すべての女性におすすめ!恋愛の悩みの答えが必ず見つかる本【恋愛必読本8】
恋愛しているすべての女性に!
恋愛関連書籍を5000冊以上も読み込んできた藤本フランソワーズ先生が厳選する、コレを読めば恋が思い通りになり、恋愛を誰より深く語れる「恋愛必読本シリーズ」。
第8回目の今回は満を持して登場の、恋愛カウンセラーぐっどうぃる博士の『恋愛マトリックス』(SBクリエイティブ)です。
この本をおすすめしたい人
恋愛している女性、これから恋愛する女性……そんなすべての女性におすすめ
この本をひと言で言うと
恋愛に必要な知識はすべて網羅されている、総合参考書的な一冊
この本がおすすめの理由
数学で一番有名な参考書といえば数研出版の『チャート式』。
難関大学狙いなら青チャート、着実性なら黄チャート、数学が超苦手なら白、そして数学マニアなら赤……数学を学ぶ人は誰もが一度は手にしているのではないでしょうか?
その『チャート式』シリーズに相当するような、どのような恋愛の難題にも対応でき、確実に恋愛力が身に付く本が一冊だけあるとしたら……。
それがぐっどうぃる博士の『恋愛マトリックス』です。
恋愛を「片思い」「恋人関係」「復縁」「不倫」の項目に分け、豊富な図表を参照しながら解説。手軽に引きやすいインデックスを付け“例題(ケース・スタディ)”などで理解しやすく構成。
著者であるぐっどうぃる博士が生命科学の研究から得た知識を応用し発展させた、まさに恋愛における総合参考書といえます。
【この本のココがスゴイ!(1)】恋愛における人の心マトリックスとは
ぐっどうぃる博士は右の図表をもとに、恋愛における人のこころを説明しています。
ABラインは「子孫繁栄」=性的興味があるか、ないか
CDEラインは「自己維持」=自分の生存を助けるか、脅かさないか、脅かすか
人の心はおおよそすべて、このマトリックス上に表すことができると僕は考えている。(19ページより)
まずは見た目と距離によって恋愛対象かどうかを選別しています。それがこのABラインです。
恋愛対象になるのは見た目が第一です。そして、もうひとつ重要なのが「手にはいりそうで入らない距離」。
恋愛には相手との間に3つの距離「手に入らない距離」「手に入った距離」「手に入りそうで入らない距離」があります。
手に入らない距離の女性とはアプローチをしても振り向いてくれないなど、男性の努力の範囲を超えたところにある女性、いわば「高嶺の花」が該当します。
逆に手に入った距離にいるのは「自分のものになった」と男性が確信している女性です。
つき合う前もつき合っているときも、女性は常に「手に入りそうで入らない距離」にいることを意識してほしい。相手に「手に入った距離」にいると確信させてしまったら、女性は忘れられてしまう。そうなると、男性はほかの女性を探し始めたり、仕事や趣味、友達に集中したりするようになる。
だから、「手に入った距離」にいる女性は尽くすことをやめる、会っているときは楽しく過ごしても普段は連絡を控える、体の関係を持っても男性にあまり依存しないなど、彼に「自分に気があるのか、ないのか」と少しの疑問を残すようにふるまうことだ。(39ページより)
次に、恋愛マトリックスの右側、CDEラインについて解説します。
C 自分の生存を助ける……見返りを求めず、全面的に支えてくれる存在
D 自分の生存を脅かさない……負担にならない範囲や、メリットがある時に助けてくれる存在。これが一番多い
E 自分の生存を脅かす……最もストレスを与える存在
女性はいつのまにかEラインになっていることが多いので要注意です。
1)時間を奪う女性
2)お金を使わせる女性
3)男性を振り回す「小悪魔」な女性
4)自分に好きと何度も迫る恋愛対象外の女性
5)男性の責任を追及する女性
6)罪悪感を感じさせる女性
こういう女性に対して、男性は自分を守ろうとして警戒し始める。具体的には、本音を言わず表面的な会話しか交わさなくなったり、女性から何か嫌なことをされたりするのではないかとビクビクして、距離を置くようになる。(44ページより)
見た目で男性を惹きつけても長続きしないのはA・Eラインにいるからかもしれません。また、今は恋愛対象外のBラインの女性でも見た目を磨き、居心地を良くしてA・Cラインを目指すことにより彼の恋愛対象にエントリーすることが可能になります。
【この本のココがスゴイ!(2)】万事休す……崖っぷちの恋には「薄くつながる」駆け引き
片思いでしかも遠距離、一度振られた彼をあきらめきれない、別れた彼とよりを戻したい……ほとんど手の施しようのない恋に残されたぎりぎりの一手、それは「薄くつながる」という駆け引きです。
23歳のユリという女性は遠距離にいる彼に片思いしています。彼は勤め先に来ていた29歳の営業マンで、転勤になり会社で顔を合わせる機会はなくなりました。ユリさんの方から連絡がくると返事がありますが、彼から連絡はありません。しかも彼は彼女持ち。
この場合、ぐっどうぃる博士は以下のように回答しています。
薄くつながる関係とは、半年くらいかけて友達、これから仲のいい友達を目指し、長期的に相手が自分を好きになるきっかけを待つ駆け引きだ。うすくつながってる期間で重要なことは、彼に下心がばれないようにすること。彼がユリさんに好感を持つように努力し続けることである。(163ページ)
これは、彼のテンションが急に高まる瞬間、つまり「ティッピングポイント」にたどりつくまで地道に努力をする駆け引きです。
ティッピングポイントのイメージは「鹿威し(ししおどし)」。鹿威しとは竹筒に水が溜まっていき、いっぱいになると水の重みで反転して石を打ち、音を立てるアレのこと。水が満ちていくまで、彼との関係も表面上の変化はうかがえません。
ですが彼の中には「彼女と喧嘩した」「人間関係や仕事の変化」など、状況やあなたに対する見方が変わるきっかけも生まれてきています。そして、「何らかのきっかけ」があれば、確実につかむということ。
まさに徳川家康の「啼くまで待とうホトトギス」的な戦略。どうにもならない彼を攻略する手として、奇襲作戦や特攻作戦をとる人も多いけど、大抵失敗するのではないでしょうか。敵(彼)の様子を虎視眈々とうかがいつつ、また他の獲物を物色しつつ、辛抱強く待ちましょう。
この本のまとめ
男性はまず女性の見た目から、自分の性的興味の対象か、そうでないかを判断します(ABライン)。そして女性の内側から、居心地の良さや自分の味方であるかどうかを見積ります(CDEライン)。
人の心はどんどん変化することを知り、相手の行動を注視し、変わっていく相手に対して、自分がどうすべきか判断する。(199ページより)
この判断こそが男女の駆け引きの根幹だとぐっどうぃる博士はいいます。
天真爛漫に振る舞っているように見えて、実は全てが計算ずく。誰から見ても天使にしか見えないけれど、内面はしたたかな悪女になって彼を攻略しましょう。
藤本フランソワーズ (恋愛本マイスター)
京都の旧家出身の父から溺愛され、欲しい本は好きなだけ与えられて育つ。
元々恋愛論や恋愛小説は読んでいたが、失恋をきっかけに本格的に恋愛本に没頭する日々を送る。
敬虔なクリスチャンでもあり、生涯を賭けての目標は聖母マリアの愛を実践して生きること。
チャペルと大学図書館がお気に入りの場所。
■Blog:https://gothic-ribbon.me
■Instagram:https://www.instagram.com/fran_booklover_sapporo/
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