彼氏の信用を取り戻すには

まず、あなたは何も悪くありません。自分は最低だ、などと思わないでくださいね。

恋人に対して、いつも浮気してるんじゃないか？と疑ってしまうのは、その彼自身の問題です。あなたが、そんな彼を不安にさせないように、必要以上にアレコレする必要はありません。あなたも分かってますよね、そんな彼に「疲弊」している。この付き合い方は自分にとって疲れるものだと。

彼が、必要以上に彼女を疑ってしまい、いつも不安で、女友達と言われても写真がないと安心できない、という心に、彼自身が向き合おうとしなければ、この先ずっとこの疲れる付き合い方が続きます。

なぜ、あなたがやりたい勉強のためにしていることを、ビッチなどと言われなければいけませんか？

今回のことも、あなたが誘ったのではなく、勝手に先輩が来たんですよね。同じ部屋に泊まったのではなく、施設内ということですよね？それを隠したのも、あなたは自分を守るため。そうせざるを得なかったんです。彼にとっては裏切りかもしれませんが、そうさせたのは自分ということも気付かない。

こういうことは、これから先も起こるべくして起こると思います。

別れた方がいい、ということは言いません。

もし彼とやっていくなら、あなたが、必要以上に彼に気を使うのをやめ、何も悪いことをしていないのだから、普段から堂々としていることです。

おそらく、なんで不安にさせるんだ、などと言ってくると思いますが、感情が高ぶっている時は距離を置き、冷静に話せる時にきちんと話しましょう。

わたしはあなたが好きで、何も不安にさせる行動はしてない、これ以上は疲れるから出来ない。わたしならこう言います。

あくまでも、相手を責めるのではなく、わたしはこうだからこうしたい、ということを伝えましょ。

1番大切なのは、あなたが楽しく付き合えるかどうかです。1度、よく自分の心と向き合ってはいかがでしょうか。

追記します

今回の件についても、あまり大騒ぎしないことです。あなたが必要以上に謝ったり自分だけが悪かった、という態度でいると、この先も同じようなことの繰り返しになります。

わたしなら「嘘をついたことは悪かったから謝るね。ごめん。わたしが嘘をついたのは、信用されずに疑われるのが辛いから。わたしは、何も悪いことしてないのに疑われるのは嫌です。」なんて言うかな？

たぶん、色々とあなたを責めてくると思いますが、そういう時は相手にしない。距離を置く。彼に自分のしていることがどんなことなのか考えさせる時間を作ること。そうすると、男性は「あれ？自分が悪かったのかな？」という考えに至ることが多いです。

もちろん、必ずそうなるとは言えませんが、この先も彼と付き合っていくなら、わたしならこんなやり方をします。

これは、彼とかえるさんそれぞれが異性のことをどう捉えているかの違いからくる問題ですね。

相談文を読むと、かえるさんは「共学系」の女性のようですね。
「共学系」というのは、異性のことを身近な存在である「仲間」として見ている人のことを指します。
かえるさんにとって男性は特別な存在ではなく日常生活に存在する「仲間」なので、先輩と夜ふたりで過ごしても何もないし、後ろめたい気持ちも感じないわけです。

ところが、かえるさんの彼は「男子校系」のようです。
「男子校系」というのは、女性のことを「自分とは完全に性別が違う異性」「非日常の存在」として見ている男性のことです。
男子校系の男性は女性と夜ふたりで過ごしたらどうしても下心が出てきてしまいますし、そもそもふたりきりになるだけでも緊張します。
ですので、彼にとっては「かえるさんと先輩が夜ふたりきりで過ごしていて、何もないわけがないだろう。少なくとも下心があるからそんなことをするに決まっている」という感覚なのだと思います。

ちなみに、彼にとってもかえるさんは初めての彼女であるか、もしくは彼にはほとんど恋愛経験がないのではないでしょうか？
男子校系の男性には「女性はこうあるべき」という理想があるのですが、恋愛に慣れていない男性は特にそれが大きいです。
ですので、付き合っている彼女がそれから外れているとすぐに腹を立てます。
彼の「男好き、ビッチ」という言葉からはこのような印象を受けるのですが、いかがですか？

で、今後どうしたらよいかですが、男子校系の男性と共学系の女性は相性が悪いです。
上記のように、異性に対する考え方が根本的に違うからです。
なので、いちばん簡単なのは彼と別れることです。
彼の「男子校系」としての価値観は変えられないでしょうから、この先も同じようなことで何度もぶつかる可能性は高いです。
そして、そのうちかえるさんも彼に疲れてしまうと思います。

が、もしかえるさんが彼の信用を取り戻して彼と付き合い続けたいのであるならば、かえるさんが彼の価値観に合わせるしかないですね。
かえるさんにとっては異性は「仲間」ですが、彼にとってはそうではないので、今後男友達や男の先輩と絶対にふたりきりにはならない、もしくはそのようなシチュエーションになりそうになったらその場から離れたり断るなどするしかありません。
かえるさんは理不尽に感じるかもしれませんが、かえるさんが彼に惚れていて彼から離れたくないなら、残念ながらそうする以外に方法はないと思います。

ただ、ひとつだけ彼を変えられるかもしれない方法があって、それは半年間はかえるさんがひたすら彼の価値観に合わせて彼に文句を言われないようにし、半年経った後彼に「私にとって男性は仲間になりうる存在で、たとえふたりきりで会ったとしてもやましい気持ちはいっさいないし、あなたを裏切るつもりもまったくない。だから、今後は男性の知り合いと二人きりで会うことを認めてほしい」と伝えます。
彼はそう言われても納得できずに怒るでしょうから、そのときは「分かった」とだけ返事をし、翌日彼の元から完全に消えます。
（もちろん、もし彼が納得してくれたらそれでOKです）

最初のうちは彼はかえるさんに怒りのメールやLINEを送りつけたり鬼電をしてくると思いますが、それらもいっさい無視します。
そうするとそのうち彼がかえるさんに対して歩み寄るような態度を示してくるので、そのときに再度「私はあなた以外の男性にはやましい気持ちを抱いていないのに、あなたは私を信用してくれないのでもう疲れました。だから永遠にさよならします。今までどうもありがとう」というようなメールまたはLINEを彼に送ります。

今まで自分の言いなりになってくれていたかえるさんが突然自分の元を去ったことで、彼は必死にかえるさんを取り戻そうとするはずです。
ですので、このように駆け引きすれば彼がかえるさんの言い分を聞き入れてくれる可能性はあります。

この駆け引きを成功させるポイントは、かえるさんが彼にとってどれだけ価値の高い女性になれるかです。
半年間彼の価値観に合わせる必要があるのは、この「かえるさんの彼に対する価値」を高めるためです。
人は、価値あるものが急に自分の手元からなくなりそうになると途端にそれに執着します。
この原理を利用します。
詳しくは以下のコラムに書かれています。
ただ、この駆け引きは中途半端に実行すると却って彼との関係が悪化するので、実行するならきちんとコラムを読み込むことをお勧めします。

https://u-rennai.jp/goodwill/protocol/21
https://u-rennai.jp/goodwill/protocol/22
https://u-rennai.jp/goodwill/protocol/23

ちなみに、本来は共学系同士の男女の方が相性がいいですし、男子校系の男性も女子校系（男性のことを「異性」「非日常の存在」として見ている女性）の女性の方を好むのですが、それでも彼がかえるさんと付き合っているということは、おそらくかえるさんの見た目がいいか、かえるさんの見た目が彼の好みど真ん中なのだと思います。
これは「かえるさんの彼に対する価値」になるので、上記の駆け引きにおいては有利になりますね。

どの決断をするかは、かえるさん次第です。

こんにちは。私は現役研究者で女性です。私の分野は女性が少ないこともあり、今まで男性（共同研究者）と二人で同じホテルに泊まったこともあります（もちろん部屋は別です）。男性４人＋私で一か月ほど家をあけて海外調査を行ったこともあります。もう結婚して３０年近くなりますが、それで浮気を疑われたり夫と信頼関係が崩れたことは一度もありませんし、夫から何一つ文句を言われたこともありません。夫と私の間には信頼関係があり、お互いを尊敬しあっています。お互い協働で家庭を運営しているパートナーですから、足を引っ張りあうようなことは当然避けています。

>彼氏は付き合った当初から心配性で、私と連絡がとれないとすぐ浮気を疑ってくるようなかなり疑り深い人です。
（中略）
>彼の信用を取り戻すにはどうすれば良いでしょうか？

「信用を取り戻す」というよりも、この彼は残念ながらはなっからあなたを信用しているようには見えないです。信用していたら「浮気を疑う」なんてことはしないでしょう。

大学院生ということで、この先研究者になるのか、修士修了後に就職するのかはわかりませんが、あなたの研究を阻害するものは、排除すべきです。初めての彼氏ということで、お互いに束縛するのが「愛」だと誤解しているのかもしれませんが、ご自身のライフスタイルを理解し、応援してくれる人が、真のパートナーです。あなたはまだ若く、無限の可能性があります。どうかつまらない人間関係でご自身の才能をつぶさないようにしてください。余談ですが、男性関係でつぶれていく女性研究者は結構いるので、若いうちに人間関係のコントロールを修得する必要性を感じます。

ご自身のライフスタイルを理解し、応援してくれる男性を選びましょう。きっと身近にいるはずです。

私は、若き女性研究者がもっと伸び伸びと研究できるよう、応援しています。