ジョン・グレイ博士直伝!「愛される女性」になるための3つの秘密〜コミュニケーション編
もっと「愛される女性」になる!
「彼って私のこと何にも分かっていない。」と感じたとき、あなたはどうしますか。分かってくれない彼を責める?不機嫌になって、黙り込む?
女性なら誰でも、大好きな男性に愛されたいと願うもの。しかし、男女の間には明らかな性差があるため、分かり合うのが難しい、と感じることもたくさんありますよね。
なぜ、男女は分かり合えないのでしょうか。
世界的ベストセラーとなった恋愛指南書『ベスト・パートナーになるために』の著者である心理学者・ジョン・グレイ博士は「男と女は『違う星』からやってきたほどに違う。だからこそ、相手の心に届く言葉の選び方、気持ちの伝え方、ふるまい方がある。」と言っています。
「男は火星から、女は金星からやってきた」というキャッチフレーズは、ジョン・グレイ博士の著作には必ず出てくるフレーズです。
このような男女の心理の違いを理解せずに、彼を責めているばかりでは、二人の関係はよけいにこじれてしまうでしょう。
今回は実践編として書かれた『「愛される女(わたし)」になれる本』(三笠書房)から、彼にもっと愛されるための方法について3つのシチュエーションをもとに、“男女間のコミュニケーション”に焦点をあててご紹介します。
1. 彼が悩んでいるようにみえる時
デートのとき、彼がいつもより元気がないし、話しかけてもなんだか上の空。週末に誘っても「ちょっと疲れてるから。」、と断わられることが増えたとします。彼が悩み事を抱えているようにみえて、心配になったあなたは「どうしたの?何か悩み事でもあるの?」ときいてみましたが、彼はとくに答えず黙ったまま。こんなとき、あなたならどうしますか。
ジョン・グレイ博士の解決法
もし、あなたが以下のような行動をしている場合、男性心理を理解していない行動をとっている、とジョン・グレイ博士(以下、博士)は言います。
「私にできることがあったら言って。」「話をするだけでも、ラクになるかもよ。」「悩みを一緒に共有したいから、何に悩んでいるのか教えて。」など、彼に対して言ってはいませんか。
女性は彼が黙り込んでしまうと、不安になり“原因”を知りたいと思ってしまうもの。そのため、彼を「質問攻め」にしてしまう傾向があります。
しかし、男性側から見ればこのような「女性特有の“思いやり”は、こういう時の男性にとって“暑くるしい”だけ」、と博士は指摘しています。
悩んでいるようなのに、彼が何も語ろうとしないのなら、彼はいま「ひとりの時間がほしいのだ」と考え、そっとしておいてあげましょう。男性はひとりの時間を過ごすことによって、だんだんと自分を取り戻し元気になっていくのです。
また、そのような1人の時間をしっかりと過ごすことができた男性は、元気を取り戻したとき「以前より優しい彼」になっている、と博士はいいます。
男性が1人になりたい、という時は、彼の気持ちを理解し、そっとしておいてあげましょう。
2.自分の悩みをきいてほしいと思った時
あなたが仕事の人間関係などに悩んでしまい、彼に悩みをきいてほしい、と思っていたとします。彼とのデートの間に、「仕事でこんなことがあって…。」と話し始めましたが、彼からは「それは君も悪いんじゃないかな。君もこういうところを改善すべきだと思うけど。」と言われてしまいました。彼の言っていることは正論ですが、なんだか“求めていた答えと違う”と感じて、素直にアドバイスを受け取れません。こんなとき、あなたはどうしますか。
ジョン・グレイ博士の解決法
博士によると、「男は、女性が感情的になって何かを訴えてくると、彼女のこんがらかった頭の中を整理して、気持ちを楽にしてあげたいと腕まくりし始める」といいます。
しかし、女性は「聞き手に向かって話をしながら、自分の気持ちと考えを整理」していくため、「『話を聞いてもらった』『相手と共感できた』ということに何よりも深い満足感を覚える」のだそう。
つまり、女性は悩みを相手にきいてもらうだけでいい、と思っているのに、男性はそれを「解決しよう」としてしまう、というのです。
悩みをきいてもらっているのに、彼から反論されて「そんなんじゃダメだよ。」と言われ、余計に怒りが湧いてきてしまうという経験があるのなら、今度から彼に悩みをきいてもらう前に、以下のような言葉をまずは伝えておきましょう。
「話してすっきりしたいから、ただ話をきいてもらえる?」
このフレーズを最初に付け加えるだけで、彼も解決をしよう、という気持ちを全面に出すことはしなくなると言います。悩みをきいてもらいたいのに、彼となぜかケンカになる、という場合はぜひ使いたいフレーズですね。
3.なんだか自分ばかりががんばっている、と感じる時
彼が仕事や友だちとの予定ばかり優先して、週末のデートの予定をドタキャンされたり、連絡をしても返信が遅かったり、寝坊してデートに遅刻されたり…。
そんなことが重なると、「なんだか自分ばかりががんばっているみたい。」と感じてしまうものですね。こんな時、あなたはどうしますか。
ジョン・グレイ博士の解決法
実はこのような彼に対する「マイナス点がたまりにたまると、怒りというウイルスが原因で「心のインフルエンザ」にかかる」と博士は言います。さらに「心にため込んだ怒りは、愛する能力をにぶらせていく」と言うのです。
1つひとつの怒りはささいなものでも、これが重なることによって怒りが蓄積され、いずれ爆発して二人の関係をこわしてしまうのですね。
そうなる前に、博士は「手紙でも話し合いでも、手段は何でもいいから、とくにかくお互いの気持ちを確かめ合う必要がある」と言っています。怒りの感情が爆発してしまう前に、パートナーときちんと向き合う必要があるというのです。
また、話し合いの途中、場合によっては口論になることもあるかもしれません。そんなときは「ひとまず落ち着き、二人の間に漂う緊張をやわらげてから自分の意見を言うように」してみましょう。さらに、以下のような“言葉の緩衝材”を上手に使うだけで、感情的な口論に発展するのを避けられるといいます。
「私の言うことに反対でもかまわない。でも、私の考えを聞いて欲しいの。」
「この問題をすぐに解決しなくても、いいじゃない。」
「まずは私の言うことを聞いてくれれば、私もあなたの言いたいことを聞くわ。そうさせてもらえると、とても楽なのよ。」
このような“言葉の緩衝材”を上手に使うことで、お互いに感情的になることを避けられ、男性も黙って話を聞いてくれるようになるといいます。口論になりそうになったら、ぜひ実践してみましょう。
いかがでしたでしょうか。このほかにも『「愛される女(わたし)」になれる本』(三笠書房)には、「『ふたりのこと』がすべてプラス方向に動き出す心理法則」や、「『大切な人』と最高にいい関係を築くマジカル・ルール」など、男女が付き合っていく上で、ためしたいヒントがたくさん散りばめられています。ぜひチェックしてみては。
『愛される女(わたし)」になれる本』
ジョン・グレイ博士
(三笠書房)
(木村景子/恋愛ユニバーシティ)
恋人に関する悩みを解決する方法のまとめ
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