の一族の関係者のなかにはきっと、ごまさんのように悲しい思いをした人もいたことでしょう。
彼は今回、その因縁を断ち切るチャンスだったんですよね。
彼が「子どものことなんてどうだっていい。僕はキミと一緒にいたいんだ」と答えていれば脈々と続いてきたこの因縁を断ち切ることができて、これから先の世代には愛を伝えていけたかもしれないのです。
因縁というのは逃れられないさだめではなく、自分でいかようにも変えられる分岐点なのだと私は思います。

なんだか抹香臭い話になってしまいましたが、どうかごまさんは彼の因縁に飲み込まれないようにしてください。
ごまさんのお母さんが病気を乗り越えてごまさんやお姉さんを出産したときのように、ごまさんもいつかお子さんを産むことがあるかもしれません。
そのとき、その大事な子が「愛」ではなく「家」を背負わされていくのだとしたらかわいそうですよね。
そういう意味では彼も被害者かもしれませんが、彼は今回自分でそれを断ち切る機会があったのですから、結局のところは自己責任でしょう。
ごまさんと将来産まれるかもしれないお子さんにとってなにが一番幸せなのか、ゆっくり時間をかけて考えてみてくださいね。