シングルファザーの彼との復縁の可能性コメント No.97257

No.972572021-07-02 17:52

いろんな考え方がありますので、私の考えが正しいというつもりはなく、たくさんの意見のなかの一つでしかない事は弁えながら書きますが、
私は、彼はそれなりに本気であったと思いますよ。
＞毎週末どちらかの家に泊まり、彼は遠回りになる時も車で送り迎えをしてくれたり、私の好きな場所に連れて行ってくれたり、
＞私の誕生日には彼が旅行を計画してくれたりして、平日はお子さんがいるから会えないけど、それ以外の時間は全て私と過ごしてくれて
彼は、シングルファーザーという立場ながら、精一杯、さきさんに時間と手間を割いていたと思います。

さきさんと彼の何がすれ違っていたのかといえば、それは結婚観です。
さきさんは頭の中で想像した結婚のイメージだけをもっていて、一方で彼はすでに結婚、離婚を経験し、実際に子育てをして、リアルな結婚を知っているということです。

たぶん、さきさんは、
シングルファーザーの彼と結婚しようと決めるからには、いろんな苦労は予想しているし、それでも乗り越える努力は惜しまないつもりだったでしょう。
だけど、それには彼の支えが必要で、彼の「どうしてもさきと結婚したい。さきを愛している。失いたくない。たくさん苦労をかけてしまうかもしれないけれど、一緒に乗り越えよう。乗り越えるために僕は何でもする！」という情熱的な気持ちと言葉が欲しかったのだと思います。
彼がそこまで言ってくれたら、さきさんはどんな苦労も受け入れる覚悟で結婚しましたよね。

でも、彼はそう言ってくれなかった。
子供のことが大事なのはわかるし、さきさんも子供を大事にしてほしい気持ちはあったけど、なんだか子供を言い訳に使って逃げているように思えた。
だから気持ちを試すつもりで、「じゃあ別れよう」と言ったのではないですか？

でも、彼がそう言ってくれなかったからといって、さきさんへの思いがその程度だったのか、といえば、そうではないと思います。
彼のお子さんは、頭の中の子供ではなく、傷ついたり、悩んだり、怒ったり、笑ったりして、生きてそこに生活している子供です。

子供は、浴びるほどの愛情をさんざんに降り注いでもらってようやく満たされるぐらい愛情に飢えています。
それが、ご両親が離婚し、今は自分が望むほどには愛情を注いでもらえず、満たされない気持ちを抱えながら、でも子供ながらに仕方ないと割り切ったり、文句を言ったらお父さんが悲しむと気を遣ったりしながら耐えて生活しています。
そこにお母様に新しい彼氏ができていたら、お母さんは自分よりその彼氏が好きなのかな、とさらに悲しい気持ちを抱えることになります。
さきさんの彼は、お子さんのそんな気持ちをリアルに感じているはずです。

子供の気持ちを繊細に感じれば感じるだけ、さきさんとの結婚は無理だという結論を出さざるを得ません。
このお付き合いの最初から、彼との結婚は難しかったのです。

そして、彼は子供のことだけじゃなく、さきさんのことも思えば思うほど、自分が身を引くべきだと考えたのだと思います。
彼は「前から子供が欲しかったタイプ」でもないのに、いざ生まれて育ててみたら、「今ではお子さんを第一に考えて子煩悩」になるぐらい子供を愛しく思っている訳です。
そうであれば、子供好きなさきさんなら、どれだけ深く自分の子供を愛するだろう。自分のせいで子供を持つ機会をさきんから奪うなんて罪深いことだ、と考えるのではないでしょうか。

そして、私も彼と同じように思います。
自分の子供は格別にかわいく、愛しい存在です。
さきさんは、子供がいなくても、「私は子供が大好き」って書けるぐらいですから、子供をもし持てば、自分は子供を胸に抱くために生まれ、生きてきたんだ、と思うぐらい、子供を愛しく感じるだろうと思います。
子供のいない人生をもちろん幸せであるけれど、子供が欲しいと思っていたのに、一時の感情でその機会を逃してしまった場合、私は子供のいない人生を選んだけど、その決断に一つの後悔もないと、言い切れるでしょうか。
男性の替わりはいくらでもいますが、子供の替わりはいません。
この彼にこだわらず、結婚できる他の男性を探し、子供を産むことに最大限の努力をした方が、後悔は少ないのではないでしょうか。

避妊のことに関しては、これとは別の話だと思います。
彼は、避妊に関しては、考えが甘いようですね。
そんな甘い考えでは女性を守れませんが、彼はそれも頭のどこかでわかっているけど、大丈夫だろうとたかをくくっているのでしょう。
女性の身は女性が守らなければなりません。さきさんの、「断固として拒絶」の態度で良かったと思いますよ。
ただ、それに関してはこれぐらいのゆるい考えの男性は多いので、それをもって彼が特にダメな男性とも思いません。

最後に、他人の子を育てる苦労は、私の身の周りでもいろいろ聞きますが、相当に相当に難しいもののようです。
お互いを憎しみあい、そんな自分も嫌悪して、ライトな地獄だと話す知り合いもいました。遺産でもめるのもよく聞く話です。
彼との結婚で得られる喜びなんて、この苦労を前にすれば、吹っ飛んでしまうぐらいのものだと予想します。
今は苦しいでしょうけど、今の状態で正解なのですよ。
そう確信して、次に進みましょう。
彼は全体的に考えが甘い感じですが、身を引いてくれたことは、彼が最後に示すさきさんへの愛情であり、さきさんを守る行為であったと思います。