あなたの結婚を邪魔する「3つの壁」とその乗り越え方
私が結婚できないのはなぜ?
「『早く結婚しなさい』と言いながら、母が彼との結婚に反対するのはどうして…?」大好きな彼との結婚を反対されてしまうと、そんな悩みを抱えてしまう女性は多いと思います。
実は、女性には「結婚の障壁になるものが3つある」と、35年にわたる結婚相談業を通じて、のべ1200組以上に及ぶカップルを結婚に導いてきた、橋本きよみさんは言います。
橋本さんの著作『大人の婚活 結婚で幸せになれる人の賢い選択』(きずな出版)から、結婚を邪魔する「3つの壁」とその乗り越え方について見ていきましょう。
【結婚を邪魔する壁・その1】母親
半年前、橋本さんのところに結婚に対して積極的になれない娘さんを半ば泣き落としで入会させたほど、お子さんの結婚を熱望していたお母さんがいらっしゃいました。
しかし、このお母さん、結婚が決まりそうになるとお相手の方の欠点を探しては、破談にもっていこうとするのです。
「本当にそんな母親いるの?」と驚かれるかもしれませんが、成婚寸前の会員さん5人のうち1人の確率でこんなお母さんが出現します。
我が子の幸せを誰よりも願っているはずなのに、なぜ土壇場でそのような振る舞いをする母親が多いのでしょうか?
その原因は、無意識とか潜在意識など心の奥の深い部分で、過去から現在に至るまで続いている「現状を維持しようとする機能」が強く働いているからなのです。
人はなれ親しんだ日常が「変化」することを、リスクとして認識するようにつくられています。そのため、リスクを避けようとするのは自然な反応です。
そして親にとって、子どもが結婚するというのは大きな「変化」です。
「早く結婚して幸せになりなさい!」と、我が子の背中を押しながら、いざ結婚が実現しそうになるとそれを妨害しようとするのは、お母さんがその「変化」を本能的に避けようとしているからなのです。
理不尽な母親の妨害には、こうした心の作用があるのだということを知っているだけで、不必要に悩むことは避けられます。
そして、そんな母親のプレッシャーをはねのけるためには、それぞれお互いに感謝するようにしましょう。そのうえで娘のため、親のために互いに「これまでよくがんばってきた」と自分の頑張りも認める機会もつくりましょう。
母娘の関係にケリをつけて、やっと結婚への第一歩が踏み出せるのです。
【結婚を邪魔する壁・その2】親友
結婚を邪魔される存在は親以外にもいます。それは、「同じ独身の親友」です。
橋本さんが特に女性会員さんに口酸っぱくお願いしていることがあります。
それは婚活でいい方と出会い、その後もご縁が順調に進んでいるのであれば、成婚が決まるまでその進捗は同じ独身のお友だちや会社の同僚には話さないでほしいということ。
たとえその人が、唯一無二の親友であったとしても、です。
なぜなら、彼女たちはかなり高い確率でそのご縁を壊そうとするからです。
橋本さんは意地悪で言っているのではありません。たくさんの例を見てきた経験から忠告しているのです。もちろん、そんなことを言われても、素直に受け入れることは、相当難しいことだと思いますので、その理由を説明してもらいましょう。
男性の思考は「縦思考」、女性の思考は「横思考」といわれます。つまり男性と異なり、女性の思考は周囲の人と横並びであることを大事にします。
遠い昔、男が狩りに出ている間の留守を守る女たちは、互いに協力しながら、目立ちすぎず、遅れをとらず、周囲の人々と横並びでいることが自分の身を守る最良の方法でした。それがいまにも受け継がれているわけです。
独身者同士の友人関係というのは、この横並びの状態が保たれているのと同じです。
その中で、あなたが結婚するということは、まわりのお友だちには、「仲間内の中で一人だけ抜け駆けしようとする者がいる」という受け取られ方をします。当然、そこには強い抵抗が働きます。
娘のご縁を土壇場で壊すお母さんのように、人は同じ状態を維持しようと、あらゆる変化を拒否する習性があることは、お友だちの例でも同じです。
残酷なようですが、どんなに仲の良い親友でもこのような振る舞いをしてしまうのは、人間がもつ本能によるものなので、しかたがないことなのです。
「橋本さん、それはいくらなんでも無理です。特に親友のU子に限っては……」
しかし、何度も言いますが、実の母親でさえ、そうなることがあるのです。
よって、結婚するための準備や行動は、友人に言わずに水面下で進めていくことが大事なのです。
【結婚を邪魔する壁・その3】若いころの「好きの基準」
マッチングから、結婚を前提とした「真剣交際」へ進むか否かで、会員さんが悩むことはよくあります。その際、以下のような会話をすることが橋本さんは多いといいます。
「昨晩、あなたと交際中のYさんから真剣交際したいとの申し出がありました。それで、K子さんはYさんのことどう思っているんですか?」
「とても素敵な人だと思っているんですが、彼のことを〝好き〞かどうか?って考えると、自分でもどうなのかなぁ?って……」
「Yさんのことは、好きではないの?」
「いえ、好きは好きなんです。でも、いまの〝好きの度合い〞で、結婚前提のおつき合いに進んでもいいのかなぁって……」
「あなたの〝好きレベル〞って何が基準になっているのかなぁ? ひょっとして過去につき合った人で、一番好きだった男性と同じくらい好きになれないと、あなたの中ではその人のことを〝好き〞と認めていないんじゃないの?」
「あっ、そう言われれば、実際にそうかもしれません」
「いままで一番好きだった人は、あなたがいくつのときにつき合いはじめた彼氏なの?」
「えっと、あれは私が23歳のときでした」
このような悩みはK子さんに限ってのことではなく、これまでもたいへん多くの会員さんが抱えてきたといいます。
「私にとっての〝好き〞は、この程度のレベルの〝好き〞ではない」と女性は考えるので、たとえいい人とおもっていても“この程度の好き”のまま、結婚を前提とした交際をこれ以上続けるのはどうなんだろう、と迷ってしまうのです。
この悩みは、“好き”という感情のレベルを20代半ばくらいまでの恋愛経験を軸にイメージしているために生まれます。
女性は20代半ばくらいまでは初産に最も適した年齢ということもあり、人生において「惚れる力」が一番旺盛なときです。
その時期に感じる“好き”という感情のレベルは、とても強いものなのです。
そのため、恋愛へのエネルギーが落ちている30代の自分では、相応のギャップがあるのです。それを差し引いて考えないと、自分の気持ちを正確に理解することはできません。
若いころの「好きの基準」に邪魔されていたら、いつまでたっても結婚に踏み切れないのです。
いかがでしたでしょうか。このほかにも『大人の婚活 結婚で幸せになれる人の賢い選択』(きずな出版)には必ず結婚できる人の絶対ルール、モテ運を引き寄せる婚活の作法、残念な結末にしない婚活予防線など、何歳からでも実践できる「大人の婚活」を成功させる法則が満載です。「若くないけれど、今からでも結婚したい!」という方は、ぜひ手にとってみては。
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橋本 きよみ (著)
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