結婚相手を見つけるために!女性が「捨てるべき」3つのポイント
結婚相手はどうすれば見つかるの?
「結婚したいけれど、いい相手がいない…」という悩みを持つ女性は非常に多いと思います。
そこで、結婚相手を見つけるには、ある3つのポイントを捨てて「自分のキャパを少しでも広げていくこと」が必要だと、35年にわたる結婚相談業を通じて、のべ1200組以上に及ぶカップルを結婚に導いてきた橋本きよみさんは言います。
そんな橋本きよみさんの著作『大人の婚活 結婚で幸せになれる人の賢い選択』(きずな出版)から、結婚相手を見つけるために、女性が捨てるべき3つのポイントを見ていきましょう。
1.未練を捨てる
まず、結婚相手を探し始める前に身辺整理をすることは必須です。
恋人との関係を断ったからといって、身辺整理が完了したわけではありません。
その人への思いも消えていないとダメで、そうでないと婚活しても、なかなかうまくいきません。
自分の気持ちがグラグラしているのに、縁だけが進んでいったら、最終的に苦しむのはあなた自身です。逆に、未練があれば自分が傷つかないように力が働き、近づいてくる縁をはじいてしまいます。
とはいえ、相手への思いをいますぐゼロにするというのは難しいでしょう。人の思いは、そう簡単に割り切れるものではないからです。
それでも、婚活すると決めたら、過去の人への思いを断ち切ることは重要です。それが本当の意味での身辺整理なのです。
2.「理想の結婚相手かどうか」という視点を捨てる
未練を断ち切り身辺整理ができたら、次は当然、新しい相手を探すことになります。
新しい相手を探すうえで気をつけてほしいことが一つあります。
それは、「理想の相手を探さない」ということ。
橋本きよみさんは婚活中の会員さんに「どんな人が理想ですか?」という質問をしません。
なぜなら、好みや理想を聞いても、その段階で描いているイメージに近いお相手と結婚できる人は、本当に少ないから。
ここで、「理想の結婚相手」について考えてみましょう。
さあ、どんな人と結婚したいですか?
そう聞かれると、たいていの人の答えは、かなり曖昧です。なんとなく「こんな人だったらいいな……」というイメージはあっても、それは半ばファンタジーのレベルであることがほとんどです。
たとえば30代の女性であれば、次のような理想を描いている方が少なくありません。
「有名大学卒で、公務員か大手企業に勤めていて、年収は最低でも800万円以上。そして、私の実家の近くに住んでくれること。身長は175センチ以上で、優しくて頼りがいがあって、育児も積極的に協力してくれて、私の趣味や、友だちつき合いも理解してくれる。年齢は同じか、年下だったら結婚を考えてもいいかも……」
このような理想を口にすること自体は、大いに結構です。
ただし一方で、「自分はどうか」ということにも目を向けてほしいと思います。
自分のことは棚に上げて相手に求めるばかりでは、自分自身の結婚の可能性を狭めてしまうでしょう。
「結婚相手は、このような人でなければならない」
そんな思い込みにとらわれてしまうと、それ以外の人たちはすべて「不合格」となってしまいます。
それを本人に会う前から決めつけてしまえば、いつまでたっても「お相手は見つからない」ということになるのです。
仮に、理想の相手が見つかったとしても、その人があなたを選ぶ理由は何でしょうか?
3.「男としてタイプかどうか」という視点を捨てる
たとえ理想の相手ではなくとも、いままでの価値観では会わなかった人ともあえて会ってみることは、すごく大事です。
それに加えて、「男性として好みかどうか」という視点で判断するのではなく、できるだけいろいろな男性と会う必要があります。
結婚はお付き合いとは違います。好きという感情だけでずっと相手の男性と一緒に暮らしていくのは難しいものです。
とすれば、これから出会う男性を「恋愛対象」という面だけで見ないことが重要になってきます。
そのため、出会った男性一人ひとりをよく観察しましょう。
たとえば、「将来お父さんになったとき、この人は子どもにとってどんなパパになるだろうか?」とか、「あるいは、一人の男友達としてみたら、この人と一緒の時間を過ごすことは心地よさそうだろうか?」とか。
単に男性として魅力的かどうかだけでその人を判断するのではなく、いろんな立場や角度から、「その人像」をイメージしてみましょう。
自分がこれまで理想と思ってきた結婚相手のイメージに限定するのではなく、少しでもいいから範囲を広げてみること。
そうすれば、いずれ自分が知らなかった「結婚相手像」に出会うことになります。
たとえば、遊びでもスポーツでも、お稽古事でも、それまではさほど興味がなかったのに、友だちに誘われるなど何かのきっかけから体験してみたら、意外とハマってしまって趣味になるというようなことがありますよね。
それと同じように、「こんなタイプの人に魅力を感じてしまう自分もいたんだ」と、婚活を通じて人と出会うことで、自分自身への新たな「気づき」や「発見」をすることが結構あります。
30代以上の方でも、実は自分のことをよくわかっていません。
現在80代の橋本さんですら、自分のことはまだよくわかりません、と言います。
そして、これまで数多のカップルを見てきた経験から、そのような「未知なる自分」に気づかせてくれた人こそが、本物の「ご縁の人」であることが多いのだそう。
たとえば、「正直、彼は私のタイプではないんですけど…」とお見合い前に言っていたのに、実際に終わってみると、「もしよければもう一度、彼に会ってみたいです!」とご縁が進みだすことは、毎月、会員さんの中のどなたかに起こっているといいます。
つまり、結婚相手を選ぶ基準は、過去の経験から自分の中にすでにあるものだけに沿うのではなく、いろいろな男性と出会う中で自分の反応を通して見えてきた「新たな基準」も加えてみてもらいたいということ。
いままでよりも、少し成熟した大人の目で「お相手選び」をしていくことが、やがて本物の縁をたぐり寄せるのです。
いかがでしたでしょうか。このほかにも『大人の婚活 結婚で幸せになれる人の賢い選択』(きずな出版)には必ず結婚できる人の絶対ルール、モテ運を引き寄せる婚活の作法、残念な結末にしない婚活予防線など、何歳からでも実践できる「大人の婚活」を成功させる法則が満載です。
「若くないけれど、今からでも結婚したい!」という方は、ぜひ手にとってみては。
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橋本 きよみ(著)
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