キスはするのに、告白してこない彼の真意とは?カップルの相性を判断する方法
なかなか告白してくれない彼との関係を進めるには?
今の時代、女性から男性に告白して付き合い始めるのはそう珍しくないことですが、中には「告白はどうしても男性からしてほしい」という女性も少なからずいます。今回の相談者もそんなひとり。たびたびデートしたりキスしたりする間柄の彼がいるものの、なかなか告白されず、この関係を自分からの告白なしで進めるにはどうしたらよいのだろうかと悩んでいました。
【相談】彼はなぜ告白してくれないのでしょうか?
知人の紹介で知り合った彼と何度もデートを重ね、お互いに好意があることは明確で、毎日のように連絡を取り合う仲です。何度か会ううち、キスをしたり手をつないだり、まるで恋人のようなデートを続けていますが、何度促しても彼から「付き合おう」という言葉を引き出せずにいます。この状態を打破するにはどうすればいいのでしょうか。(30代前半女性)
恋愛感度の高い恋ユニユーザーたちは、主に以下の3つの観点から意見を展開してくれました。
■本当に彼でいいのかどうかを再確認
まず多くの寄せられたのが、「本当に彼でいいの?」という問いかけの声。
彼は相談者の気持ちに気づいており、つきあっているかのような関係性を築いているにもかかわらず、何度相談者から告白を促してもあいまいにはぐらかす態度を続けています。そんな彼に対し、「相談者の心をもて遊んでいるのでは?」「あなたへの気持ちは本気ではないのかも」「いざというときに頼りになりそうもない優柔不断な男でいいの?」「理屈っぽくて面倒くさそう」などと批判が殺到。これらに対し、相談者自身も日ごろから感じている彼への不満と一致していたのでその批判を受け止めつつも、「結婚相手として告白してくれないこと以外は彼に不満はない」とし、改めて彼との関係発展をのぞんでいる自身の気持ちを確認したようでした。
恋愛において相手への不満はつきもの。その際には不満をすべて第三者に吐き出し、それでもなお相手への気持ちが本物か、また相手を失いたくないかなどを見つめ直すことで、自分の気持ちに気づかされることがあるようです。
■自分からさらっと告白してみるのは?
相談者も彼も相手から告白させようと駆け引きを繰り返している状況がもう数か月も続いている中、恋ユニユーザーのひとりからとてもシンプルかつ明瞭なアドバイスが出ました。それは「『お互いに好きな気持ちがあるのなら、付き合ってみませんか?』とサラッと自分から告白すべき」という回答です。このままだとお互いの良さがどんどん失われ、気持ちはあるのにタイミングを逃してしまうことを危惧しての発言でした。
意外にもこの回答は他にはない視点だったようで、相談者はふいをつかれ、駆け引きに疲れていた心に深く響いたようです。
しかしながらそれでもやはり相談者は「告白は男性からされたい」という思いが強いことは譲れず、「彼と付き合いたい」という思いとの狭間で揺れ動いていました。
恋愛には誰しもが他人には理解できない自分だけの譲れないポイントがあるものです。さまざまなアドバイスを得てもなお、「これだけは絶対譲れない」というものを自覚したならば、もうどうにも治らないものかもしれませんね。その自分の“癖(へき)”といかにうまく折り合い付き合っていくかを模索していかなければならないでしょう。
■相性の悪さをお互い自覚すべき
相談者は男性にリードしてもらったり告白をされることをのぞんでおり、また彼も女性に恋愛の主導権を握ってもらい告白されることをのぞんでいるという現状が推察され、つまりは彼も相談者も、それぞれ異性や恋愛に求めるべきポイントが明確にあり、それが決定的に合わないのでは?という相性の悪さを指摘する声も多く寄せられました。
このこだわりがお互い解消しない限りは、たとえうまく交際に持ち込めたとしても、「セックス」「ケンカの仲直り」「プロポーズ」などと、節目節目でその都度対立を生んだりもやもやが生まれたりすることを恋ユニユーザーたちは一様に心配していました。
恋愛は、特に大人であればあるほどお互いが好きであればそれで即成立したりうまくいくわけではありません。今回の相談者のケースのように、気持ちは通じあっているはずなのに、恋愛でのこだわりが決定的に対立しているためにうまくいかない場合もあることがわかりました。
このような相性の悪さを乗り越える努力をすべきかどうかは、当事者にまかせられています。今回の相談者も恋ユニユーザーたちの回答を得たことで、自分がその決断を迫られていることに気付いたことでしょう。「気づき」があれば、大きな一歩を踏み出す力になってくれるはずです。
参照 :みんなの恋愛相談<友達以上恋人未満>「デートもキスもするのに、どうして告白してこないの?...」
(吉田奈美/恋愛ユニバーシティ)
吉田奈美 / 恋愛ユニバーシティ (フリーランスライター)
フリーランスライター。女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。また書籍の企画・構成も行っている。B級裁判や恋愛にまつわる裁判傍聴ライターとしても活動しており、『恋愛saiban傍聴記』(主婦の友社)を出版。フジテレビ『ホンマでっか!? TV』、テレビ東京『暴露ナイト』、関西テレビ『今週のスポットライト』、BSスカパー『ダラケ!』等、テレビ出演も。
恋人に関する悩みを解決する方法のまとめ
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